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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/01/09 Mon  23:34
『集う秋の日、空蝉の宴−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

『集う秋の日、空蝉の宴−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

宴が始まると、あっという間にどんちゃん騒ぎだ。
しかし、これだけの人間が集まって、飲む人間は意外と少ない。
学生たちは当然ながら、土方は酒はやらないし、近藤や島田も、付き合いにたしなむ程度だ。
それでも皆、昔馴染みの気心のしれる連中ばかりで、自然と、会話にも花が咲く。
秋色の庭で美味い飯が並べば、飲めないものでも格別の気持ちである。
「原田、飲みすぎるなよ」
不知火が時折、注意をする。
さすがの原田も、この間記憶をなくすという失態を演じたばかりなので、さすがにセーブをしていた。
横では、永倉がすでにベロンベロンで管を巻いている。
「わかってるって、あっ、不知火、こっち食ったのか?けっこう自信作なんだ、食ってみないか?」
甘く似た大学芋の皿に手をのばし、原田が、不知火に差し出す。
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「食う。」
皿を持ち上げると、そこに原田がひとつ、二つとイモをとって並べる。
「おいー、そこーっ!!イチャイチャしてんじゃないぞー、こるぁー」
床の上に寝そべっていた永倉がいきなり起き上り、原田に抱きつく。
「うわっ新八、うぜぇ、向こういけって」
原田が肘で追いやるが、すっかり絡み酒モードに入った永倉が、腕を原田の首にまわし、話し始める。
「だいたいよー、俺には、ぜんぜん彼女ができねぇのによー。モテモテなくせに、女じゃんくて、男とかつくりやがって、俺にも女まわせーってのー。なんでお前ばっかりもてるんだよー」
「しらねぇよ」
「はぁー世の中不公平だ。馬券もさっぱりあたらねぇしよー。金もたまらねぇし。」
「それはお前が、そんなものにつぎこんでるからだろ。」
「つめてぇー、つめてーぞ、原田ー。お前はそういうやつだったのかぁ?男つくったら友達はどうでもいいってのかぁ」
しなだれてくっつく永倉を、原田が雑に手を頭にやっておす。
「不知火、そこの酒、とってくれ」
「いいけど、どうすんだよ」
「うざいから、さっさとつぶす」
不知火から、酒を受け取ると、永倉に、杯をもたせる。
「ほら、新八、そう言うなよ。な、ほら、酒でも飲め。まだいっぱいあるからよ」
「おー、原田、おまえいいやつだなぁ」
せっせと原田が酒を永倉にあおる。
すでに相当酔いがまわっていた新八は、数杯口にすると、完全につぶれて寝入ってしまった。

「俺、こういう大人にはなりたくないな」
そんな永倉を見下ろして不知火が呟く。
「ぜひ、そうしてくれ」
原田が笑いながら不知火の口に大学芋を放り込んだ。
「どうだ?美味いか?」
「美味い。」
にんまりと不知火が笑う。

「あーっ!!」
と今度は沖田が向こうで声をあげる。
「ちょっと土方さん。あれして下さい」
どうやら不知火の口に大学芋をつっこむのを見たらしい沖田が土方に絡んでいるらしい。
土方は、勘弁してくれとばかりに、顔をしかめている。
不知火と原田は顔を見合せながら笑った。

近藤や山南、井上や島田も話を弾ませて盛り上がっていた。


>>>
宴もたけなわとなり、片づけをすませると、家路につくため、二人で夜道を歩く。
「不知火、あそこの神社、よっていかねぇか?」
「おう。」
マンション近くにある小さな神社も、今が丁度紅葉の盛りだ。
境内に入ると、紅葉や銀杏がぼんやりと光る電灯に照らされている。
石段に腰を下ろすと、途中で買ってきた缶ジュースのプルトップをあけて一口口に含む。
「あー疲れた」
缶を片手に原田は不知火にもたれ、肩に頭をのせて上を見上げる。
「不知火も疲れただろ、気心のしれた連中がいるわけでもないもんな」
「まぁちょっとは」
同じように不知火も空を見上げながらジュースを口に含む。
一緒に行くと言ったのは不知火だ。
なんとなく、原田が若い時からいたその場所にいってみたくてついてきた。

今日は、原田の師匠だった人の命日なのだ。
命日の日には、朝から墓参りにおとずれ、帰るころに、永倉から近藤のところへの呼び出しがかかる。
毎年そうだ。
もう昔の話だと言いながらも、原田自身、この頃になると、多少はやはり心が痛む。
「すげぇ絶景だな、この神社。」
この神社の紅葉は、前々から目を付けていた。
ただ、昼だと、男二人ではちょっと訪れにくい気がしてさけていたのだが、さすがに夜中ともなると人一人いない。
「定年になったら、どこか静かなとこで、のんびり暮らしてみてぇな」
原田がふいに口を開く。
「年寄りくさい話をいきなりするなって」
不知火が眉を寄せて原田を見るが、
「で、不知火にとことん養って世話してもらう」
くすくすと笑いながら、原田は楽しそうに話す。
「うっわぁ、何、その俺の扱い。」

落ちてきた紅葉を一枚、原田が手をのばしてつかんだ。
「うーんでも、二人だけってのもなぁ、いっそ養子でもとる?」
子供の掌のような、可愛らしい葉をくるくる回す。
「養子ときたか」
「そうそう、不知火パパーとか呼ばしてさ。」
「それさ、確実に、サノ助じいちゃんとか言われるぜ」
「じいちゃん・・・・微妙だな」
想像して二人でふきだす。
そうして黙り込んだ原田がまた不知火に体重をあずけて向こうに眼をむけた。
くったくない顔で話しながらも、どこか無理をしているような、落ち着かない原田の態度に不知火は目を細める。

「原田?」
「ん?」
不知火に完全に体重を預けている原田が、少しだけ首をふって不知火を見る。
「今日は、もっと飲みたかったんじゃねぇの?」
「なんでだ?」
「だってよ・・・」
確信があるわけではないが、不知火にはなんとなく、今日の原田はナーバスに見える。
いつもと同じように笑い、あの中にいた気はするが、普段から原田だけを見ている不知火にはいつもと違うそんな些細な仕草が直感的にわかるのだ。
無理をしている、・・・そう、思った。

「・・・ちょっとだけな。でも」
腕をのばし、不知火の首をひっぱる。
見上げたその体勢のまま、不知火の口に唇を重ねてくる。
「んっ・・」

されるままに受け入れた不知火から唇をはなすと、ぺろりと自分の唇を舐めてみせた。
「うっわ、エロイ顔・・」
ウッと不知火が原田の顔につまりながらもニイッと笑う。

原田の顎をつかまえて、今度は不知火が唇を重ねた。
唇をはなすと、ぼんやりとまた原田が向こうの方を見る。
「ごめんな、不知火、気い使わせちまった。明日には、浮上するから」
「いいんじゃね?原田こそ、気をつかいすぎ。」

ただ不知火は嬉しい。
原田は別に何を考えてした会話というわけでもないかもしれないが、定年後にまで続くまだまだ先の話が、今だけじゃない、未来までも、ずっと一緒にいたいと言われたようで、嬉しかった。
「好きだぜ、原田」
「・・・・俺も・・な」
もう一度キスをする。
立ち上がり、深夜になり肌寒く冷えた身体をさすりながら歩き出す。
「帰るか?」

誰もいないのを良いことに、手をつないでみたりする。
風にゆれる無数の紅い手のひらが、二人の背中を見送っていた。

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十六夜桜(通称:野良猫)

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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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