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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/08/24 Wed  01:46
五章 『境界線』(薄桜鬼 土方×沖田)<R18指定>

BL要素を含みますので、苦手な方はご遠慮下さい。
また、この話は、R18指定とさせて頂いております。
18歳未満の方の閲覧は、固くご遠慮申し上げます
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五章 『境界線』(随想録 土方歳三)


 何事も、一線を越えるということは、それなりに勇気がいることだ。
 多少の勢いも必要なのだと思う。

 恋仲にもなれば、体を求めあうということもまた、必然といえば、必然のことだと思う。
 俺が、総司に対して、そういうことをしたくないか?と聞かれれば、否である。
 正直、我慢をしている。
 嫌というほど、我慢をしていた。

 総司が近くにいるだけでもドキドキする。
 すりよって、上目づかいに見上げられ、思わず唾を飲み込んだこともある。
 ただでさえ、頓着した着方をする総司の胸元に目線がいく。
 俺の膝の上にでも座りやがった暁には、その隙間から見える、薄紅の突起に目が行くと、嫌がおうにも下半身がうずいた。
 当人は、あまり何も気にしないらしく、ことあるごとに、近づいてくるから埒があかない。
 そのまま、押し倒して、行為にいたってしまったなら、楽になれるという誘惑と、小さい時から知っているし、近藤さんの愛弟子でもあるし、そんな罪悪感との間をとめどなく行き来する。
 人の気も知らない総司は、本当に好き放題なのだ。
 暑いといって、平気で服も脱ぐし、抱きつきもする。
 大人びて見えながら、こういう面ではどこまでも子供なのだ。
 服をぬぐ事じたい、そりゃぁ男同志で、何を気にするってこともない、というのは分かる。
 分かるのだが。。。


 「土方さん、お帰りなさい。」
 毎度毎度のことながら、帰ってくると、総司が俺の部屋に転がっている。
 部屋の真ん中に転がったまま、何かの本を上にかかげて、読んでいたらしい。
 その体制のまま、顔だけ、ヒョイと横にだした。
 「部屋に来るなとはいわねぇが、せめて、起き上って出迎えるとかなんとか、あるだろうお前は」
 そう言いながら、一瞥すると、その横を通って、荷物を机の上におろす。
 いつもなら、ここで一言二言言い返してきそうなところだが、今日に限って、何も帰ってこない。
 どうしたんだ?と思い、チロリと横を見ると、顔を本で隠し、そこから、眼だけのぞいて、俺を凝視していた。
 な、なんだ??
 いつもと違う様子に居心地悪く眼をそらすと、総司がコロンと転がって、うつ伏せになり、肘をついて、体を起こす。
 「土方さんって」
 「な、なんだ??」
 「僕を見て、欲情したりすることってありますか?」
 「はぁっ??」
 いきなりの物言いに、思わず声が裏返る。
 脳天から、桶でも落ちてきたような衝撃に前を向いたまま、固まってしまった。
 嫌な汗が背中を流れる。
 そして、チラリと見えた総司の手元にある本の内容に、眩暈がした。
 「お前、何を・・・みて・・るんだ??」
 ぎこちなく声がうわずる。
 総司が見ていたのは、いわゆる、春画とよばれる代物だった。
 こういうものにしては、表紙がみょうに綺麗に造られていて、全く気付かったが、中は、裸の女性と男性が絡み合う、みだらな光景が描かれている。
 総司とて男なので、それに興味があってもおかしくはないが、春画を見るような図がどうにも想像できなかった為、ひどく動揺してしまったのだ。

 「これですか?春画っていうんですよねぇ。これ見て研究しろって新八さんが言うんで、借りてきたんですけど、よくわからなくて」
 「研究って・・」
 「だって、土方さんって、僕にこういうことって、ぜんぜんしてくれないじゃないですか、それって、僕に色気がないとか、魅力が足りないとかなのかなぁと思って」
 コテっ、と頭をその本の上に落として、俺を見上げる。
 「僕もあまり、気にしてなかったんですけど、サノさんは、付き合ってて全くそういうことをしてないってのはおかしいって言うんですよね。ないならないで、多少の努力もする必要はあるって。でもどうしたら、土方さんが、そういう気持ちになるのかってよく分からないんですもん」
 だからと言って、本人に面と向かって聞くだろうか。
 じいっと顔を見たまま、つらつらと続ける。
 こっちはまともに顔も見れやしない。
 すでに心臓が爆発しそうな勢いだ。
 顔にださないのに必死だということを、目の前の人物は全く気付かない。
 「やっぱり、胸がないのが駄目なんですかねぇ。でも、ぼく男なんで、そういうの無理じゃないですか。男同士っていうのが、そもそも駄目なのかと思ったんですけど、男の人同士でもそういうことはできるって言ってたし。」
 そう言いながら、俺の顔を一瞥すると、寝転がったまま、自分の服をはだけて、中をのぞきこんでみる。
 その隙間から、ちらりと淡い先端がのぞく。
 「そもそも、僕、男同士でどうやってやるのかってわからないんですよね。サノさんや新八さんは、土方さんなら知ってるだろ?って言って教えてくれないし、一くんは、聞いたら、顔真っ赤にして逃げていっちゃったんですよ。で、医者の心得があるなら少しはわかるかと思って、山崎くんにも聞いたんですけど、口をパクパクして動かなくなっちゃって」
 どこからつっこんだらよいのかわからない。
 聞かれた方も災難極まりない。
 斎藤や、山崎など、女性との秘め事話でさえ、同じような反応をするに違いなく、あきらかに人選が間違っている。
 その前に、そんなに、幾人にも、話をふっていやがったのかと思うと冷や汗がでる。
 どおりで、帰って顔をあわすなり、新八はにやにや笑うし、サノは、何もいわずに、ポンポンと肩を叩いて笑いながら去っていきやがる。
 斎藤や山崎は、いつもなら、礼儀正しく挨拶をかわしてくれるのに、顔を見るなり、そそくさと逃げるように立ち去るしで、おかしいと思った。
 あまりのことに頭を抱えていると、総司が体をおこし、居住まいを正して、俺の横に座る。

 「僕、土方さんといるとドキドキするんですよね。それは大丈夫ですよね。好きってそういうことですよね。」
 「・・・あぁ、、そう、だな・・・」
 一応の相槌をかえす。
 さらに総司が近づいて言う。
 「考えたんですけど、土方さんと、こういうことができるんなら、したいじゃないですか。でないと、なんだか、土方さんと恋仲になったって気がしないじゃないですか。だから、僕頑張りたいんですけど、土方さんは、どうやったらドキドキしますか?えっと、とりあえず、着物は脱いだ方がいいんですよね。」
 本の中で絡み合う、男女の様子を見直して、さっそくとばかりに、帯をとこうとする。
 簡便してくれと、心の中で叫ぶ。
 正直、ドキドキしっぱなしだし、総司が近づくだけで、香りがするだけでも下半身がうずくのだ。
 まして、そのような誘うものいいをされると、自然と息があがる。
 はだけた着物から、鎖骨がのぞき、へんな色香が魅了する。
 あわてて、総司の手を押さえて止めた。
 「なんで、止めるんですか?」
 抗議とともに、不安そうな瞳がゆれる。
 「やっぱり僕じゃ、嫌ですか?」
 着物に手をかけたまま、上目遣いに覗き込む。
 「嫌じゃねぇ・・嫌とか、そういうんじゃなくて・・・」
 手を押さえたまま、いつもより早い呼吸を繰り返す。
 「そうじゃ、なくて・・・」
 なんでもかんでも、思うまま突っ走れれば、楽だとは思う。
 しかし、目の前の総司は、男同士がどうやって愛し合うのかも知らないと言う。
 それどころか、女とすら寝たことがないのだ。
 色恋沙汰なんて、聞いた事もない。
 逃げないとは決めたが、やはり近藤さんにばかりくっついて、剣ばかり握って、みてくれだけ成長したような、そういう奴を、自分がどうこうしちまっていいのかどうか考えてしまうのだ。
 出会いは最悪だったにもかかわらず、一緒にいるうちに、こいつばかりが目について、どうにもならなくなっていた。
 と同時に、近藤さんの大事な愛弟子で、面倒ばかりみてきた手前、どうにも、好いたやつと、弟のようなという感覚とが、いったりきたりしてしまう。
 大事すぎて、二の足を踏ませる。
 そうやって、想いから逃げるために、日野にいた頃などは、女と寝たことも正直幾度となくある。
 相手の女性には申し訳ないが、いつも、むなしさだけが心に残った。
 その総司が今自分の腕の中にいる。
 それだけでも幸せだと思った。
 大事すぎて、二の足をふませる、それが、総司を不安にさせるのだろう。
 不安と興味とが、入り乱れて、知らないゆえの好奇心だけで総司は突き進もうとする。
 反面、原田や、新八にいろいろ言われて、少なからず、自分の居場所に不安を覚え、結論が、へんな方向へ向いている。
 総司は、幼少期に、両親をなくし、一人、近藤さんのところに預けられて、兄弟子にもいじめられて、そんな孤独な世界で生きてきたことがあるから、内心は、自分の居場所がなくなることを恐れているふしがあるのだ。
 近藤さんや大人の前でいい子ぶろうとするのも、いちいち、俺に喧嘩をふっかけてきたりするのも、かまって欲しい、一人になりたくない、そんな心のあらわれでもある。
 そういう時、放っておくと必ずと言って暴走行動をおこす。


 どうにも覚悟を決めろということらしい。
 目を細めて、総司を見ると、つかんだ手をぐいっとひっぱって、体ごと、自分の懐に引き寄せる。
 自分の胸元に、総司の耳を押し付けてやると、
 「うわっ」
 と総司が声をあげた。

 ドクンドクンと流れる音は、総司の想像よりもはるかに速い。
 「人の気もしらねぇで、あおってるんじゃねぇよバカが」
 「土方さんも僕を見て、ドキドキしたりするんですか?」
 さっき自分で好きならドキドキすると言ったくせに、俺が総司をどう思ってると思っているのだ。
 その心音を耳にした総司が、体制をそのままに、俺を見上げる。
 「あたりまえだろ。俺はてめぇの事が好きだって言ったじゃねぇか。」
 後ろからはがいじめにするような格好のまま、さらに総司の手を、自分の下半身へと引きこんでやる。
 「っ!!」
 触れた瞬間、総司の手がびくりとはねた。
 あきらかに大きくなった中心の感覚に、総司の目が引き寄せられた格好のまま、自分の手のある方向を追いかける。
 「土方さ・・・んっん」
 名を呼ぶ口を唇でふさぐ。
 接吻の仕方もろくに知らないらしく、舌を絡めるたびに、空気を求めて、口を開けようともがく。
 ひとしきりむさぼるように唇を重ねたあと、あえぐ総司の体をゆっくりと床へ下ろした。
 その上に、かぶさるように、総司を見下ろすと、うつろな目をして、ハァハァと何度も荒い息を繰り返していた。
 「男同士で、どう愛し合うのか、知りたいか?」
 真面目な双眸で総司に問う。
 俺だって、男と寝たことがあるわけじゃない。
 ただ、行商をして歩いていたりすると、耳ざとくなるもので、こと、色恋ざたや、そういう下世話な話は、民衆の話にあがりやすく、嫌でも何かしら耳に入った。
 半ば放心したまま、総司の喉がゴクリと動く。
 「やることは、男女で交わることとそう変わるわけじゃねぇ。ただ、交わる場所が違う。」
 そういうと、ごそごそと、総司の背中から手を滑らせて、その秘部をさぐる。
 「土方さ・・・」
 何をするのかと、総司が体をよじってのがれようとする。
 体が浮いたそのすきに、隙間から入れた手はその部分を探し出し、そっと指をあてる。
 着物の上から少しだけ力をいれてそこを押すと総司は
 「ひっ」
 と小さく、喉をならした。

 「男同士は、ここでつながる。」
 「つながるって・・あの」
 「春画を見てたのならわかるだろ?」
 そういうと、想像を巡らした総司の顔がみるみる赤く染まっていく。
 「わかったら、興味本位で足突っ込もうとするのはやめとけ」
 そう言って離れようとすると、総司がその腕をつかむ。
 嫌だと首をふるが、体はガチガチに固まっている。
 「あのなぁ、総司、俺だって我慢してるんだ。普段こういうことのために使うところじゃねぇとこにいれようって言うんだから、気持ちいいだけの話じゃない。初めてやる時は、そうとう痛いって聞いたこともある。でも、一度始めちまったら、俺だって我慢できなくなる。怖い思いをさせてまで俺はやりたくないんだよ」
 総司がその気なら、別に、俺は逆でもかまわないが、たったこれだけの説明でうろたえているくらいだ、そんな度胸はわかないだろう。
 それに、攻め手か受け身かでは、それなりに背負うものが違うと思うのだ。
 多少、されるがままの受け身とは違い、相手の境界を侵すだけのリスクと、その身体も心もすべてを守ってやるだけの覚悟が必要だと思うのだ。
 「嫌だ」
 それでも手を離さない。緊張したまま、神妙な顔で見上げて必死に訴える。
 その姿を見て浅くため息をはく。
 「仕方のないやつだな」
 「・・・だって・・・土方さん、ずっと我慢してたんですよね」
 声が震えている。
 「総司のことが好きで、大事でたまらねぇから、いいんだよ」
 「よく・・・ないです」
 緊張して、自分の着物の裾を握りしめたまま答える。
 どんな時でも、こうと思うと強情なのは変わらない。降参するしかなさそうだ。
 「わかった。でも、怖くなったら、いつでも言え。突き飛ばして逃げたって、俺はお前を嫌いにはならないから」


 先ほどよりも、優しく、口づける。
 耳を近づけると、ドクンドクンと総司の心臓が波をうつ。
 そのまま、着物の襟元を開き、下へと重心を移す。
 舌を這わせて首筋をなでると
 「んんっ」
 と艶めいた声をだした。
 あわててその口を自分の手でふさごうとするが、同じところをもう一度今度は強く吸い上げる。
 「はっああっあ・・・」
 と先ほどよりも大きな声が漏れてでる。
 触れる場所、ひとつひとつに体が反応をかえす。
 緊張して、余計にそこへ集中してしまうため、押さえようとすればするほど、声が漏れるのだ。
 そのたびに、泣きべそをかきそうな顔をしながら、必死で口をおさえる。
 さらに手を進め、緊張を解くように、総司が反応する場所を探る。
 まだ触れてもいないのに、胸元にある突起が誘うように膨らんでいた。
 目の前にありながら、常に、触れることができなかったその場所に思わず俺も息を飲む。
 触れると総司に衝撃が走り、なお一層、口を覆う手を噛む。
 「や、あ」
 「総司、手を噛むな、跡がつく。」
 ペースを落として、その手を口からはなし、抱き寄せる。
 「・・・だっ・・て・・・変な・・・声・・」
 涙目が訴える。
 「変じゃない。」
 抱き起こして、膝に抱っこするような体制にかえて、優しく笑いかける。
 「やめるか?」
 問いかけると、
 「・・んんっ」
 その声にさえ反応しながら、目をつぶって必死で首を横にふる。
 総司が噛まないように、手に取った総司の指を自分の口にいれて舐めながら、総司の中心を探して、手のひらに包み込む。
 緊張しきった体も、その中心もすでに悲鳴をあげている。
 堅くなったそれを優しくこすり、逃れようとするそれを追いかける。
 「ふ・・・あ」
 時に、強く、時に優しくその手をはわせる。
 「・・ひっ、・・・土方・・さ、ん、もぅ・・」
 涙まじりの声で何度も熱い吐息をこぼしながら喘ぐ総司の手が、その手をのけようと自分の手をのばす。
 が、それが、届くより速く、総司の体がびくりとはねた。
 「いや・・・あ・・あああっ」
 びくびくと体を震わせ、先端がはじける。
 痙攣した体がそれと同時に俺の手を汚し、紐がきれたように、ずしりと、俺の方に体重を預けて果てた。
 人に初めて触られたその場所は、思うよりも早く頂点に達する。
 「大丈夫か?」
 脱力したまま、罪悪感を背負ったような悲壮な顔をして、恥ずかしそうに顔をそらして鼻をすするが、
 それでも続けろと、腕をつかむ。
 ためしに、総司の秘部にふれる。
 手をそこへ運ぼうするだけで、ギクリと体を震わせ、緊張し、少し指がふれただけでも、そこは収縮して、どうにもならない。
 幾度となく、そこをほぐす仕草をしたが、結局、俺は、そこを探るのをやめた。
 不安そうに総司が俺を見る。
 「大丈夫だから」
 笑んで、再び、総司が先ほどから特に反応する場所をさぐって触れる。
 それだけでヒャッと首をすくめて甘い声をはく。
 むさぼるように、唇をはむ。
 「ふっう・・」
 さっき果てたばかりの体がまたすぐに、息をふきかえし、床の上を泳ぐ。
 いくらか緊張が解けるが、また、同じ場所に触れようとすれば、すぐに身構えて閉ざそうとするだろう。
 無理をしてまでする必要はない。
 お互いに気持ち良くなけりゃぁ、ただの暴力にすぎない。
 駄目なら駄目でいくらでもできる。
 繋がるだけがすべてではないのだ。
 ただこうして、肌をあわせていることが、一つ線を越えた証だから。

 ギュッっと握りしめられた総司の掌をときながら、俺の中心へふれさせる。
 躊躇した手が逃げようとするのを、手で押さえて囁く。
 「総司、俺もいかせて」
 「や・・あ・・・」
 右手で総司に握らせて、あいている左手で総司を転がす。
 初めてふれる人のモノの感覚に戸惑う。
 構わず、その手の上から自分の手を重ね、つかませてゆっくりと動かした。
 「総司・・」
 総司の掌の感触が、俺の手の中で動きに合わせて、ぎこちなく動く。
 「あ・・・あ・・・は・・ぁ」
 「好きだ・・総司・・」
 「あぁぁ」
 耳元に届く囁きに身ぶるいするように総司が再びそれを吐きだした。
 そして、それを追うように、自分もまた果てて荒い息を吐いた。

 交わるにいたらず、二度も果てた総司が、とろりと溶けるような表情をしながらも、眼に涙をためて悔しそうに唇をかむ。
 そのおでこに優しく唇をおとしながら、やんわりと髪をなでてやる。
 最期までできなかった自分がみじめに思えているのかもしれない。
 「はじめから飛ばす必要なんてねぇんだよ、少しずつ、教えてやるから、慣れていけばいい。剣術だってそうだろう?初めからなんでもできるわけじゃない。心配しなくても、俺は逃げねぇんだからよ」
 胸の中に抱き寄せて、総司を抱く。
 その髪に、顔をうずめると、恥ずかしそうに総司が小さく体屈める。
 「・・・なんで、そんなに、土方さんは余裕なんですか・・・・」
 腕にしがみついて、顔を隠し、くぐもった声が問いかける。
 「経験の差だろ」
 余裕に、笑いを含んだ声で返す。
 昔のことだと、総司もそれくらいは理解している。
 「・・・・・!!」
 それでも、ちょっと頬を膨らませるのは、好きな相手を独占していたいから。
 「愛しているよ、総司。」

 
 まだ多難。それでもとうとう、一線を少しばかり超えてしまった。
 ただ、後悔はない。
 ゆっくりと少しずつ求め合っていけば良いのだろう。
 総司にしてみれば、はじめてにしては刺激が強すぎたかもしれねぇが、好き合っていれば、どうせ、いつかは超える一線だ。
 とりあえず、まともに近藤さんの顔を見れるかどうか、それだけが問題だ。
 近藤さんにだけは、この関係をしゃべってはいないらしいが、ばれた時は、開き直ってしまおうと心に決める。

 総司を好きだ。
 この思いは、曇りなき事実なのだから。

 疲れ果てて目をつぶるあどけない表情を見つめながら、より強く、抱き寄せて目を閉じた。

 <続く>
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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

お読み下さい

※当blogにある画像及び、小説等について、転載及び、個人で楽しむ以外の使用はご遠慮下さい。

※タイトル欄や本文に<R18指定>と記載されているものにつきましては、教育上宜しくないと思われる内容を含むおそれがありますので、18歳未満の方の閲覧を禁止させていただきます。ご了承下さい。


※SSLシリーズでは、特に公式にない設定をかなり、作っております。
おい!って思われるだろう設定もあるかもしれません。 特に、たとえ、史実をほのめかす内容があったとしても、史実の隊士たちや、御家族にも、全く無関係の創作であると強く主張致します。
公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


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