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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/11/19 Sat  18:53
『災難は隣人からやってくる−1』(土方×沖田 SSL)

『災難は隣人からやってくる−1』(土方×沖田 SSL)

「はぁ」
職員室で、先ほど授業で使った教科書を片づけようと本を手にしたまま、その上へ、おでこをおとす。
どうも、朝から、身体が重たくて仕方がない。
「おいおい、土方さん、大丈夫かよ」
同じく授業から帰ってきた原田がけだるげに突っ伏している俺に声をかけてくる。

「あぁ、ちょっと朝から身体がだるくてな。」
そう言っておでこに手のひらをあてると心なしか、熱い気がする。
「風邪じゃねぇのか?この後は、もう授業ないんだろ?帰って寝た方がいいじゃないか?」
そうしたいのは山々だが、今日は、総司と約束がある。
近藤さんの誕生日が近い為、プレゼントを買うのを付き合えと言われたのだ。
そのため、昼からの授業も、1時間ほど頑張って仕事をしてみたが、どうにもふらふらして手に付かない。
喉もヒリヒリと痛む。
先ほどより、額も熱い。
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駄目だ、とあきらめて席を立つ。
「原田、悪いんだが、総司に伝言・・ゴホゴホ」
言おうとして、咳が喉をついてでた。
言わんこっちゃないと、原田が俺の方を見る。
「風邪で帰ったって言っといてやるから大丈夫だ」
そう言って、立ち上がると俺の額に手をやる。
「うわ、熱いじゃねぇか、大丈夫なのか?送ってくか?」
自分の車の鍵を探しながら言うが、
「いや、かまわねぇ、病院よってから帰るから」
徒歩でも20分ほどしかかからない。車で帰れば、5分ほどで家につくのだ。
「そうか、気をつけてな。総司には心配しなくても伝えておくからよ」
「すまねぇが、頼む」
そう言って、荷物を片づけると学校を後にした。
病院に立ち寄って診察をうけると、38度も熱がある。
完全に風邪だと診断された。



俺の代わりに別の教師が終礼に行くと、総司がいぶかしい顔をした。
終礼を終えて、総司が職員室につくと、当たりをキョロキョロとみわたす。
当然ながら、俺の姿はない。
総司をみつけた原田が、こいこいと手招きをした。
「サノさん、土方さん知らない?」
小さい時から、原田のことを知っている総司は学校でも、めったに原田先生とは呼ばない。
学校では、先生と呼べといっても、治す気はさらさらなく、当然俺のことも、先生ではなく、土方さんと呼ぶ。

「あぁ、いやな、どうも土方さん、風邪をひいたらしくてよ、1時間ほど前に帰ったんだよ。約束があるって気にはしてたんだがなぁ」
「風邪?大丈夫なの?」
「どうだろうな、ここをでる時でも、熱はあるみてぇだったが」
総司がそれを聞きながら曇った顔をした。
「なんだ、暗い顔だなぁ、そんなに、今日の予定、大事だったのか?」
原田が総司を見上げる。
「えっ?あ・・うん、それはいいんだけど・・・あの人、病気で帰るとかしたことないし、風邪なんて、ひかない人だし、そうとうひどいのかと思って・・」
それを聞いて、??と原田が首をかしげる。
確かに、めったなことでは休みもしないし、早退もしないが、風邪をひいているのは、何度もみたことがあった。
「いや、土方さんだって、風邪くらいひくだろう」
そういうと、今度は総司が首をひねる。
「寝込んでるの、昔に、1回か2回しかみたことないし」

しかもそれは、インフルエンザでどうしようもない熱をだした時のことだ。
ようするに、風邪をひくと、風邪で休んでると総司には知らせないようにしていたということだ。
風邪以外の理由をつけて、会わないようにするなどしていたのだ。
どうせ、うつしたらいけないとか、そんな理由でわざとそうしていたのだろう。
ったくあの人は、と原田は嘆息する。
風邪ひいた時くらい、総司に、心配させてやればいいのだ、と原田は心の中で思う。
うつしたらうつしたで、看病でもしれやればいいだけの話だ。
「大丈夫かな、死なない?」
「はぁ?」
風邪くらいで、誰でもかれでも死んでいたら、世の中死人だらけだ。
よほどこじらして、肺炎か脳症にでもならない限りそんな状態にはならない。
「心配なら、見舞いにでも行ってやればどうだ?」
原田は笑いながら、総司に笑顔をむけた。
「でも、なんで来たんだって怒りそうだし」
確かに、しかし、そればべつに本気で怒っているわけではないのだが。
「まぁ、土方さんだしなぁ、そう言うことは言いそうだが、でもよ、嬉しいには違いがないはずだぜ。誰だって、好きな奴が心配してくれたらうれしいもんだ。総司だって、体調崩したときに、土方さんが飛んできてくれたりしたら嬉しいだろう?」
「・・うん、まぁ」
ちょっとはにかんだ顔が可愛い。普段にくたらしいくらいの物言いや行動をするが、こういうちょっとした時に見せる子供っぽさがいいんだろうなぁと総司をみてほくそ笑む。
「な、行ってきてやれ、怒ったら怒ったで、怒る元気があるんだなって思えばいいんだし、うつっちまった時は、土方さんのせいにしちまって、存分に看病させたらいいんだしよ。あの人のことだから、ブツブツ言っても、絶対心配してくれるだろ」
「サノさんて、けっこう土方さんを理解してるよね、なんだか焼けちゃうなぁ」
「ははは、心配するな、俺には、他に好きなやつがいるんだからよ、あんなおっかねぇ人、とらねぇよ」
「知ってるけどね」
悪戯っぽく舌をだして総司が笑う。
「よし、じゃぁ、気をつけて帰れよ」
「うん」
手をふって、総司は職員室を後にした。


今日は、部活の無い日だ。職員室を出ると、そのまま、下駄箱の場所まで走る。
「総司、廊下は走るな」
風紀委員の仕事として、見回りをしていた斎藤がみつけて、声をあげる。その横で同じく風紀委員の薫が「失点だ!!」
と叫んでいたが、
「土方さんの一大事だから、見逃してくれるよね、一君!!」
と都合のよいことを叫び、薫にあっかんべーをするとそのまま廊下を走り抜けていく。
「逃げるな沖田ー!!」
と薫の怒号だけが、校舎中に響き渡っていた。


>>>>
総司は、家がすぐそばにも関わらず、着替えもしないで、そのまま佐藤家の呼び鈴をならす。
標識は、佐藤だが、俺はこの姉の嫁ぎ先に世話になっているのだ。
「はい、あら、総司くんじゃない。いらっしゃい。ちょっと待って、今あけるから」
ドアホンのモニターで確認した姉のノブが扉をあけて総司を出迎える。
「お待たせ、いらっしゃい。」
「いつもすみません」
「いいのよ、あぁ、だけど、歳三さんなら、寝てるはよ。風邪みたいで。」
「あ、知ってます、それ聞いたので、来たんですけど」
「あら、愛されてるはね、歳三さんたら」
姉は冗談でそう言うが、総司と俺が付き合ってるとは知らない。
薄々感づいているというべきか、たんに妄想で思っているのか判断がつかない。
いちいち二人をくっつけたがる発言はするが、少なくとも、公式には、話をしたことはないのだ。
さすがの総司も、うちの姉には黙っているらしい。

「さ、あがって上がって。もう、歳三さんたら久しぶりに熱だしちゃって、帰ってくるんだもの。びっくりしたはよ」
「あの、ひどいんですか?」
総司が心配そうに姉をのぞきこむ。
「まぁ、熱はあるみたいだけどね、死にはしないはよ、寝るだけ寝たら治ると思うは、普通の風邪だって言ってたしね」
すこぶる心配そうな総司を慮って、そう大げさな言い方をする。
「顔、見てくる?」
「あっ、はい。じゃぁお邪魔します。」
「どうぞどうぞ、総司くんなら大歓迎よ、飲み物用意しておくから、よかったらまた降りてきてね」
招かれるまま、靴をぬぎ、階段を昇って俺の部屋へと足をすすめる。
扉を開けると、寝ている俺をみつけて、総司がそばへと近づく。
カタンという物音に、俺はうっすらと目をあけた。
「総司・・・」
「あっ、土方さん、えっと、大丈夫ですか?」
いつになく、殊勝な顔で横に座る総司をぼんやりとみつめる。
夢かと思って、総司の腕をつかんだ。
なんだ、つかめるのか・・・と思うが、しかし、先ほど飲んだ薬が効いているせいか、眠くて瞼をあけていられない。
腕をつかんだまま、また目を閉じる。
「ひ、土方さん??」
ぎゅーとにぎりしめたまま、そのまま寝てしまい、あわてて、総司が腕を動かそうとするが、完全に握りしめたまま寝息をたたてる俺に、冷や汗をたらす。
「なんで、腕握ったまま寝るんですか、ちょっと!!土方さん!!」
横でわめくが、とうの俺はすっかり夢の中にいる。
頑張ってぬこうするが、びくとも指が動かない。
「・・・・」
どうしたものかと思案して、あれやこれやと腕を動かしてみる。ゆすってみたり、たたいてみてもさっぱりぬけない。
指を一本ずつ、はなしていくが、次の指にとりかかると、はなしたはずの指がもとに戻ってくる。
「もうっ!!」
ムムムと睨んでみたところで、当然とけるはずもない。

あきらめて、俺の顔を覗き込み、瞬きをする。
自分が寝込んでいることはあっても、俺が寝込んでいる姿など、見たのは初めてに等しい。
もう一度起きないか確認すべく、腕をゆすってみる。
「よし、大丈夫・・・だよね」
一人で確認すると、寝息をたてる俺の唇に、キスをした。
そうして、唇をはなすと、ベッドに、自由な方の腕をついて、顎をのせて覗き込む。
『いつも、五月蠅いのに、子供みたいじゃないですか?』
フフフと嬉しげに笑った。

と、扉が急にあいて、「わっ」と肩をふるわせて、総司が顔をあける。
「総司くん?」
ひょこりと、姉貴が顔をだす。
「な、なんですか?」
平静をたもとうと必死で胸を撫でながら、総司が振り返る。
『見られた?見られてないよね????????』
「あら、あらあら、歳三さんに捕まっちゃったの?」
腕をつかまれたまま、振り向く総司を見た姉貴がくすりと笑う。
どうやら、顔を大接近させていたのは、見られていないらしい。

「今でも、人の腕つかんじゃうのね。歳三さんたら。昔から、熱をだしてる時に油断して近づくと、看病してくれる人の腕つかんではなさないのよ。そのくせ、聞いても覚えてないんだから」
「え、土方さんがですか?」
今まさにその状況でありながら、想像がつかずに首をかしげる。
「そうなのよ、あっ、でも大丈夫よ、熟睡したらはなすから」
面白そうに姉貴が笑う。
「あっちょっと待ってて、写真とってくるから」
「はい?」
「証拠よ、証拠。いつも、認めないんだもの、ね、協力してちょうだい。」
「はぁ・・」
そういうと、姉貴は、いそいそとカメラを持って帰ってくる。
カシャリとシャッターをきると、満足そうな顔をして、
「さ、これで、今度の新刊の仕上げは安泰ね」
と、恐ろしいことを口にした。

「待ってて、飲み物持ってくるから。昨日焼いたパンケーキもあるのよ、食べるでしょ?」
「あっ、はい。ありがとうございます。」
腕をつかまれたまま、総司が姉貴の顔を見ていう。
俺もそうだが、総司もまた、姉貴には弱い。
自分にも姉がいて、その人が唯一の家族であることもあり、どうにも、姉という存在には、素直になる性質があるらしい。
総司は素直に言われるまま礼を言った。



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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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