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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/02/02 Thu  23:35
『X’mas、大人への階段?-3』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。


『X’mas、大人への階段?-3』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)


翌日、不知火は、ホテル近くの広場で原田を待っていた。
昨日、誕生日プレゼントにもらったipodを携帯し、イヤホンを耳にいれて原田が来るのを待つ。
原田が、午前中に少しだけ、片付けておかなければいけない仕事が入ったため、どうせなら、デートっぽく待ち合わせをしようということになったのだ。
行きかう人を見ながら待っていると、向こうの方から不知火を探し、歩いてくる原田が見えた。
イヤホンをはずし、手をふると、原田がみつけて走ってくる。
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「わりい、ちょっと、遅れたな」
時計を見ながら謝る。
「別に」
ほんの数分だ。
むしろ、いつも家から一緒にでるだけに、待ち合わせということ事態が新鮮で楽しかった。
そうとなれば、相手が遅れてくるというのもまた醍醐味とも思える。
それにしても、二人あらためて並ぶと、服装の趣向が違いすぎてとてもちぐはぐして見える。
かたや原田はカジュアルながらもスーツ姿で、ドレープのきいたビロード生地のシャツの上にジャケットをはおり、その上から、襟が大きく丈は短めにしたてられたダブルのトレンチコートを着て、いかにも大人のスタイリッシュさを感じさせる。
一方、不知火はゆったりとしたVネックのニットにジーパンで、黒のモッズコートをはおる、いかにもという感じのカジュアル仕様だ。


これでスーツを専門に扱うブティックに入るのは、あきらかに場違いのようで、もうひとつ敷居が高く感じる。
すっかり借りてきた猫のように小さくなって、原田の後ろについて入った。
「あら、いつもありがとうございます」
馴染みの店らしく、店員が原田をみつけて挨拶をしてくる。
「今日は、どんなのをお探しですか?」
「いや、今日は、こいつのスーツをみつくろいにな。」
後ろにいる俺を指さし、気さくに原田が答える。
「あら、いい男じゃないの。すすめるのにも腕がなるはね」
不知火に眼をむけて上から下まで眼で追うと、店員がよろしくねと笑った。

「どんな感じのスーツがいいのかしら。」
「まぁ、そうだな、ちょっといい店に食べに行く予定だから、とりあえず、カジュアルスーツでいいんだが、後のち着ることも考えて、それなりにフォーマルでも着れそうなやつがいいな」
「スーツは初めてなのかしら」
「だな、とりあえず制服ブレザーくらいしか着たことのない感じ?」
原田が言うと、驚いたように店員が原田と俺を見る。
「なに、高校生?原田さんとこの学校の子?」
「そっ、生徒兼、俺の恋人」
「あはは、やだ、言うわね」
ドキリとする言葉に不知火が眼を見開いたが、店員は、特にそれを信じた風でもなく、原田の腕をたたく。
それを見て『あぁ、そうか。冗談だと思われるのか』と不知火は胸をなでおろす。

そうこうしていると、店員が、不知火を見て、似合いそうなものをいくつかみつくろって出してくる。
「スーツでもいろいろ形があるけれど、どんなものがお好みかしら」
不知火の方へと店員がなげかけるが、さっぱり分からない不知火は、後ずさりしそうな勢いで、壁にはりついている。
「不知火、なんか、こんなのがいいとかあるか?」
原田が聞くと、無言で首をふる。
「俺的には、ワンボタンのかっちりしたやつが似合いそうな気がするけど」
「あっ、わかる。いい身体つきしてるから、身体の線のでるものでもいけそうだものね。待って、じゃぁ、これなんかどう?」
そういって出してきたスーツを見て、原田もうなずく。
「不知火、ちょい、試着してみろ」
もはや、口答えも、不平すらもうかばない不知火は、言われるがままに、試着室に入り、言われるがままに、着替えるしかない。
学校のブレザーよりも幾分大人っぽいいでたちに、鏡の前で、うわぁと一人で口をあける。

「どうだ?着れたか?」
原田が顔をつっこんで覗き込む。
着替え終えているのを確認すると、カーテンを開いた。

「あら、お似合いだはね。」
店員も、不知火を見て、首を縦にふる。
「これでいいんじゃね?」
原田が満足そうに首を縦に振る。
「それにしますか?だとすると、あとは、ネクタイかしら。ワイルドな感じがあるから、こういうのもいいかと思うけれど」
ノーマルなネクタイとともに、革製のネクタイを出してくる。
「皮?」
「そうなのよ、いいんじゃないかしら。結婚式用とかなら、ちょっとお勧めできないけれどね」
「食べに行くだけだし、大丈夫だよなぁ」
そう言いながら、原田がネクタイを不知火の首にまわすと、慣れた手つきでネクタイを結ぶ。
キュッと奥まで締めてから、指をあてて、少しひっぱり緩めにくずした。
シャツも、いつも不知火が制服を着ている時のように、上の方のボタンをいくつかはずす。
そうすると、ちょっとばかり不知火も心が軽くなる。
とりあえず、きっちりと締めていたシャツがなにより窮屈で仕方なかったのだ。

結局そのままそのスーツに決めることになり、勘定をすませる。
店員に見送られ、ブティックを後にした。


まだこれからディナーが待っているのかと思うと、足取りが重い。
「意外に似合ったな」
原田が意地悪く笑いながら嬉しそうに不知火を見た。


ディナーの時間までまだ時間がある。
途中いくつか他の店ものぞきながらイルミネーションを実施している会場へと向かった
ほどよく空も暗くなり、いよいよという時間。
並木道に、無数に広がるライトの点灯が行われると、待ち望んでいた人々が歓声をあげる。
不知火と原田も、それらを見上げ、顔を見合わせた。

原田は、携帯を開いて、カメラモードにすると、綺麗なイルミネーションをカメラにおさめた。
少し歩き、思案しながら、時おり原田が携帯をあける。
手の中で、開いては、閉め、開いては閉めるを繰り返した。
そして、意を決したように立ち止ると、携帯を開き、カメラを起動する。
少し廻りを見渡してから、不知火に手招きをする。
「なんだ?」
首をかしげながら近づくと、原田が腕をのばし、携帯を遠くでかまえる。近づいた不知火を密着させると、勢いよくシャッターをきった。
「はは、不知火、ぶっちょう面すぎ」
画面に映し出された画像をみて原田が笑う。
「原田が何も言わずにシャッターをきるからだろ!!」
「そりゃそうだ」
そう言いながら、嬉しそうに、携帯をとじる。
「なぁ、それ後で転送してくれよ」
「いいぞ。ついでに、店とか、ホテルでもとろうぜ。」
「おう」
こういう時の原田は子供みたいによく笑う。
いつも散々、不知火がガキ扱いされているのに、おかしな話だ。
その後も、ゆっくりと、光り輝く並木道を通りぬけていった。





入口でチケットを見せ、通された展望ダイニングは、宣伝のふれこみのとおり、完全な個室になっていて、大きくとられたガラス窓から、二人並んで夜景が見渡せるようになっている。
よくある対面式とは違い、肩を並べる形になっているのは、肩苦しさがなく、少しだが、緊張感を忘れさせる気がする。
「すげっ」
座る前に、思わず、眼下を見下ろした。
店員が椅子をひいて、座りやすく誘導してくれる。
腰をおろしてもう一度、眼下を見下ろす。
飲み物の注文をすますと、原田も、同じように下を見下ろした。
先ほどのイルミネーションなど比ではないと思うほど、美しい光景が広がる。
まるで巨大な宝石箱を開いたような光の渦。
「すごいな、こりゃ」
東京いちえんを我がものにしたようなビューを見ながら、フランス料理を頂く。
おもいっきり贅沢な楽しみだ。
しばらく、それらに見入っていると、飲み物と共に、スープや前菜からコース料理が運ばれてきた。

「なんだこの数。一本じゃねぇの?」
「違うんだな。魚用、とか、肉用とか、ひとつの料理ごとに、どんどん使うものをかえていくんだ。とはいっても難しく考えることはない。ようは、外側から使っていけばまず間違えることはない」
「外から?」
「そっ、ちゃんとそういう風に並べてくれてるからな。食べてる途中で、手を休めるときは、皿の上に、ハの字で置く。で、食べ終わったら、そろえておく。もしも、落としてしまった時は、静かに、手をあげて、ウェイターに来てもらって拾ってもらう。自分でとったり、声をだしてとるのは良くない」
「はぁ、なんか、めんどくせぇ」
次から次へと、でてくるマナーに、不知火は、途方にくれながら、天井を仰いだ。
「ははは、まぁ慣れないうちは、どうしてもな、肩苦しく感じるが。そうはいっても、最大のマナーは美味しく楽しくいただくこと。これなら、いつもとかわらねぇだろ?」
「でもマナーを破ったらだめなんだろ?」
「そりゃぁまぁな。でも相手や環境にもよるだろうな。それこそ、大切な取引先の相手と一緒とか、失敗できない場面なら気も使わなけりゃいけないが、普段一緒にいるようなやつとかと一緒の時にまで、気を使って食べてるほうが、面白くないってもんだからな。周りに気をつかって、音をだしたり、大きな声をださないってことくらいは、気をつけたいが、正直、普通の店とそうかわるわけじゃない。まさに今日がそうだろ?いるのは俺だけだしな。一応、一通り、マナーは覚えておくにこしたことはないから、いろいろ言うつもりはしてるが、間違ってようがなかろうが、気にせず食べればいいさ。不知火がいっぱいいっぱいになって食べてるのを見て食べるってのは、俺だって味気なくてしかたないんだからな」
言った通り、原田は別段、ちくいち注意をすることもなく、今のは、こうすればいいとか、こういう風にすれば綺麗に見えるといったアドバイスをするだけで、それ以外は、普通に近くのファミレスなどに入った時のようにいろんな会話を楽しんだ。
緊張している不知火の為か、原田は、いつも以上に、気さくに話をした。
はじめはどうにも落ち着かなかった不知火だが、食べているうちに、運ばれてくる料理の美味しさと話に心をなごませた。
どれもこれも、見た目、味ともに絶品で、こんなにいいものをもらって良かったのか?と思うほど満足のいく内容だった。


食べ終えて、ホテルの部屋へと入る。
皺にならないように、スーツをぬいで、さきにやることを片付けてゆっくりしようと、お互い風呂にもさっさと入ってすませた。
洗った髪をふきながら、原田が冷蔵庫からビールをとりだす。
グラスをひとつ、手にしてテーブルに置くと、半分ほどそこにうつして、不知火の前においた。
「一杯だけな。まだ高校生のぶんざいだから本当は飲ませたくないが、二十歳になった祝い酒ってことで」
「まじ?いいのか?」
つねづね美味そうにビールや酒を飲む原田を見ていると、どんなものかと興味がわいて仕方が無い。
だが、原田がしっかりと眼を光らせているし、そもそも教師である為、不知火の行動いかんでは、原田の立場が危うくなる。
それは駄目だと、不知火も思っているので今までずっと我慢をしていた。
「今日だけだぞ。あとは、卒業するまで却下だからな」
原田が缶を持ち上げる。それにあわせて不知火もグラスをあげてカンっと打ちつけた。
はじめてのビールを口に含む。
「苦っ・・・でもうめぇな」
「一気に飲むなよ、急性アルコール中毒にでもなったら話しにならねぇからな」

ドライヤーをコンセントにさし、かわかしながらさらにもう一口含む。
いつもと違うところにいることもあり、気分が高揚している。
朝から動き回っていたこともあり、喉を通る炭酸がとても心地よかった。


ほどよく気持ちよくなったところで、ベッドの中へと転がりこむ。
ツインの部屋だが、あえて、同じベッドにもぐりこんで二人で詰めあいながらスプリングの感触を確かめる。
「んっ」
ベッドの中でゴソゴソと動きながら向かい合ってキスをする。
チュッと何度も音をたてながら、腕をからませてお互いの感触を楽しむ。
手を胸元にはわせ、バスローブの布の上から、不知火の親指が、キュッと先端を探しだして、刺激を与えた。
その間にも、唇はまだ交わったまま、熱い吐息をもらしている。
ほんの少し、アルコールに満たされたせいか、不知火の手の動きは、いつもよりも、躊躇が無く原田をとらえてくる。
原田ももまた、その感触を熱く感じた。
1枚の布すらもどかしく、不知火は原田のバスローブの帯をとく。
露わになった上半身の形を確かめるように、手のひらがすべり、触れる、触れないの瀬戸際で、肌をなぞる。
「んっ・・・・・」
そのこそばゆい感覚に、ぞわりと原田の肌が震える。
腰元まで指をすべらせると、ゾクリと腰をゆすった。
さらに、指をすべらせて下からバスローブの裾をめくりあげる。
と、不知火が、どこまでも肌の上をすべり、ひっかかるであろう布の感触がないことに気づく。
そうすると、嬉しげに抱き寄せながら、ニッと口角をあげて原田を見た。
「すごい、やる気まんまん?」
布をまとわない、尻の腹をつかみながら、顔を覗き込む。
「五月蠅い」
と原田が不知火の髪を引っ張ると、頬をそめて顔をそらす。
原田の場合、怒ることは、同意を意味する。心をより上気させながら、不知火は、自分の指先を口に含み、よく濡らすと、その指を原田の後ろへと回して、その奥へと滑り込ませて触れた。
「っ・・」
ゆっくりと、回すように、奥に指を滑らせて、入口をなぞる。
そうしながらも、感じて、ツンと膨らんだ胸の先端を舌で転がした。
「うあっ・・・んっ・・」
チロチロと舐め、甘やかすように転がしながら、時折、やんわりと歯をたてる。
「いっ・・・っ」
下から、中へと指先でつきあげながら、胸元を刺激する。
くっと中で指先を曲げられて、原田は逃げるように、不知火の下でもがき、伸ばした腕が、不知火の肩をかく。
少量のアルコールに浮かされる身体とは逆に、脳裏は酔わずに、はっきりとして、それが余計に不知火の些細な動きにすら身体が敏感に、刺激に反応させる。
不知火は、もう片方の手をのばすと、原田の下半身へとふれた。
すでに持ち上がったその部分を手のひらでつつみこむ。
「ふっ・・・・・うっ・・・・ぁ」
三点から責められ、どこへ逃げたらよいのかもわからない。
「や・・・めっ・・・」
原田は腕をのばして、不知火の手をのけようと動く。
手が届くかと思った時、不知火が、意地悪く後ろから中へといれた指の数を1本増やし、さらにそこを押し広げる。
「あぁっ」
ビクリと跳ねた原田の腕が到達できずに、空を握って落ちた。
十分にそこが広がったのを確認すると、ゆっくりと指をぬいて、原田の足を持ち上げる。
「早く・・」
思わず、口が、不知火を誘う。
不知火はぴったりと屹立した自分自身をそこにそえ、傷つけないように、ゆるやかに腰を動かした。
「うあっ・・・・あぁっ」
メリメリと、裂かれそうな感覚が原田を支配して、収縮し、入口を閉ざそうとする。
グッと奥へつきすすみながら、気をまぎらわせるように、もう一度唇をふさいだ。
唇の感触を好む原田が、無意識に、不知火の唇にしがみつこうと顔を動かす。
「んんんっ・・」
けして指の届かない奥を刺激され、身体が痙攣する。
「原田、感じすぎ・・・」
引きちぎらん勢いでしめつけるその痛みに、不知火が眉をよせた。
この瞬間だけ、余裕をなくした原田が、不知火の腕の中に落ちてくる。
奥まで深くつながり、良い場所をさぐるように、身体をうごかす。
「い・・・ぁっ、はっ・・・・ぁ、しらぬ・・・い」
なお呼ぶ唇を閉ざし、そむけられた耳元をはむ。
「んんっ」
量は少なくても、飲むスピードがいつもより早すぎたのか、熱くなった身体だけが意識を手放して、不知火を求めた。
こそばゆさに、さらにそらされた首筋の、筋の浮き上がった部分に、唇をあてて、強くすいあげる。
ほんのりと赤い花が、白い肌の上に咲く。
「原田っ」
耳元で名をよぶと、ゾクリと胸を突き出して震えた。
酔いとは別に、こうして、回を重ねる度に、原田は不知火の手の中で、乱れやすくなっている。
我慢をすることをやめた原田は意外にこういった行為に弱いらしい。
いかに今まで耐えていたのかと不知火は内心すこぶる驚いた。
だからこそ、こうして、反応を返す原田は自分に対して、すべてを許してくれている証であり、それはすこぶる不知火を喜ばせた。

「あっ・・・・・・ぁっ!!」
原田の腰をさらに大きく、持ち上げて、最奥をつきあげる。
その刺激に、ガクガク身体を震わせ、原田が欲望を放つ。
弛緩してフッと力の弱まったすきに不知火は腰をゆすり、自分に刺激をあたえた。
ギシギシとスプリングをゆらし、込み上げた欲望を中にはきだす。

達してなお刺激をうけた原田が朦朧と、視線を泳がせていた。


>>>
「うーん」
次の朝、鏡を前に、原田がひとり唸り声をあげる。
どういう着方をしてみても、首筋の紅い痕が隠れない。
ホテルをでる時は、コートの襟をたててごまかした。マンションに帰って、着替えてみたが、やはり、かくれない場所に、ひとつ。
持っている中で、一番、首のしまるシャツを選んでみたのに隠れない。

「原田?マンションの下に、永倉来てるけど」
今日は、永倉と二人、公用で昼から出かけることいなっていた。
罪の無い顔で不知火が原田の部屋へと呼びに来る。
別に、意図的につけたわけでもなし、見えるところにはつけるなと言った覚えは無い。
正直、やつあたりだとはわかっている。わかっているが!!と原田は肩を震わせる。
ベッドの上の枕をつかむと、入ってきた不知火に向かって勢いよくなげつけた。
「うわっ!!なんだよ原田」
当然のように、不知火が抗議する。
「黙れ、くそがき」
さらに掴んでクッションをなげる。
「わかんねーえ」
先につかんでいたクッションで、その攻撃をかわしながら、不知火が叫ぶ。
と、携帯電話が音をたてる。
着信表示は『永倉』だ。
「うるせぇ、新八黙って待ってろ」
着信ボタンを押して応答すると、いきなりそう叫んでブチッときる。
もはや、新八にいたっては完ぺきなとばっちりだ。

「原田、紅いのまだ見えてる・・」
後ろから覗き込んだ不知火が、襟のすきまから見えるその跡を目撃して、しれっと言う。
どこまでも悪気が無いのが非常に罪深い。
原田はギンッと眼をつりあげて睨み上げた。
「今度見えるところに付けやがったら、二度とさせてやらねぇから覚えておけっ」
「!!!」
不知火の襟首をつかみあげ、締めあげると、パッと手をはなして、玄関へと向かう。
爪先で、痕のついた部分をかきむしり、いかにも、虫にかまれた様子を装うと、足早に玄関から飛び出した。

「怖っ・・・」
一方的に放り出された不知火が、肝を冷やして、その背中を見送った。
『優しいやつほど、切れると怖い』
不知火は、原田のベッドに転がってもう少し、理性をもって事にあたろうと心に誓う。
それでも、昨日の原田の乱れた姿を思い出すと、ほくそ笑まずにはいられない。

そして、電話で一方的に訳もわからず吠えられた永倉は、姿をあらわした原田の殺気に車の助手席に乗り込みながら、思わずこじんまりと端に身体をよせて座り、終始相手を伺いながら、一日中原田の機嫌とりをしたのだった。

教訓
『やる前に、酒は飲むな!!』
いつもなら、それなりに、かわしていたのだが、アルコールを入れると、通常以上に感じやすく、それどころではなくなるらしい自分自身を思い知り、原田は心の中で肝に銘じる。

「大人げねぇなぁ・・・」
心の中で呟いた。


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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

お読み下さい

※当blogにある画像及び、小説等について、転載及び、個人で楽しむ以外の使用はご遠慮下さい。

※タイトル欄や本文に<R18指定>と記載されているものにつきましては、教育上宜しくないと思われる内容を含むおそれがありますので、18歳未満の方の閲覧を禁止させていただきます。ご了承下さい。


※SSLシリーズでは、特に公式にない設定をかなり、作っております。
おい!って思われるだろう設定もあるかもしれません。 特に、たとえ、史実をほのめかす内容があったとしても、史実の隊士たちや、御家族にも、全く無関係の創作であると強く主張致します。
公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


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