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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/03/10 Sat  10:36
『もどかしの、バレンタイン-1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

『もどかしの、バレンタイン-1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

イベント好きの原田だが、さすがに、このイベントばかりは少々躊躇する。
2月といえば、バレンタイン。
それを明日に控えた女の子たちが、最期の準備とばかりに群がるチョコレート売り場を横目で見ながら嘆息する。
『さすがに、あの中に入って行く勇気は・・・ねぇな。』
フウッとため息をつきながら、その横を通り過ぎる。
どうしたものかと考えながら、食品売り場へと足を進めた。
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■□■

「ただいま。」
マンションに帰り、中へ入る。
「お帰り、遅かったな。」
「食材の買いだしにな。」
ソファーに寝そべったまま、出迎えの言葉をなげる不知火に、買い物袋を掲げて見せる。
たいてい食材は、週末に不知火とまとめて買いだしにでかけるが、今回は、少しばかり切らしていたこともあり、仕事帰りに寄ってきたのだ。
それらを冷蔵庫に収めると、着替えるために、自室につながるリビングへ足をむける。
ふとその途中、不知火の顔を見て首をかしげた。

「不知火、おまえ、具合悪いんじゃないのか?」
こころなし顔が紅く染まっていて、ソファーからあまり動こうとしないのを不審に思い、近づいて額に手をあてる。
「んー、ちょい、だるいだけ、なんでもねぇよ。」
不知火はそう言うが、あきらかに、あてた手に伝わる温度がいつもより高い。
「じっとしてろ」
置きあがろうとする不知火の額を、そのままソファに押し付けて、棚の引き出しから体温計をとりだして不知火の口につっこむ。
嫌そうに口からだそうとするのを、阻止しながら、少しの間待つ。
ピピピと音がなると、口からそれを引き抜いて温度を確かめた。
「熱がでてるじゃねぇか。間接痛いとか、頭が痛いとかないのか?」
「うーん、だるいだけだって。」
「喉は?」
「ちょい痛い。」
「風邪だな・・・おまえ、そんなんで、こんなところで何もかけずに寝てるなよ。ひどくなるだろ。」
「だって、別に、そこまでしんどくなかったし。」
体温計を棚に片付ける原田を見ながら、いつもより浮いた声で答える。
「今からしんどくなるんだよ!ったく。待ってろ、今、部屋暖めてくるから。さっさと寝て・・・ってその前に、なんか腹に入れるもんだな。食欲は?あるのか?」
「んー、腹減った。」
「食えそうか?」
「うん。」
「よし、とりあえず、そこに寝転がってろ。」

足早に、不知火の部屋へ行き、エアコンのスイッチを入れ、電気毛布の線をさす。
それから、自分の部屋にいって急いで着替えをすませると、毛布を引き抜いて、不知火の元に戻った。
大人しく寝転がっている不知火に、毛布をかける。
「お粥でいいか?」
本当にだるそうにしている不知火の髪をかきあげて聞く。
「お粥は気持ち悪いから嫌だ。」
「はぁ?なんだそりゃ。普通、風邪の時は、お粥が一番食べやすいんだがな。」
「だって、白いし、味しねぇし、気持ち悪い」
「そうきたか。じゃぁ雑炊は?醤油と出汁で味付けて、卵おとしたやつ。」
「それならいい。」
「じゃぁ雑炊な。」
ポンポンと頭を軽くたたくと、立ちあがってキッチンへと向かった。


相変わらずの手際の良さで、片手間に、今日作る予定だったポテトサラダを作り、雑炊の仕上げに、解いた卵を流しいれる。
火を止めてネギを色よく上からちらし、不知火のいるリビングの机へと運ぶ。
「不知火、起きれるか?」
「あぁ。」
もそもそと、不知火が起き上るのを確認しながら、ポテトサラダも運ぶ。
「こっちは無理して食べなくてもいいけど、栄養が偏るから、できれば食べてくれ。」
「うん、食べる。」
少しまた熱があがってきたのか、ふわふわと、ゆっくりな口調で不知火が答えた。

鍋に入れられた蓮華で一口、口に入れる。
「美味い。」
「そりゃぁ良かった。」
原田は笑いかけると、もう一口口に運びながら不知火が聞く。
「原田は?自分の用意しなくていいのか?」
「不知火が寝てから後で食べるからいいよ。心配してねぇで、食べろ。」
「・・・ごめん。」
「気にすんな。」
原田は、不知火が食べ終わるまで待つと、もう一度、熱を測らせて、部屋につれていった。


※※※

原田は、自分の食事を終えると、喉に優しい蜂蜜レモンのシロップを作って、ついでに簡易の氷嚢を持って不知火の部屋へ向かう。
「不知火ー、生きてるかー?」
「うー。」
かなり熱がでてきているのか、苦しげなうなり声が帰ってくる。
シロップを乗せたお盆を机に置き、ヒョイッと氷嚢を不知火の顔に近づける。
不知火が、手をのばして氷嚢をつかむ。
「おい、直接つけるなよ。凍傷になるから。タオルを間にはさめって。」
「こっちの方が気持ちいい。」
「そりゃそうだろうけどな・・・」
仕方ないな、と困り顔をすると、ビーズクッションをひっぱって、ベッドの横に腰を下ろす。

「原田ー。」
「なんだ?」
「キスしてくれー。」
鼻声で、しんどいくせに、不知火が馬鹿な事を言う。
「馬鹿か、うつるからやだね。」
パシンと伸ばしてくる手をはたく。
「うえー、欲求不満で死ぬー。」
「そういう事を言えてるようじゃぁ、当分死なねぇっつうの。ほら、肩だすなよ。喉は?かわかないか?風邪の時は水分補給が一番だからな。」
「うー、喉いてぇ。」
ひきつった声がなんとも痛々しい。
はちみつレモンのシロップを入れてやると、一口二口、口に含んだ。
それから全部飲み干すと、また布団に横たわる。
動いてでた肩に、布団を引き上げてやりながら、額に手をあてる。
さっきよりもまた、上がっているようだ。

「インフルエンザじゃぁねぇとは思うが、明日、病院いけよ。」
汗でへばりついている髪をのけてやりながら、顔ぞのぞきこむ。
「嫌だ。」
「一緒に行ってやるから。」
「ぜってぇいかねぇ。」
ガラガラの声が子供のような事を言う。
「ったく、駄々っ子だなお前は。病院行って、ちょっと注射してもらえば、すぐ治るぞ」
「嫌だ。」
「治ったら、キスできるぞ。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・嫌だ。」
そこは考えるのか?と原田は心の中で苦笑する。
それでもやっぱり嫌らしい。
「・・・・分かったからもう寝ろ。」
子供をあやすみたいに、笑いながら肩をたたく。
「うあー。」
けだるい声でうなりながら、不知火が抗議にならない声をあげ、枕に顔をうずめた。

原田は、不知火が寝息をたてるまで横でつきそい、顔を覗き込む。
やっと、スースーと寝た音が聞こえ始める。
手からはなれて、落ちたタオルと氷嚢を起こさないようにつかむと、一度、部屋をでて、タオルを氷水でぬらして戻る。
子供みたいな顔をして眠る不知火の額に、そっとのせてやった。
「こうしてると、本当に、ガキみてぇなんだけどなぁ。」
そう呟いて、眠る不知火の頬にキスをした。


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十六夜桜(通称:野良猫)

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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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