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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/11/23 Wed  22:22
『災難は隣人からやってくる−2』(土方×沖田 SSL)

『災難は隣人からやってくる−2』(土方×沖田 SSL)

お茶やパンケーキを置いて、よそいきに着替えた姉貴が、俺の部屋にもう一度顔をだす。
「さて、ちょっと、買い物にでてこようと思うんだけど、留守番頼んでしまってもいいかしら。もし、歳三さんが起きたら、お粥あたためてあげてくれない?レンジの時間とか書いておくから」
「はい、いいですけど、留守番って言っても」
つかまれたままの腕を見る。
「ふふ、いいのよ、鍵も締めていくし、いてくれるだけで良いしね。歳三さんが手をはなしてくれたら、適当にしててね。冷蔵庫のジュース飲んでくれてもいいし、棚におやつもまだあるしね。」
「はい」
「じゃぁ、行ってくるは、宜しくね」
ひらひらと手をふると、パタパタとスリッパの音をさせて階段を降りていった。
残された総司は、もう一度、つかまれた腕をふってみる。しかしやっぱりはなしてはもらえなかった。

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仕方なく、総司はその体勢のまま、自分の鞄をさぐる。
本当なら、鬼の寝てる間を良いことに、必死で隠している句集を見つけ出して、読みふけりたいところなのだが、まるで、そうはさせないというふうにつかまれてしまっている。
鞄の中から本を取り出す。
今読んでいる最中の新選組本だ。土方歳三が主役で、沖田総司との仲の良さが同じ名前としてはちょっと嬉しかったりもする。
せっかくだからと、ベッドの端にかたよって寝ている、俺の横に肘をついて転がると、さっそくページをめくりはじめた。


>>>
「ただいま総司君、今日、夕ご飯食べていくで・・・・・しょ?」
買い物を終えて帰って来た姉貴が部屋の扉を開く。
中に入った途端、広がる光景に目を輝かせた。
俺の横で、総司も転がり、腕をつかまれたまま寝息をたてているのだ。
手のひらを口につけて笑うと、自分の携帯を開いて、姉貴がこっそりと近づく。
「まぁ、歳三さんたら、まだはなしてなかったの?」
総司の腕にのっかったままの俺の手をみて、ふふふと笑う。
起こさないように気をつけながら、携帯カメラに設定すると、カシャリと音をたてて、シャッターを切る。
「ふふ、可愛い」
そして、無防備な顔で、本の上に顔をのせて寝入っている総司をUPにする。
「これは、歳三さんにサービスね」
ともう一枚、シャッターをきった。

「んっ」
ごそりと動いた俺に姉貴があわてて携帯をかくす。
半目をあけて、ぼーっと目前をみる。
「あら、歳三さん、眼がさめた?」
ごしごしと、眼をこすって確かめる。
「姉貴」
もう片方のの腕をあげようとして「ん?」となる。
「総司っ!!」
飛び退く勢いで俺は驚いて、起き上った。
「ふふふ、歳三さんたら、総司君をつかまえて離さないんですもの。」
「なんのことだ??」
風邪でガラガラの声がさらに裏返る。
「ラブラブツーショットは頂いたはよ。冬の新刊、いただきだはっ」
「ちょっ、・・・まさか、写真にとったんじゃねぇだろうな??」
姉気の手に握られた携帯に気づいて声をあげる。
「ふふふ」
いじの悪い顔で姉貴が携帯にキスをするような仕草をする。
「消せっ!!」
「嫌よ、こんなショット、なかなかとれないんだから。ふふ、歳三さんたら、総司君の手をつかんじゃって、顔寄せ合ってん寝てるんだもの、美味しかったはぁ」
「!!!消しやがれっ!!」
「いーやっ」
べーっと姉貴が舌をだす。
「総司を巻き込むなっていつも言ってるだろ」
「巻き込んでないはよ。ただちょっとそこにある光景を撮っただけじゃない。別に、よそに流すわけじゃなし。同人にのったら、顔はキャラクターなんだし、歳三さんたちだってわからないから大丈夫よ」

「んーっ」
と、横での騒ぎに総司が目覚めて身体を起こす。
「あれ、僕寝ちゃってたんだ」
起き上って目をこする総司に、俺は声をかける。
「総司、何しにきやがったんだ」
「あら、歳三さん、そういう言い方はないはよ、総司君、心配して見舞いに来てくれたんじゃない。」
姉貴が俺をたしなめる。
「そりゃぁ、ありがてぇが、うつったらどうするんだ。ただでさえ、喉も肺も弱いってのに」
だから、今まで、風邪をひくと、合わないようにしてきたのだが。
「その時は、その時よ。うつってしまったら、歳三さんが、責任もって看病すればいいのよ。」
「そりゃ、看病くらいするが、総司の場合は、肺炎までいっちまう可能性だってあるんだぞ」
昔、総司は、学校のクラスメートにもらった風邪で3度も肺炎になったことがある。
「だから、その時はその時でしょ、まだかかったわけでもなし、気をつけて見ておけばいいのよ、どうせ、あんたたち、四六時中一緒にいるんでしょうが?昔みたいな、小さい子供でもないんだし」
「そういう問題じゃねぇだろ」
二人言い合いをはじめる。

「あのーっ・・・」
まだよくつかみきれない頭で、総司が目を白黒させて呆ける。
「もう、いい大人が小さいいことぐちぐち気にするんじゃないわよ、ひんむいて、ちょんぎるわよ」
「・・・・・・・・・・・」
総司があんぐりと口をあけて姉貴を見た。

姉貴は、けっこう過激な人で、エキサイトすると口がわるくなる。
俺と口喧嘩をすると、だいたいこんな感じだが、知らない人が見たら、たいてい総司のような反応をすることになるのだ。
なんせ、普段は、おしとやかで、よくできた女性というイメージを前面に押し出した猫っかぶりだからだ。
「あっ、ほほほほ、気にしないで、総司くん。あっ夕食食べていくでしょ?総司くんの好きそうな食材買ってきたのよ。用意するから、それまで、ゆっくりしててね」
姉貴もしまったと思って、とりつくろうと、後ずさるように、部屋をでていった。

しばらくの間、総司は口をあけてそれを見ていた。
「総司、、大丈夫か?」
「は?あっうん」
やっと我に返って口をとじる。
なんとなく気まずい。
「・・・その・・・よ・・」
俺はポリポリと頭をかく。
「ありがとよ」
ぼそりとそう口にした。
「えっ?」
「だから、見舞いに来てくれて、ありがとうよ」
こういう事を、普段一緒にいるやつに言うのは恥ずかしいのだ。なかば、やけくそ気味に声を大きくする。
「来て良かったですか?」
総司が聞く。
「おう、さっさと治すからよ、うつらないようにだけ、気をつけてくれよ」
「うん」
思ったよりも元気そうな俺の顔を見て、総司が安堵した顔で嬉しそうに笑った。
両親を亡くしているが、それを見た記憶があるわけでもないのに、総司はどうも、病気で寝込む人を見ると、内心すこぶる不安な気持ちになるようで、だから余計に、こういう時には、会わないようにしていたのだが・・。
それでもやはり、心配して来てくれるというのは、嬉しいものだなと、一人、心の中でほくそ笑んだ。


>>>>
それから数日後、すっかり風邪も治り、職員室で昼飯のそばをかっこんでいる時、ふと届いたメールを見て、俺は思わずそれを噴き出した。
へんなところに入り込んで、ゴホゴホと咳き込む。

「おいおい、土方さん大丈夫かよ?」
近くで弁当をつついていた原田が、声をかけてくる。
あわてて、携帯画面を隠して、胸元をおさえた。
『歳三さんへ、きっと激しく萌えるはよ。 ノブ』
そう書かれたメールの添付ファイルには、あの後、すべて消させたと思っていた写真のうちの一枚が、映し出されていた。
しかも、消させた中にも覚えのない一枚。
総司をつかむ俺の腕に、絡まるように、自身の腕をそえ、頬を寄せて猫のように丸まって眠る総司の写真。
と、後ろから、ひょいっと、手が伸びて、それを取り上げられる。
あっ、と思った時には、手からスマートフォンが消えていた。
「総司っ!!」
いつの間に来たんだ?
「何見て、吹いてるんですか?汚い人だなぁ」
そう言いながら、画面を見る・・・とみるみる顔が紅くなった。
ガッと俺の襟をつかんで、すごい勢いで職員室の隅までひっぱる。
「なんですか、これは!!」
「しらねぇよ、今、姉貴から送られてきたんだからよ」
「っていうか、これ見て、土方さん、吹いてたんですか?変態!」
「ばっ、バカてめぇこそ、こんな恰好して寝ていやがるのがいけねぇんじゃねぇか」
「それは、土方さんが手をつかんだまま寝ちゃうからじゃないですか!」

「仲いいな、おめぇら」
こそこそと言い合いをしていたら、横の扉から入ってきた不知火がぬっと顔を突っ込んで覗き込む。
「!!」
「不知火っ!!」
「うっわ、色気ねぇなぁ、沖田。」
総司の手から、スマートフォンを取り上げて、不知火が笑う。
「なっ!!」
ムッと総司が顔をあげる。
「ちょっと、色気がないってどういうことだよ」
「無いから無いって言ってんだろ」
「君のほうが、よっぽど色気ないじゃい!無駄に年齢重ねて居座るおっさんのくせに、もうちょっと大人しく、端っこにいたらどうなの!」
「あぁん?やんのか、ガキ」
「やるにきまってるでしょ」
「じゃぁ、言ってみろよ、どのあたりに色気があるんだ?あぁ?」
「く、首筋とか、鎖骨とかっ!!腰とかっ!!」
男同士でやるには、どうにもおかしすぎる言いあいが職員室に響き渡る。
とにかく、総司の口をふさぎに行こうと思っていると、先ほどまで、ゆうゆうと弁当を食べていた原田が、最期の一口を口に放り込み蓋を閉じる。
落ち着き払って立ち上がると、そばにあった辞書を片手に、二人のそばに近寄る。
と、ガッと降りあげて、辞書の平たい部分で、不知火の頭を思いっきりたたいた。
「痛っ!!」
不知火の大きな声があがる。
「職員室で騒ぐな、うるせぇ、撤収だ」
不知火の手からスマートフォンを取り上げると、動きを止めた総司の手にそれを返す。
そして、不知火の首根っこをつかむと、ずるずると、引っ張って戸口へと歩く。
「土方さん、早く食べねぇと、そば、のびちまうぜ」
言って、そのまま、不知火を引きずって、職員室から出て行った。

「ねぇ、土方さん、僕、色気ありますよね?」
シーンとなった職員室で、総司がまた返答につまる質問をしてくる。
「あ、・・あるんじゃねぇか??」

ある・・・と言えばある。

無いと言われれば、全くない・・・・のかもしれない。

必要以上に自分の目にフィルターがかかっている自覚はある。
「どこですか?どのあたりが色っぽいと思いますか?」
「・・・・・・・」
嬉々として総司が詰め寄る。
しかし、そうは言われても、どこと言われても・・・・。
少なくとも、俺には、それなりに・・・・いや・・・・・・・・・・・色気とはまた・・・違う・・・・・ような・・・??
「ちょっと、なに、詰まってるんですか」
俺は、机に崩れ落ち、完全に顔をうずめて沈没した。

「ちょっと!!」
とゆする総司と、机につっぷす俺の姿を、職員室に残っていた教師たちが、クスクス笑いながら見ていた。



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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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