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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/01/29 Sun  23:00
『X’mas、大人への階段?-2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『X’mas、大人への階段?-2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

不知火が、明日の予定にと、ネットでいろいろと調べている間に、原田は料理の下ごしらえからはじめる。
いつものように、テキパキと、一つ一つの料理を仕上げて行く。
1品、2品、といつもよりも豪華な料理の数々が、徐々にテーブルの上を彩っていった。
料理がすべて終わると、予定や、地図などをプリントアウトし終えた、不知火も席についた。
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「いただきます」
最初に、原田に散々怒られたせいで、食べる前に手をあわせるのも、すでに習慣になっている。
どんどん、手なずけられているようで、不知火としては少々腑に落ちないとは思うが、そんなことはどうでもいいと思うくらい、原田の作るものはどれも美味しい。
箸を片手に、どれからつつくかといつも迷う。
「店、どのあたりだった?」
食卓を囲みながら聞く原田に、印刷した地図をわたす。
それを受け取ると、原田がつかんだ野菜を口につっこみながら、目をむける。
地図を見ながら、買い物できそうな場所を考えているのだろう。

それを見ながら、不知火は天井を見上げる。
『スーツって、どんなんだ?』
自分がスーツを着てる図が、やっぱりどうにもうかばない。
原田のスーツ姿は見慣れている。
教師は大抵、スーツを着ている。
家でも、シャツをきてることは多い。
たまには、万年緑のジャージを着ている教師もいるが、原田や土方などは、特にスーツの似合う教師として、近所の女子高の生徒の間でも、かなりカッコイイと叫ばれているらしい。
不知火自身も、似合いすぎだろ、と毎日見ていても思う。
最も、原田の場合、ジャケットはあまり着ていないので、それを羽織っている時などは、また少し違った雰囲気があってドキリとさせられる。
学校以外へでかける時などは、ジャケットの下に、ワイシャツではないカジュアルなものを着ていることもあるが、それにいたっては、さらに通常以上のカッコイイ空気を漂わせている。

「どうした?不知火?」
地図を置いた原田が、ぼーっと天井を眺めている不知火に首をかしげた。
「えっ?いやぁ、なんかやっぱりスーツ着てる自分が想像できねぇもんだからよ」
「はは、確かに、お前が着たら、七五三かもしれねぇな」
「!!!」
自分でそう思っていても、人に言われるとカチンとなる。
「ま、それは冗談だが、もう二十歳になるんだしな、今のうちにならしておけば、年を重ねるうちになじんでくるさ。30とかになってから七五三状態じゃ困るだろ?」
「そうだけど」
生ハムのシーザーサラダに箸をつきさす。
そもそも、テーブルマナーとかもよくわからない。
そう思っているのを悟られたのか、原田が笑う。
「ついでに、テーブルマナーもな、今の内におぼえとけ。個室だし丁度いいだろ。失敗しても見られてるわけじゃねぇしな。教えてやるよ」
薄桜学園でもテーブルマナーを学ぶ時間はある。
高校三年になると、実際にホテルを借りて、実習が行われるのだ。
しかし、不知火が毎年それをさぼっているのを原田は知っている。
「今年もダブルんなら、来年は総司と同じ学年ってことになるからな。馬鹿にされたくはないだろ?」
来年もサボるからいい、と言ったら確実に怒られるので、不知火は口にはしない。
「それは嫌だ」
とだけ答えた。

明日のことは明日考えろとばかりに首をふって、箸を動かす。
余計な事ばかり考えていたら、せっかくの原田の料理がもったいない。
不知火は、明後日の方に思考を放り投げると食べることに専念した。


食事を堪能し、片付けたテーブルに、原田が冷蔵庫からだしたケーキを置く。
本当に、こういう行事が好きだなぁと不知火はテーブルに肘をつきながらそれを観察する。
そうした軽い気持ちで仕草を眺めていた不知火は、箱を開けて取りだされたケーキを見て、思わず目を見開いた。
「・・・・!!」

この季節、ケーキに乗るはずの『メリークリスマス』のプレートがなく、かわりに、
『不知火、お誕生日おめでとう』のプレートが乗る。
え?という顔で、不知火は、原田を見た。

「今日は、不知火の誕生日だろ?」
そう、戸籍上はそうだ。でも、それが本当の誕生日かなんて、不知火にはわからない。
なぜなら、不知火は親に捨てられ、施設にいたからだ。
施設で拾われたのが12月24日。
だから、それを誕生日のかわりにと登録されているだけだ。
「誕生日かどうかなんて、わからねぇし・・てかなんで誕生日って知ってんだ?」
小さな声で思わずつぶやく。
正直、こうして、誕生日を祝われること事態がほとんどない。
施設では、同じ月の誕生日の子供を一括して祝うことはあっても、個々に祝ってもらうことはない。
里親の家でも、おりあいが良いわけではなかったから、祝ってくれたのは初めのころくらいのことだ。
あまり良い思い出の無い誕生日ゆえに、原田にも話したことはないし、原田から聞かれたこともなかった。


まずかったかな?と思案しながら、原田が口を開く。
「ごめん。高杉のお母さんに聞いた。」
「高杉の?」
「あぁ、不知火は誕生日を嫌っているけど、祝ってやってくれってな。」
原田が申し訳なさそうに、肩をすくめる。
不知火は、ケーキに眼を落したまま話をはじめた。

「12月24日は、俺が施設に捨てられていた日なんだって。だから、生まれたのはもっと前かもしれねぇし、実感ねぇし」
「そうだな。本当の誕生日じゃないかもしれない。でも、その日があったから俺と不知火は出会ったとは思わないか?」
テーブルの横に立ったまま話し始める原田を、不知火が顔をあげて見上げる。
「それに、誕生日ってのは、日にちどうこうってよりも、生まれたこと、生きていること、また1年一緒にいれるということを祝う日だと俺は思ったんだ。不知火が嫌がるかもしれないとか、よけいに傷口えぐるのかなぁとか考えたが、それでも、誰かに生きていることを祝ってもらえるのは、嬉しいことだと思うし、そうでないといけないと思う。俺は、不知火にそうであって欲しいから、決行してみた。やっぱり駄目か?」
心配そうに覗き込む原田の目線を感じながら不知火は考える。
クリスマスだから、腕をふるってくれているのだと思っていた。
12月24日、世間は、クリスマスといってうかれ、だから余計に忘れ去られる誕生日。
『そういえば、不知火くんの誕生日、今日だったはね』
まるでついでのように、思い出したように言われる、それが余計に嫌だと思った。
ついでじゃなくても、他の皆も、ケーキやプレゼントをもらうことができて、自分だけの特別なんて、さっぱり感じない。
皆と同じように手に渡されるプレゼントは、誕生日プレゼントではなく、クリスマスプレゼントでしかなかった。

「俺の?」
ケーキに手をのばす。誕生日なんてどうでもいいと思っていたが、おかしなくらい嬉しいと感じた。
「泣き虫、不知火」
なんとなく、熱くなった眼がしらを見て大丈夫だととった原田が不知火のおでこをはじく。
「痛っ!!」
勢いよくはじかれて、不知火はおでこをおさえた。
原田は笑いながら、ケーキに蝋燭をたてていく。

「うっわ、さすとこねぇな。」

本気で20本刺そうとするする原田が、試行錯誤をくりかえす。
「全部ささなくてもいいんじゃねぇの?」
直径15センチくらいのホールのケーキに、20本はかなり多い。

しかも、生クリームの上には、チョコレート菓子や、果物ものせられている。
刺す面積もそれだけ狭くなっている。
「クリスマスじゃあるまいし、誕生日なんだから、年の数だけ刺すんだよ!!意地でもさす」
へんなところで意地になる原田が、あぁでもないこうでもないと、隙間をさがして、さしていく。
『クリスマスじゃあるまいし』
その言葉が何よりも不知火の心を熱くさせた。

19本まで刺し終えて、最期の1本に火をつける。1本1本、火をともし、その1本を果物の隙間にたてる。
電気を消すと、暗闇に、所狭しと並べられた蝋燭の火がゆらめく。

席についた原田の顔が、蝋燭の横で笑みを浮かべる。
なんとなく気恥ずかしい。

逃げ出したい衝動にかられながらも、その火のゆらめきに対峙する。
「ハッピーバースディ、不知火」
その言葉とともに、火を吹き消す。

一気に力いっぱい吹いたつもりだったのに、何本もの蝋燭の消えかけた火が起き上って復活してくる。
ゲッと、不知火が身をひいた。
「あはは、不知火、肺活力ねぇ」
「う、うるせぇな、俺だって、初めて消すんだよ」
皆で吹き消したことはあっても、一人で消すのは初めてだ。
ムウッと唇をとんがらせながら、もう一度息を吹きかける。
それでもまだ消えない蝋燭に、原田が楽しそうに声をあげて笑った。
それどころか、消した端から意地悪く、ライターで火をつける。
「原田っ、てめぇ、増やすなよ」
「あはは、がんばれ、不知火。20年分、消し倒せ」
「くっそ」
やけになりながら、消すと、付けられるをくりかえし、やっと、原田の攻撃を制覇して、机につっぷす。
『誕生日ってこんなに体力いる行事だったか????』
縦線背負う不知火の横で、原田がまだ楽しそうに笑いながら、ケーキをよりわけて皿にのせた。

「来年も、再来年もまた一緒にお祝いしような」
湯気をあげる珈琲をテーブルに置きながら、原田が顔をおろす。
その唇にくちずけて答えた。
ほっこりと胸が熱い。
不知火は、あらためて、原田のことが好きだと強く思う。
口うるさく何かを言われても、思いっきり強く叩かれることがあっても、悪戯めいたことを散々されたりしても。
「原田・・・ありがとう」
恥ずかしいので、ケーキに眼を落し、フォークをつきさしていじりながら小さい声で言う。
向かいの席で、ケーキを口に放り込みながら、原田は眼を細めて笑みを浮かべていた。

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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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