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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/02/11 Sat  21:58
『今年も変わらずこんな感じで-2』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『今年も変わらずこんな感じで-2』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

「歳三さーん、総司くーん。お夕飯もうできるから、降りてきてちょうだい。」
ギスギスしていた合間を埋めるようにべったりとくっついて話をしていると、下から姉貴の声が聞こえてくる。
二人、顔を見あわせて笑った。

総司が、皿を重ねて、お盆に、皿とカップを乗せると、立ちあがる。
二人で階下を目指した。
「あっ、土方さん。気をつけて下さいよ。もう一回落ちて病院とか笑えないですからね。」
「おまえこそ、落とすなよ、それ」
めったに、運びものなどしない総司の手つきは、どうも危なっかしい。
カタカタお盆の中で食器の揺れる音がする。
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「大丈夫ですよー」
と言いながら振り向いた瞬間、お盆の上で皿がかたむく。
「わわわ」
とあわてて、総司がそれを持ち直した。
「お前が落ちても洒落にならねぇぞ」
「わ、わかってますよ」
今度はがっちりと、皿を固定しながら、前をむいて総司は答えた。



「あら、ありがとう。総司くん。ついでに悪いんだけど、ちょっと、家に戻って、近藤さんも呼んできてくれるかしら」
「はぁい、行ってきます。」
キッチンへ行き、皿を姉貴にひきわたすと、頼まれた総司が、玄関へと飛び出していく。
「歳三さん、悪いんだけど、彦五郎さんも呼んできてくれるかしら。外で柵の修理をしているはずだから」
「おう、わかった」
俺も、言われた通りに、義兄を探しに外へでた。



ようやく皆がそろって、テーブルにつく。
姉貴ができたての、年越し蕎麦をそれぞれの前に並べてくれる。
テーブルの中央には、おせち料理のあまりものと、ゆでたカニがおかれていた。
「近藤さん、いつもすみませんね。美味しそうな海鮮物を用意して下さるでしょ。食卓がうるおっちゃって嬉しい限りだは」
「いやいや、こちらこそ、これくらいしかできませんでな。毎年ごちそうになりっぱなしで」
そんな会話からはじまって、仕事の話からいつの間にか、剣術の話へと移行していく。
彦五郎義兄も、今でこそ、リゾート業界のトップを走る社長をしているが、昔は、近藤さんと並んで天然理心流を習っており、密かに師範免許をもっている腕の持ち主だ。
この話がはじまると、それはもう、義兄も近藤さんも、ついでに総司も熱を入れて話しだす。
おかげで、いつも和やかな空気が流れ、いつまで立ってもリビングで談義がくりひろげられるのだった。



夕食を終え、うとうととソファでまどろんでいる総司をそっとゆする。
「総司、初詣行くのか、いかねぇのかどうするんだ?寝るんなら、俺の部屋で寝ないと、今日は運んでやれねぇぞ」
「んー、行く」
寝むそうに、目をこすりなが身体を起こす。
「眠いのなら、明日でもかまわねぇぞ」
「やだ、明日はあまり時間ないもん」
あくびを一つすると、ほっぺたを叩いて、覚醒をうながす。
熱いお茶を一杯飲んで、俺から受け取ったコートをはおった。
「歳三さん、神社に行くのなら、これ、お返ししてきてくれるかしら。それから、来年用のお守りを買って来てくれると助かるんだけど」
「わかった」
姉貴からお守り類をうけとって袋に入れると、玄関へと向かった。

「寒っ」
外にでるなり、総司が肩をあげて、ダッフルコートの帽子で首をかくす。
「風邪ひかないように、気をつけてくれよ」
持ってきたホッカイロを総司に手渡すと、白い息をはきながら、それに顔をうずめた。
「心配性だなぁ、土方さんは」
帽子をかぶり、ホッカイロを握りしめた総司がスタスタと前を歩く。
道なりをいき、角をまがったところに、神社がある。
寒空に、夜遅くであるにもかかわらず、正月を待ちかねた人々が境内に集う。
小さい神社ではあるが、それなりの盛況をみせていた。

夜店なども立ち並び、参拝の列もできはじめている。
「とりあえず、並ぶか」
「その前に、あれ」
予想通りの行動に、俺は口をあける。
俺のコートをつかみ、指さされた先には、キラキラ輝く、紅い林檎飴。
ハァっと1回、ため息をついた。
眼と眼がぶつかる。
総司の眼は、林檎飴以上の輝きを放って俺を射抜く。
俺がそういう表情に弱いとわかってやるから、たちが悪いのだ。
この寒い中、あったかいものでも頼むのならまだしも、と思いつつ、仕方なく恵んでやることにする。
林檎飴をうけとると、嬉しそうに、俺より先に歩きだし、参拝の列の後ろに並んだ。

さっそく袋をあけて、びっしりとついた紅い飴にかぶりつく。
上の方に固まった飴がパリンと割れて、総司の口に納まると、ゴーンゴーンと除夜の鐘がなりだした。
しばらく、その音を聞きながら、時計を見ると、針は丁度0時を示す。
周りでは、あちらこちらで、「あけましておめでとう」の声が聞こえ出した。

「ひじゅかたさんあへまひておめへとうほざいまふ」
総司もまたそれを口にするが、何せ、口の中は割れたばかりの大きな飴でしめられていて、唇の隙間から、見えたり隠れたりをくりかえす。
俺は眉根をよせると、指を総司の口につっこんだ。
「にゃにしゅるんでふかっ!!」
ぐいっと口をおしあけると、総司のくちの中から飴をとりあげる。
「あーっ、もう、土方さん。何するんですかっ!!」
「おう、その口でもう一回ちゃんと言え」
網抗議をする総司を凝視していう。
「はぁ、もういちいち細かい人ですよね。あけましておめでとうございますー。今年も宜しくお願いしてあげてもいいですよーだ」
総司がいいながらアッカンベーをして見せた。
「そりゃぁこっちの台詞だ、ばーか」
開けられた総司の口にとりあげた飴を戻してやりながら、汚れてない小指で、おでこをはじく。
そうして飴で汚れた指を舌で拭った。

パリパリと総司の口の中で潰れる音がする。
除夜の鐘がどれだけ鳴っても煩悩は消えてくれそうにない。
今年も総司に振り回される1年が始まった。

列が前の方に進むと、後ろからの押しが強まって、てんやわんやだ。
「土方さん、大丈夫ですか?」
何がどうなっているのかわからない状態なので、ここぞとばかりに手をつなぐ。
俺の腕のことを気づかって、総司が押してくる人を睨みながら、隙間を作ろうと奮闘していた。
ようやく、本殿の前に立ち、願い事を終えてぬけだすと、早くも0時半をまわっていた。
「さすがに、疲れたなこりゃぁ」
「でも楽しかったですよねぇ。公衆の面前で手もつないじゃったし♪」
握っていた感触を思い出し、ホクホクと総司が答える。
「まぁな、でもまだ、お守りも買いにいかなきゃぁ、ならねぇよなぁ。」
「僕、行ってきましょうか?」
いつも以上に殊勝な総司が、骨折の事を気づかって言ってくれる。
「いや、一緒に行く。またお前に迷子にでもなられたら困るからな」
総司を見てニヤリと笑う。
「なりませんよ。土方さんのバカ!!もう子供じゃないんですから」
バシンと総司の手が俺の肩をはじく。
昔、まだ総司が小さい時、こんな風に、俺と、近藤さんと三人で初詣に来て、人ごみにおされて総司が迷子になった。
虚勢をはって、必死で泣くのを我慢していたくせに、見つけて手をつないだ途端に総司は泣いた。
泣きたくないと本人は思っているのに、零れる涙。
置いていかれることが怖かった。
総司はいつも、俺の前でばかり泣く。
俺に泣き顔を見られることが一番嫌だと思っているのに、俺の前で泣く。
総司が人生の汚点と思っているうちの一つの話だ。

「いてえって!!」
「わーぁぁぁごめんなさいっ!!大丈夫ですか??」
条件反射のように、俺が痛いと言うと反応する。
俺は思わず、笑う。
よほど今回のことはこたえたらしい。

「お前、へんに反応しすぎだろ。それくらいじゃぁ、どうもならねぇよ。ほら、行くぞ、総司」
今度は先に俺が歩き出す。
「ちょっと待って下さいよ、土方さん−、本当にはぐれたらどうしてくれるんですかっ」
「その時は、また探しに行ってやるよ。お前が泣く前にな」
「もうっ、泣きませんよっ!!子供じゃないんですからっ!!」
人ごみの中、俺の腕を総司がつかむのを確認すると、お守り授与の場所を目指して歩きだした。


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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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