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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/12/31 Sat  08:00
年末特別企画『晦日のもちつき』(土方×沖田 薄桜鬼 幕末編)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。


年末特別企画『晦日のもちつき』(土方×沖田 薄桜鬼 幕末編)

元治元年12月

8月の池田屋騒動。
10月には伊東一派が加わり、11月に7月の蛤御門の変の功績を得て、幕府から賞を賜った新選組の全盛期。
年越しを前に、屯所である八木邸では、隊士たちによりもちつき大会が繰り広げられていた。

「おらおら、てめぇら、腰が入ってねぇぞ!!俺様が本物の餅つきってもんを見せてやるからよーく見てろよー。よし、斎藤、餅のかえしはまかせたぜ」
「了解した」
新八が杵を景気よく持ち上げると、黒い着物にたすき掛けをした斎藤が手をぬらして、臼の横に構えて座る。
「おーらよっ」
ドンッと勢いよく、新八が杵を餅におろし、斎藤が器用にその呼吸をよんで餅をかえす。
おおおーっと隊士たちが歓声をあげて手をたたいた。
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「よーし、じゃぁこっちも行くか、平助」
「おう、まかせろ!!」
もうひとつの臼では、藤堂が杵をもちあげ、原田が餅をかえす。
なんせ、隊士の数も増えた。
他の隊士たちもそれぞれにわかれて餅をつく。
どれどれと近藤さんも餅つきに加わり、源さんや千鶴は手すきの隊士と、つきあがった餅をこねるための準備にいそしんでいた。
山南さんは、相変わらず部屋にこもったきり姿をあらわさない。
伊東は、「私に力仕事など似合いませんはっ!!」と叫んで高みの見物だ。
そして、総司は・・・。

「あいつ、どこへ行きやがった」
見渡せど、総司の姿がみあたらない。
下駄をぬぎ、上屋へとあがると、皆の騒ぎ声を背に、奥の部屋へと探しに行く。
ひとつ、ふたつ部屋を開けて探すが姿は無い。
さらに奥に足を運び、俺の部屋の戸をひく。
ごろんと部屋に転がり、大の字に天井を見上げる総司がそこにいた。
「総司」
白んだ顔で総司を見下ろす。
「なんですか、土方さん。さぼってていいんですか?」
「てめぇに言われたくねぇ台詞だな」
ハァと嘆息すると部屋の中に入り、戸を閉める。
「だって暇なんですもん。餅付きはするなって土方さんが言ったんじゃないですか。つきおわるまでやることないし。」
と、ケホケホと二度ほど咳き込んだ。
この間からこんな調子だ。
総司は風邪をこじらせて喉にきてるだけだと言いはるが、池田屋の後、蛤御門のあたりからずっとなのだ。
仮に風邪だとしても、体力の使う仕事はあまりしない方がいい。
だから総司には、つきあがった餅をこねる方の仕事をあてがったのだ。
確かに、それまでの間やることがない。
最期までするかはともかく、こういった祭りのような行事には、率先して楽しみたい性格をしている総司は、それに加われないことに、へそをまげてしまっているのだ。
はなから加われないものを見ていることなど、苦痛以外のなにものでもない。
それはわかるが、皆が庭に集まっているというのにと思う。
「僕、ここで休んでるんでできたら呼びにきて下さいよ」
ふわぁとあくびを一つすると、ゴロンと横を向いてしまう。

しばらくの間、腰をおろして、そんな総司を見ていたが、
嘆息すると、部屋をでて、皆のいるところに戻る。

「おーい、土方さん、どこ行ってたんだ?」
杵を元気よくふりあげている藤堂が、俺をみつけて声をかける。
「すまねぇ、ちょっと、残してた急ぎの仕事を思い出してな。少し席をはずさせてもらう。つきあがったら声をかけにきてくれるか、こねる方は、ちゃんと手伝うからよ」
「なんだよ、こんな日まで仕事かよ。ったく仕方ねぇなぁ」
藤堂が同情めいた顔をする。
「ま、根を詰めんなよ土方さん。」
「あぁ、すまねぇな」
横にいた原田がひらひらと手をふる。
総司の機嫌をとりにいくのだということを、おおかた、原田の方は気付いている。
が、何も言わずにいてくれるのは助かる。


再び部屋に戻り、中へ入ると、相変わらず、総司は横になったまま、ぺらぺらと書面をめくっている。
またか!!っと俺の眉がひくりと動く。
いつもいつも違うところに隠しているのに、よくもまぁみつけるものだと感心すら覚える。
「てめぇ、また」
覗き込み、総司の手からその書面を奪い取る。
「あっ!!もうっ、人がせっかく読んでるのに」
「読んでるのにっじゃねぇ」
一言一句暗記してやがるくせに。
書面の表紙には『豊玉発句集』とある。
俺が趣味でかきためて、まとめた句集だ。
へたなのはわかっている。
ゆえに、正直、人にみせたい代物じゃぁない。
それを総司ときたら、多分、表紙から最期のページまで、書いてある順番すら間違えずに言えるほど暗記していやがるのだ。
それなのに、何故、まだあきずに、それを持ち出すのか、理解に苦しむ。

ムウッと唇をつきだし、総司が起き上って胡坐をかく。
「だいたい、何しに戻ってきたんですか。副長がこんなとこでさぼってるってどうかと思いますけど」
「うるせぇよ。こっちだって暇なんだよ」
「暇なら杵つきしてきたらいいじゃないですか。あぁ、そうか、もう年だから、ぎっくり腰になりそうとかそういう」
ニヤニヤと総司が笑う。
「そんなもので腰いわすくらいなら、今頃毎日ぎっくりごしだ。てめぇの相手で毎日腰を酷使してるからな」
総司の顔をのぞきこみ、今度は俺がニヤリと笑う。
「なっ!!それは、たんに土方さんがエロいだけじゃないですかっ!!僕は別にっ」
「別に?」
腕をひっぱり、総司を俺の胸元にひきこむ。
髪からこぼれる耳たぶに舌をはわすと、途端に総司の顔が耳まで紅くなる。
抵抗力もないくせに、毎晩さそってくるのは総司のほうだ。
なんとか俺を先に逝かせたいとでも考えているらしいが、こうして触れられるだけでふやけているようでは先の遠い話だ。
「ちょっと!!」
「暇つぶしに、拗ねた餓鬼の相手でもしてやろうかと思ってな」
低い声でその耳に唇をつけてささやく。
「やっ・・・んっ」
かかる息と声に総司の腰がくだける。
「餅がつきあがったら呼んでくれと言ってきたからな。声をだしたら聞かれちまうかもしれねぇぜ」
「んんっ」
舌を耳の中に差し入れると、総司が自分の口を押さえながらもがく。
その手を指をからめて解き、露わになった唇に接吻する。
上下に割入り、舌を絡ませる。
「ふっ・・・」
甘い吐息が総司から漏れる。
ついばむように、チュッと音を鳴らしてははなす。
俺を求めて、総司の腕が、肩にまわされ、着物をつかむ。
「んっ・・ふっぅ・・」
押し殺した吐息がなんども漏れた。
最期に強く吸い上げて唇をはなすとうつろな目がさまよう。
「気持ち良さそうな顔だな」
半開きの唇を指先でなぞる。
「−−−−っ」
反論したいが、力がぬけて言葉が思い浮かばない。
心底くやしそうな顔が俺をにらみあげた。
「さて、仕事するかな」
「へ?」

総司をゆっくりと床におろすと、背をむけて、墨箱をあける。
紙をひろげて、筆をもちあげた。
続きを期待していた総司は、うそっという顔で、俺の袖をひっぱる。
「なんだ?最期までやってもいいが、もうすぐ誰かが呼びに来るぞ。そいつに見てもらいたいってんなら、このまましてやってもかまわないがな」
待っていると長い時間も、没頭しているとすぐにすぎる。
そろそろ誰かがここに来るだろう。
俺とて、このままでは少々欲求不満に陥りそうな気がするが、
「続きは夜にな」
残念そうに突き出された唇にもう一度、軽く唇を重ねた。

書面に筆を走らせるのを横から総司が覗き込む。
「なんの仕事ですか?」
「彦五郎義兄に礼状をな。今回の餅付きのもち米を送ってくれたりもしたからな」
「あぁ、佐藤さんから送ってもらったんですか。そうしたら、きっと美味しいお餅が出来上がりますね。よっぽどへたくそにつかなかったらだけど」
貧乏道場でどうにもならない状態ではあったが、収穫の時期には、よく近藤さんの試衛館でも義兄が収穫したもち米をわけてもらい、餅付きをしたものだ。
正月くらいは、正月らしいことをと、豪華なおせち料理など到底むりだが、皆で餅を焼いて安い酒や彦五郎義兄のところからわけてもらった酒をくみかわした。
礼状を書き、くるくると、まいて、端を折りこむ。

「おーい、土方さん、餅の第一陣がつきあがったぜぇ。きりがついたら来てくれよ」
ドタバタと走ってきた平助が戸をあけて、顔をだず。
「あれ、なんだよ、総司、こんなとこでさぼってたのかよ」
「さぼってたんじゃないよ、待ってたの。だって、僕は、餅を整える方の係だからね」
いけしゃぁしゃぁと言ってのける。
「どーだかなぁ」
総司の性格を知っている平助が訝しい顔をして腕をくむ。
試衛館時代もそうだった。最初だけは楽しそうに杵をふりあげ、あきたら、すぐにサボって冷やかすほうに回る。
つきあがった餅の形を整える先から、口に放り込んでいたものだ。

「さぁて、じゃぁ、やっと出番もきたことだし、ひとっ働きしようかな。土方さん、先行ってますよ」
すっかり機嫌を直した総司が立ちあがって、平助のいる出口へとむかう。
「あぁ、すぐ行く」
墨の箱に蓋をかぶせると、ゆっくりと立ち上がり、二人の後ろを追いかけた。

すべての餅がつきあがり、総出で形をととのえる。
醤油やら何やらをもちこんで、まだ柔らかいつきたての餅を皆が口にして騒いでる。
「どうよ、俺様のついた餅はよ。このやわらかさといい、伸び具合といい、世界一だぜ」
新八が腕まくりをして腕っ節をたたく。
「なーに言ってるの、新八さん。これはねぇ、一君の餅のかえしかたがいいからだよ」
総司がつめたーく言い放ち、新八の自慢をくじく。
「なんだと総司っ!!」
「ねぇ、一くん」
そんな新八を無視して、隣の斎藤に同意を求めた。
「いや、その・・まぁ・・・俺とて自信はなくもない」
どう答えたものかと考えながらも開き直って居住まいをただすと、ちゃっかり自分の功績をたたえに走る。
「ああっ!!斎藤まで、そりゃねぇぜ」

てっきり同意してもらえると思っていた新八が力いっぱい脱力する。
「ちょーっと、俺のついた餅だって見てくれよ、こののびっぷり。」
「だよなぁ、俺の返しが旨いからな」
「えー、サノさんもそういうこと言う?」
はははと、皆がそろって笑い声をあげる。
来年も、再来年も、こうして笑っていれたらいい。
縁側に座り、そんな皆の幸せそうな顔を見て微笑む近藤さんの横に座り、同じようにその餅を口に運んだ。



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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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