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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/01/17 Tue  22:46
『天の邪鬼のじれんま-2』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

『天の邪鬼のじれんま-2』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)


「土方さんっ!!」
総司が悲鳴に似た叫び声をあげる。
俺が落ちた階下に走り降り、身体をゆするが、俺が目をあけることはない。
「土方さんっ!!土方さ・・・・」
ヒュウッと喉がなる。
斎藤は、近くの職員室へと走った。
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「どうした、斎藤」
職員室に血相変えて飛び込むと、書き仕事をしていた原田が顔をあげる。
「土方先生が!」
普段それほど声をあらげることのない斎藤が切羽詰まった声で叫ぶ。
「土方さんがどうした?」
「あの、階段から落ちて意識が無いようなんです」
「なんだって?」
原田があわてて、携帯をつかみ、斎藤に導かれて現場へと走る。

倒れている俺の横で、蒼白になった総司が苦しそうに喉をおさえていた。
「斎藤、悪いが、山南さんを呼んできてくれるか?」
俺の状態を確かめながら斎藤に指示をだす。
「わかりました」
斎藤は答えると、普段なら、風紀委員として決して走ることのない廊下を全力疾走で走り出した。


「総司、大丈夫か?何があった」
携帯で、救急車を呼び、血を流して倒れている俺の止血処理をしてから、総司の肩を抱く。
今にも過呼吸をおこしそうな総司をなだめるように、何度も背中をなでた。
「土方さ・・・」
俺の名を呼ぶばかりで、会話にならない。
そうこうしているうちに、斎藤につれられ、山南さんが戻ってきて、救急車も到着する。
あわただしく処置をされながら、俺は病院へと搬送されていた。


ショックで貧血を起こした総司が、病院の一室で眼を覚ます。
山南さんが付き添って椅子に腰をかけていた。
「沖田くん、大丈夫ですか?」
やんわりとした空気で山南さんがほほ笑む。
総司はぼんやりと頭をめぐらせた。
顛末を思い出し、勢いよく起き上る。
「土方さんっ!!」
「あぁ、駄目ですよ、沖田くん。急に動いては、また貧血をおこしてしまいますから」
今にも飛び出そうとする総司を山南さんは急いで、身体を掴んで止めた。
「大丈夫です。大丈夫ですから、落ち着いて下さい。」
身体をささえ、ベッドに引き戻しながら総司を抱き寄せて、髪を撫でる。
一緒にいた斎藤に話を聞き、何があったのかも理解していた。

そこに扉の開く音がなり、原田が入って来た。
「あぁ、総司、目が覚めたのか?土方さんなら心配いらねぇぞ。今、処置が終わって、軽い脳震盪と骨折くらいで命に別状は無いらしいからな」
落ち着かせるように、目を見ながらゆっくりと伝える。
「良かったですね、沖田くん。」
もう一度、山南さんが総司の頭をなでた。
それでも、安堵とともに不安がよぎり、複雑な顔をする。
思いを察した山南がにっこりと笑って総司をのぞきんだ。
「大丈夫です。心配しなくとも、土方くんは、君のことを嫌いになんてならないですよ。少々不器用な人ですが、あなたの事を良く知っている、誰よりもあなたのことが大切で仕方の無い、そういう人ですから」
「・・・」
総司は黙りこくり、口をつぐんで下を向いた。

「さてと、原田くん。御家族の方はもうこられましたか?」
「いや、今、近藤さんが駅まで迎えに行ってるところだ。もうすぐ着くと思うけどな。」
「そうですか、それでは、少しばかり失礼して、何か飲み物でも買ってきましょうかねぇ。沖田くんは何がいいですか?」
しかし、回答が帰ってくることはない。
山南さんと原田は、二人で困ったように顔を見合わせた。
「それでは、適当に何か買ってきましょうかね。原田くんは珈琲で良いですか?」
同意をえると、山南さんは、総司の病室から外にでた。

原田は、あいた椅子に腰をおろすと、ベッドに肘をついて総司を覗き込みながら話をした。
「なぁ、総司。あの人、総司に無視されるとどうなるかって知ってるか?面白いくらい、やることなすこと手につかねぇし、一日中ため息吐いて、何もないところでつまづいたり、頭を打ったり、ぶつけたり、本当に驚くくらい駄目になるんだな。」
手を握り、子供をさとすようにさらに続ける。
「山南さんも言っていたが、あの人はそりゃぁもう、恋愛に不器用だし、もうちょっと仕事放り出して総司をかまってやってもいいんじゃねぇかと思う事は多々あるけが、それでもあの人なりにいろんな努力はしてるんだぜ。今回のことにしても、かなり何度も芹沢さんのところに足を運んで、日にちをずらせないか交渉もしていたし、言われなくてもいい嫌みも言われたりもしてる。でも、そういうことを総司にはあまり言わないだろう?そりゃぁ、総司からしたら、言って欲しいと思う部分もあるかもしれないし、またそういうところが土方さんの駄目なとこでもあるんだろうが、あの人には、あの人の思いってものがあるんだぜ。ぐちをこぼすのは簡単だが、それを聞く側だって気持ちのいい話じゃないだろう。一歩間違えたら、相手の為にこんなにしてやってるぞって押しつけみたいになることもあるしな。それに、教師ってのは、親たちから大切な子供をあずかる仕事だからこその責任てのがある。色恋にかまけて、もし生徒が怪我をしたり、とりかえしのつかないことになったりしたら間違いなく責任を問われる。でも、それも自分のメンツの為じゃねぇ。それに総司を巻き込ませたくないからだし、土方さんが責任を問われるようなことがあれば、校長である近藤さんだって巻き込むことになる。どちらにしても、総司が傷つくことになるから何がなんでも守りたいと思ってるんだ」
「・・・・・」
総司は黙ってそれに耳を傾ける。
総司だってわかってないわけではない。
それを原田もちゃんと理解している。
ただ、それでも我儘を言いたい。
それほど、好きなのだ。好きで好きで、だから・・・。

「前に、俺が不知火のことに迷っていた時にな、相談にのってもらった時に聴いた話なんだがな、教師と生徒で付き合っていることについて聞いたら、あの人、迷うことなく答えるんだぜ。『教師と生徒の前に、同性ってのもあるし歳もはなれてるからな。それが世間的にいいとは思ってねぇ。だが、好きになっちまったもんをどうこうできねぇからな。だから、まぁ覚悟だけは決めてある』ってな」
「覚悟?」
総司が小さい声をもらす。
「あぁ、『世間にばれねぇにこしたことは無いって思うが、まぁ、そのあたりは、総司にかかると、相手はえらんでやがるとはいえ何があるともわからんしな。困った話だが、もし、仮に、これで、身体にかかるような話でもなりゃぁ、その時は、教師よりも、総司を選ぶ』んだとよ」
「そんなこと・・・言ってたんだ」
「『でなきゃ、教師と生徒って時点で、付き合ってなんていねぇよ。総司が俺を好きだと言いやがるのに、それに答えれねぇかもしれねぇなら、さっさと別れた方が、傷つく度合いも違うと思うからな』ってな。すげぇなって正直思った。その時、俺にはそれだけの覚悟なんてなかったから、もひとつな」
「・・・どうしよう、僕、やっぱり・・・ちゃんと謝らないと・・駄目だよね」
神妙な顔で聞いていた総司が、まだ少し青ざめて苦しそうに顔をゆがめる。
「そうだな。明日にでも落ち着くだろうから、誤って、さっさと許してもらえ。一人じゃ怖けりゃ、俺がついて行ってやるし、仮に許してくれねぇようなら、俺が土方さんを説教してやるよ。まぁ必要ねぇだろうがな」
原田が笑うとつられるように、総司もやっと笑みをこぼした。
「でもってな。なんせ、入院1週間らしいからよ。例の芹沢さんとの会合も行けねぇことだし、クリスマスは二人で仲良くイチャイチャしとけ。看護婦にみつからねぇ程度にな」
「イチャイチャって」
何かいらぬ想像をしたらしい総司が顔を赤らめた。

「入りますよ」
外からノックの音がして、山南さんの声が聞こえた。
「おや、沖田くん、少しは血色も戻ってきましたかね。」
上気した頬を染める総司を見て山南さんが笑みをこぼす。
「沖田くん、ミツさんと林太郎さんが心配して来て下さいましたよ」
山南さんの後ろに続いて、二人が顔をだす。
さらにその後ろから、近藤さんも顔をだし、総司はあわてて居住まいを正した。




>>>
「歳三さん、目が覚めた?」
麻酔がとけて眼が覚め、まだ覚醒しない頭でぼんやりと、声のする方を見る。
「・・・姉貴・・」
持ってきた荷物を棚に直しながら姉のノブが俺の方を見る。
「頭、数針縫ったらしいから、あまり動かしちゃだめよ。あとは、打撲と、腕の骨折ですって。左手だから、利き腕じゃなくて良かったわね。」
微笑みながら、ベッドの脇に立ち、俺を見下ろした。
「彦五郎さんも、仕事が終わり次第来てくれるそうなのよ。近藤さんは今、ミツさんたちをつれて、総司くんのところに行ってるは。後でもう一度顔をだすって」
「総司・・・総司っ!!」
動くなと言われたそばから勢いよく身をおこしかけて、麻酔で少しだけ抑えられた傷みがじんわりと伝わり、ベッドに押し戻る。
「もう、馬鹿ね。動いちゃ駄目っていったじゃないの」
姉貴が、もうっと手のひらで俺のおでこを叩いた。

「総司くん、ショックを受けて貧血を起こしたらしいけど、大丈夫みたいよ。動揺はしてるみたいだけど」
「・・・・」
「・・・・本当に、歳三さんは馬鹿ね。何をして怒られたのか知らないけれど、駄目よ、総司くんをもっと大事にしてあげないと」
「はぁ・・」
姉貴が、椅子に腰をおろしながら俺に布団をかけてくれる。
「付き合ってるんでしょ?あなたたち」
「!!!!??」
その言葉に思わず目を見開く。
「知らないと思ってた?」
へんな動揺をした俺の顔を覗き込み、姉貴が笑う。
「本当に、いつ話してくれるのかしらって待ってるのに、さっぱり言ってくれないんだもの。そんなの見てたらわかるはよ。何年あなたの姉をしてると思ってるの?あなたの総司くんといる時の顔ったら、あきらかにいつもと違うもの。」
「・・・・・」
「これでも、気付いた時はけっこうショックだったのよ。BL世界は夢のお話でしょ。それが現実にあるとね。しかも自分の弟がでしょ?」
「すまねぇ・・」
ばつの悪い顔で謝る。
「本当、駄目な弟を持つと苦労するは。でも、ちゃんと応援してあげるから、心配しなくていいわよ」
「・・ありがとう」
「どういたしまして」
つくづく思う、正直、自分はかなり恵まれているだろう。
普通、こんなこと知ったら、もっと動揺して、反対されるだろうに。
近藤さんといい、姉貴といい、俺に対して甘い人たちばかりだ。


>>>
次の日の昼過ぎ、総司が原田と一緒に病室に来た。
入口からなかなか入ろうとしない総司を原田が背中を押しながら入ってくる。
「よう、土方さん。総司が話があるってよ」
「総司・・」
いつもの総司にはありえないほど、当惑した顔で、しきりに下を向いたまま、今にも後ずさりそうな仕草をする。
逃げれないように、背中に立つ原田が、総司の頭にポンと手をのせた。
「ほら、総司。謝りに来たんだろ。ちゃんと話をしねぇと本当に大切なものをなくしてしまうぞ」
ビクンと身体が揺れる。
俺は眼を細めて総司を見た。

「総司、すまねぇな。いつもお前を不安にばかりさせちまって。本当に、驚いただろう?」
少しベッドを起こして、身をゆだねたまま、口を開く。
「・・・・」
「総司っ」
原田がさらに背中を押す。
「・・・ごめ・・・ごめん・・なさい・・・ごめんなさい・・ごめん・・・」
ずっと我慢していたのだろう涙がぼろぼろとこぼれだす。
いつもいじっぱりで、強がりで、泣き顔なんて誰にも見せない総司。
総司が泣いているのを、久しぶりに見た。
こうして、素直に謝りながら泣くのはきっと初めての事だと思う。

ぐっともうひと押し背中をおされた総司が、よりベッドの近くに立つ。
俺は手を伸ばして、総司の掌をつかんだ。
折れていない方の手で総司を引き寄せると、身体をよせて、身をかがめた総司を抱く。
「俺こそすまねぇ。約束してたのに・・・な」
胸に身体をうずめる総司の髪をなでる。
嗚咽をもらす身体が何度もゆれた。
それを見て原田は笑みを浮かべると、踵をかえす。
「原田っ」
気づいて呼び止めると、原田は手を軽くふって肩越しに笑うとそのまま部屋を後にした。


<<次回更新予定:薄桜鬼SSL 土方×沖田 『天の邪鬼のじれんま-3』>>

※年始から、拍手コメントを頂いている皆様・・・御待たせしております。
話にきりがつく、次回更新後あたりには、御礼をと思っております。
どれもこれも、嬉しいコメントばかりで、大切に読ませていただいてます。
この場を借りまして、取り急ぎではありますが、感謝感謝です。
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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


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