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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/12/13 Tue  22:55
『一歩届かぬ剣の道−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。




『一歩届かぬ剣の道−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

そうこうしてる間に、武術会の日が来た。
本戦の試合に出る予定の、新八、原田、斎藤、藤堂の姿もある。
応援にと、山南さんや源さん島田も訪れていた。

「山南さんも、出場すれば良かったのに」
着替えをすませた総司が、山南さんの横に座って談笑をしていた。
「いえいえ、私はもう良いのですよ。若い人に頑張ってもらえば良いと思いますし、こうして、見せてもらいながら、お茶でも飲ませていただくだけでありがたいお話ですからね」
「山南さんだって、まだ若いじゃないですか。」
「それはありがとうございます。でもほら、私はどちらかというと、こういった大舞台で試合をするよりも、道場で趣味として楽しむほうが合っていますから。それに救護班というのも必要でしょう?大丈夫、多少の怪我などものともしない秘密兵器も用意していますからね、存分に戦って来て下さい。」
山南さんが怖い笑みをうかべる。
秘密兵器・・・それはとてつもなく怪しいしろものだ。
確かに、怪我もたちどころに治り、元気になるが、それを飲むと一瞬で髪が白くかわる。
ある水を飲むともとにはもどるが、当分の間、非常に喉が渇くとの噂だ。
保健医などしてはいるが、実は次々とあやしげな研究にうちこむ、マッドサイエンティストでもある。
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「あぁ、ほら沖田くん。土方くんも来たようですよ。」
用意をすませて皆の集まる場所を目指す俺をみつけた山南さんが、総司に向かって言いながら指さす。
「ほーんと、馬子にも衣装だよね」
その横に腰をおろし、椅子の背もたれに顎を置きながら俺の方を見る。
「いつものスーツも、よく似合ってるじゃないですか」
山南さんが答える。
「そうだけど、やっぱり詐欺っぽい」
この間も道場で俺に吐いたセリフを繰り返す。
「詐欺ですか?」
「だって、カッコよすぎるじゃないですか。函館に行った時も思ったし、正月とかも思うけどさ、洋服より着物のほうが似合うんだもん。胴衣でも着物でも普通に着こなすし、なんかムカツク」
「ははは、それはごちそうさまです、と答えたほうがよろしいのでしょうかね」
山南さんが首をかしげる。
「だって、山南さん、あぁ似合いすぎると目のやり場に困りません?そういうのって、戦う上では不利じゃないですか」
だからといって、戦いの最中に、目のやり場に困って負けるような人間ではない。
そこが総司の非常に可愛くないところである。
「まぁ、土方くんは、そういう点では、色気が十分にある人ですからねぇ。沖田くんに盲目的なので、魅せられた女性たちには気の毒な話ですが。」
総司が俺のことが好きだということを知っている山南さんはいつものように落ち着いた微笑を浮かべて総司を見る。
山南さんは、昔から近藤さんのところの道場に来ていたのもあるし、学校でも、持病の発作がでたり、体調を崩した時などに世話になることが多いため、総司も兄のように山南さんを慕っている。
山南さんも、悪い気はしないようで、よく総司とこうして話をするのだ。
総司が気を許す珍しい存在の一人である。
総司たちをみつけて、「あっ」という顔をした俺を見て、総司がおもいっきりあっかんべーをしてよこした。

「総司っ!!てめぇ、人の顔を見るなり、何しやがる」
ずんずんと近づいて、開口一番、文句を言う。
「別にぃ」
ふんと、総司が顔をそむけるのを、山南さんが口に手をあててクスクスと笑った。
「おや、二人とも、おそろいだね。二人での勝負は、久しぶりだから、楽しみにしているよ」
向こうで談笑していた源さんが気づいて、こちらにやってきた。
昔はよく、総司と勝負をしたりもした。斎藤が来てからは、歳が同じで、斎藤の腕もよく、互角にはりあえることから、総司と斎藤の二人で組むことが多くなった。
俺も、学校の仕事などで忙しく、個人で鍛錬や素振りは続けているものの、なかなか道場に顔もだせなかった事もあり、今回、これのために刀をかわしたのは、本当に久しぶりのことだった。
「やぁ、源さんも来てくれたのか。」
「もちろんだよ。なんといっても、トシさんと沖田くんの試合だからねぇ。」

「やぁ、皆皆方、お揃いですなぁ。」
「あぁ、近藤さん」
「近藤さん!!」
談笑をしていると、近藤さんが向こうからやってきて手をふり、いやいやとその手のひらを頭にのせた。
総司の顔がぱぁっと輝く。
「おう、総司、来てくれたか。今日は本当に楽しみにしているぞ」
「はい、もちろんです。立派に務めますので、見ていてくださいね」
誰だ?と思うくらいはつらつとした声で総司が答えると、近藤さんは嬉しそうにうなずきながら笑った。
「もちろんだとも。トシも頼むよ」
そうして俺にも声をかける。
「あぁ、まぁここまできたら、できる限りやるさ」
「できる限りってなんですか、全力でやって下さい」
すかさず、総司がくいつく。誰も手を抜くとは言ってないのだが・・・。
「だから、やるって言ってんだろ」
俺は総司の顔をみながら嘆息した。


模擬試合が始まる。
互いに礼をかわすと、シーンと静まり返る開場の中、型どおりの演武を披露する。
時折、二人の居合いの声が開場に響き、観客はその一頭足に固唾をのむ。
まるで、型どおりではなく、実際に戦っているかのような息の合った流れに、演武を終えて礼をかわすと割れんばかりの歓声が広がった。

「では、これより、試合へと移らせて頂きます。まずは、今、演武披露頂きました、天然理心流の、土方歳三くん、沖田総司くんに、開会の一戦をお願いします。」
進行を務める審判が、両者を再度引き合わせる。
総司の顔がなおいっそう引き締まる。
本気の顔だ。
もちろん、こちらとて、負けるつもりは無い。
互いにけん制しあい、刀を交える。
剣がぶつかるたび、カーンと激しく甲高い音が響く。
互いの剣筋が重く腕にのしかかる。
総司が、突きを仕掛けてくる。
得意の三段突きだ。
いったいどう打ち込んでいるのか、素人目には全く判断できないスピードで、容赦なく打ち込んでくる。
「くっ」
それにあたらないように、すんでのところで交わして、かわりに、こちらからも仕掛ける。
そしてまたこ気味よく、剣の音が響いた。
互いがかわし、業をくりだすたび、「わっ」「おおっ」「おー!!」と客席から声があがる。
そうして、何分攻防戦を繰り広げただろう、互いに一歩もひかない戦いに、談笑していた観客も固唾をのみはじめた。

「やぁっ」
「はっ」
互いの渾身の声と交わる剣先。
普段の二人からは想像もつかないオーラがぶつかり合う。
何かにつれ、めんどくさがる総司も、総司に甘い俺もそこにはいない。
さらに、何分もの間、その攻防を繰り広げる。
そして、総司に一瞬、苛立ちが見えた。
その瞬間、できた隙を見逃さない。
一気に一歩踏み出し、剣を斬り込む。
剣先が、総司の首元に、かろうじてあたらぬ場所でぴたりと止まり、隙をとられた総司がカッと目を見開いて、その剣先を見る。
「・・・」
「一本、それまで!!」
ハァハァと互いに荒い息を繰り返す。
客席からは先ほどよりもなお、大きな歓声と拍手が巻き起こった。


「うっわぁ、この後やりにくいったらねぇな」
新八が、それに交って拍手をしながらぐちをこぼす。
「まっ、仕方ねえは、ありゃぁ。俺らは、午後からだから、まだましだがな、この後の奴らには同情せざるをえないな」
原田も苦笑いを浮かべながら手をたたく。
「ありえねぇ」
平助も口をポカーンとあけたまま、中央の二人を見る。
「うむ、よい試合だった」
斎藤はそんな三人とは対照的に満足げに笑みを浮かべた。
「そうですね、あの集中力は、我々も見習わねばなりませんな」
島田も、腕を組んで、首を縦にふりながら大好きな大福を一口口にほおばった。


「さすがは、土方くんですね。一瞬のすきを見落とさない。あいかわらず良い目を持っていますねぇ」
「全くだねぇ、沖田くんも負けてはいないが、いやはや、久しぶりに良い試合がみれたものだ」
山南さんと源さんも満足そうに笑みをかわす。
近藤さんも、自慢げに笑いながら、手をたたいた。


会場から外に出ると、総司が悔しそうに唇をつきだし、ふてくされながら歩く。
前を歩く俺の背中を手にした剣でバシバシと叩く。
「痛いって」
もちろん、手加減をした叩き方だが、それでも痛みは感じるくらいに強く、しつこく剣をあててくる。
「ったく、仕方ねぇだろ、お前が隙を見せるから負けたんだろうが」
振り返って、剣をとりあげながら言う。
「もうちょっとだったのに」
ムウッとさらに総司がふくれる。
「なんでもかんでも余裕なんて、ムカツクなぁ」
「あのなぁ、だからって、手を抜いたら怒るだろうが」
「そうですけどー」
着替えの部屋に戻っても、まだご機嫌斜めだ。
「もう、いい加減、機嫌をなおせ」

「やです」
簡易的な個別のシャワールームで汗を流していると、上から総司が顔を出し、シャワーの水が俺の顔に向かってとんでくる。
「総司!!」
背が高いのを良いことに、上から顔をのぞかせて、ノルズをこちらに向けたのだ。
直撃をうけた俺を、嬉しそうに総司が笑う。俺は、白んだ目で睨みをきかせる。
そして、下のあいた所から、総司のいる側へ侵入すると、総司を壁際へと追い詰めた。
「・・・」
水にぬれた裸体が密着する。総司が思わず唾を飲み込んだ。
引き寄せると、総司の唇をふさぐ。
「んっ、や・・」
深く口腔の舌を追い詰めると、総司がすっかり大人しくなる。
「もう、土方さん、キスしたらなんでも僕が許すって思っているでしょ」
顔をあからめながら抗議する。
「別に、ただ、大人しくなるのは確かだな」
ニイっと笑う。
「・・・・・・最低!!」
俺の腕からすりぬけて、ズンズンと部屋へ戻る。
それについて出た俺が、バスタオルを投げると、それを掴んで、ガシガシと、顔を拭いた。
水滴をとって、服に腕を通しながら総司が言う。
「次は絶対勝ちますから」
「いや、来年もでるとは限らねぇが」
「でてもらいます。近藤さんにお願いして無理にでもでてもらうんで、覚悟しておいて下さい」
また、舌をだして、あっかんべーをして見せる。
「じゃぁ、来年も勝ってやるよ」
「絶対、絶対勝ちます!!」
ブンッと濡れたバスタオルを振り回すと、俺めがけて投げつけた。



武術会は、大盛況のうちに幕を閉じた。
模擬試合に、開幕の試合とも、松平理事長にこのうえないというほど絶賛をうけたらしく、近藤さんのご機嫌っぷりもいつも以上で、ささやかながらと打ち上げを開くことになった。
近藤さんが称賛を述べるたび、ニコニコと笑う総司が、見えないように俺の足を蹴る。
負けず嫌いの総司の気がおさまるのにはまだ時間がいるらしい。
この分だと、来年もし負けでもしたら、何を言われるかわかったもんじゃない。
『こりゃぁ、来年までに、もっと鍛錬をつんでおかないといけねぇな』
楽しそうに斎藤たちのところにまざる総司を見ながら思う。
総司のスキを見逃さない自信はある。
だが、俺とは違い、道場にでて鍛錬を積む総司の腕は、未だに成長を続けている。
いずれ、負ける日が来るかもしれず、だが、まだ負けたくは無い。
そう心を引き締めながら、近藤さんと談笑をかわした。



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Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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