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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/02/06 Mon  23:21
『今年も変わらずこんな感じで-1』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『今年も変わらずこんな感じで-1』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)


年末の年越しを迎えようという頃、ようやく俺は病院を退院することができた。
頭を打っているための様子見もかねて入院していたが、大丈夫だろうということでの退院だ。
総司とのひと悶着の末、階段転落。
我ながらふがいないの一言につきるが、おかげで、仕事放棄で総司と長く時間を過ごすことができた。
まだ、骨折の完治はしていないが、時々通院すればよいとのことで、こうして家に帰ってきたのだ。
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一緒について帰って来た総司が俺の部屋で、俺より先にベッドにつっこむ。
ゴロンと転がって嬉しそうに笑った。
「お前、大掃除はちゃんとしてきたのか?」
足しげく病院に来ていた総司だ。
毎年、近藤さんのところの大掃除はけっこうな手間がかかる。
何せ、道場も併設している為、とにかく広くて、拭き掃除だけでも骨が折れる。
門下生も手伝って掃除をするのが恒例で、俺も毎年足を運んでいたが、今年は、こんな状況なので行くことができなかった。

「しましたよーだ。自分の部屋とか、お風呂とか、道場の拭き掃除もちゃんとしてきましたもん」
フフ、と枕を抱きしめて布団に埋もれる。
俺は、デスクの椅子に腰かけて、骨折していない右手で、肘をつき、総司を見る。
「あっ、せっかくだから、土方さんの部屋も掃除してあげましょうか?」
コロンと転がって、肘をつくと、足をバタバタさせながら、上目遣いに覗き込む。
「・・・遠慮する」
一瞬動きを止めて、考えて、口早にそう告げる。
「えー、僕がせっかく、してあげるって言ってるのに」
「うるせぇ、お前にまかせると、いらんものまで見つけられそうだからな。」
「ムッそう言われると、ますますしたくなりました。こうなったら、徹底的に掃除をしてあげますよ。」
起き上って、フンっと腕を組むと、廻りを見渡す。
グイッと腕まくりをすると、さっそくとばかりに物色を始めた。


整理からとか言いながら、ガサゴソとクローゼットや引き出しをさぐる。
「総司、おまえなぁ、掃除してんのか、散らかしてるのかどっちなんだ」
「もう、いいじゃないですか、ちゃんと後で片付けますって」
戸棚の中から、句をしたためた和綴りのノートを見つけ出すと、その場に座り込んで、読みだす。
本当なら、すぐにでも取り上げてしまいたいところだが、ここはあきらめて、大人しく提供しておくことにした。
はじめは、取り上げてやろうと思ったものの、読みだした総司の顔があまりに楽しそうなのでつい、放置したのである。
どうせ、言われることはわかっている。

「土方さんて、相変わらず、どこまでも下手くそですよね」

ほらきた、と俺は思う。
散々人に下手くそというわりには、暗記するくらい読んでいるのだから、いったいどっちなんだ?と毎度のごとく思う。
「うるせーっ」
総司が出した本を片手で本棚になおしながら言う。
「それにしても、土方さんって梅の花、好きですよねぇ。どんだけ?ってくらい出てくるんだもん」
「いいじゃねぇか、まだ冷たい空気の中で、凛と咲く白。派手な花じゃぁねぇが、確かに咲いて、誇り高くて、背筋を一本通したような空気を感じるしな。」
「ふうん、まぁ、言われてみればそうですよねぇ。あっ、土方さんも梅が好きなんですよ」

ややこしいが、これは総司の好きな幕末の土方歳三のことをさしている。
うれしそうに顔をあげて俺の顔を見る。
彼の句にもよく梅がでてくるらしいというのは、総司のうけうりだ。
「一緒で悪かったな」
持ち上げた本の平たい部分で、ポンと優しく頭をたたく。
「あれ、拗ねてます?」
「拗ねてねぇよ」
総司がパタンとノートを閉じて、立ちあがる。
「本当かなぁ」
フフフンと身体をかがめて俺の眼をのぞきこもうとする。
俺は少しばかり唇をとがらせて、総司を睨む。
総司は、クスクス笑いながらノートをもとの場所に戻すと、力いっぱいもう一度腕まくりをした。
「はぁ、満足。やっぱり土方さんの句はへたくそゆえの安心感がありますよねぇ。よし、じゃぁ掃除開始ーっです」
褒められたのか?けなされたのか?よくわからないものいいだ。

なにはともあれ、どうやら、掃除をするのは本気だったらしい。
部屋をでて、ダダダダっと階段を下りると、姉貴から、雑巾やらバケツを借りて戻って来た。
雑巾を絞って、拭き掃除を始める。
意外に真面目に掃除をする図は、なんとなく落ち着かない。
何せ、いつもの総司といえば、まず、ほんの数分で根をあげて、「もう、めんどくさい」と床に転がるのがお約束だからだ。
日をまたげば正月。いろんな意味で、下心が見えて、素直に喜べないのが痛いところだ。
俺は、引き出しの中等、細かいところを片付ける。
その横で、総司は拭き掃除や、大きな部分を、ちらちらと片付けてくれた。

道具類を返して戻ってきた総司が、かわりに、一口サイズの和菓子と飲み物を受け取って帰って来た。
机の上に、ヨイショっとお盆を置く。
「おっ、すまねぇな」
俺の目の前に、湯のみにいれたお茶をおき、自分の前にもセットして座る。
「ふふ、またあーんしてあげましょうか?」
木製の小さな楊枝を手にもって、先を俺にむけながら、ニヤニヤ笑いながら総司がいうので、机の下から足で向かいに座る総司を蹴る。
「もういいってそれは」
病院で散々やられて、やっと解放されたところだ。
当分、それはご免こうむりたい。
「もう、蹴ることないじゃないですか。手が動かないからって足で訴えないでくださいよ。」

俺が嫌がることを知っていて言う総司の顔は、ムカツクくらいに悪戯っ子の表情だ。
大抵のことでは俺に負ける総司は、少しでも俺が嫌がることをみつけると、しつこいくらいそこをつつこうとしてくるのだ。
「蹴りたくもなるってんだ」
「いいじゃないですか、ラブラブで」
和菓子に楊枝をを突き刺すと、楽しそうに自分の口につっこむ。
「んーっ、美味しいなぁ。○○のお饅頭。和菓子の中では一番ですよねぇ」
「ったく、本当に幸せそうな顔して喰うなおまえは。」
総司が頬を上気させて、ホオッと笑んでほっぺに手を添える。
「だって美味しいですもん。」
さらにもう一口つっこむ。

「あっ、ノブさん、もうおせち料理だいぶ作りあげてましたよ。いいですよねぇ、栗きんとん」
自分の皿の上の和菓子を食べ終えた総司が、俺の皿の上に眼をうつす。
まだ、ひとつ、皿の上に残るそれをじいっと凝視した。
俺は苦笑しながら、総司の皿に、残っている和菓子をのせてやる。
フフフと満足げに笑って、楊枝を動かす。
「ったく、毎年、栗きんとんばかり食うから、他の人にあたらねぇったらありゃしねぇ。毎年、姉貴、お前のせいで2瓶も買ってきてるんだぞ」

総司のおせち料理は、1の重がまさにメインイベントだ。
むしろ、それだけでいいと豪語してやまない。
いわゆる、花型てきなカラフルな食材がならぶあの重だ。
色とりどりのかまぼこや、焼き海老、栗きんとんなどが並ぶ華やかなお重。
特に栗きんとんは、総司の一番のお気に入りだ。
真っ先に手をのばし、栗の塊ごと、ごっそりと皿に取りあげてしまうので、うかうかしていると、一口もあたることなく、総司の胃の中に消えてしまう。

毎年、正月はうちでやるのが恒例だ。
近藤さんは独り身だし、お手伝いさんにも休みを出すため、近藤さんも総司も31日の夜から泊まりに来て、一緒に年越しそばを食べ、正月も一緒におせち料理をつつく。
料理の好きな姉貴は、腕がなると、喜んでいるし、義兄も、近藤さんと剣術の話などに花を咲かせるのを楽しみにしているのだ。

そうして、2日目は、門下生が挨拶に来るため、今度は近藤さんのところで過ごすのが恒例だ。
総司の姉のミツさん夫妻も訪れ、互いのおせち料理を持ち寄ってささやかな宴を催す。
独り身の永倉をはじめ、昔からのメンバーも参戦して、賑やかしく過ごすのだ。

「おせちのお重の中身が三段共栗きんとんとかだったら、幸せなのに」
一面に黄色くこんもりちめられたお重が3つ並んでいる図を想像して、思わず、俺は眉をしかめた。
おせち料理と言えば、断然、二段目、三段目の煮しめなどの、昔ながらの食材の並ぶ部分が好きな俺としては、そんなものがでてきたら、本気でへこむ。
地味とはいえ、手の込んだ、時間のかかる食材の、あの味を、一つ一つ、少しずつ楽しむのが、おせち料理の醍醐味なのだ。
「ちょっと、やな顔しないで下さいよ、せっかく、僕が夢を語ってるのに」
もうっ、と総司が頬をふくらます。
「だって、おまえ、そんな甘ったるいおせち料理、もはや料理じゃねぇじゃないか」
「いいじゃないですか、栗きんとんで。あーでも仕方がないから、黒豆さんくらいは、場所をゆずってあげてもいいですよ。でも汁がつくと嫌だからなぁ。しっかりしきっておかないと。」
黒豆も、甘い食べ物なので、総司の好物のひとつだ。ただ、栗きんとんと黒豆がまざるのはどうにも許せないと豪語する。
去年もそれで、ドッキングしていた部分をわざわざこそぎとって、俺の皿に「あげます」と親切そうな顔をしてのせてきた。


「はぁなんかもう1年が終わりなんですねぇ。」
油断していると、総司の話は、いつもいろんな方向へ飛んでいく。
おせち料理の話にあきた総司は、今度は感傷的なしゃべりくちで話をきりだす。
「そうだな、まぁいろいろあった1年だったが、来年は、もう少し一緒に過ごす時間も作りたいところだが、お前の受験があるしなぁ」
話がいろいろと飛んでいくことに慣れている俺は、すんなりを話をそれにあわせる。
「うえーっ、そういう話はしないでもらえます?一緒に過ごすーだけで止めて下さいよ。」
嫌そうな顔をしながら、顎を机にのせて睨み上げてくる。
「現実は避けては通れねぇんだぜ」
クククと笑いながら俺は、お茶を口に含んだ。
「そんなもの、見えません。見えない、見えない見えなーい」
と、総司は手で自分の顔をおおっておどける。
「じゃぁ、囁いてやろうか?」
ヨイショと立ちあがり、総司の横に移動する。
「現実は、避けては通れねぇんだぜ」
つっぷす総司の耳元に、低い声で囁いてやる。
「きこえませんっ!!いい声でささやいても駄目です!!」
俺がのしかかると、キャァキャァ叫びながら、床につっぷす。
「ばーか」
骨折していない方の手を伸ばして、総司の頭をくしゃくしゃと撫でた。


「あっ、ねぇねぇ、土方さん。今日の夜一緒に初詣いきましょうよ。」
床につっぷしたまま、コロンと転がり、仰向けになって俺を見る。
「これでか?」
片方つるした腕を総司にみせる。
「うっ、うーん」
そうだった・・・!!と総司がうなる。
「まぁいいか、行くか。運転はできねぇから、近所の神社になるけどな。近藤さんたちも誘うか、それとも二人でいくか?」
「やった!!えーっと、えっーっと。近藤さんとも行きたいけど、でも・・・二人がいいです。だって久しぶりのデートだもんね」
「そうだな」
無傷の右手で、総司の腕をひきあげる。
身体を起こした総司が俺の腕の中におさまって、笑いながら見上げるその可愛さに、俺は唇を重ねた。


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