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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/11/07 Mon  20:57
『!!!、遊園地へ行こう−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『!!!、遊園地へ行こう−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)


結局、宿題は、次の日の昼までかかって、ようやく片付けることができた。
どれもこれも、すべて、土方のせいだ!!と不知火は思う。
苦手な科目の担当であるだけの逆恨みだが、正直、これが一番時間がかかった。
が、何はともあれ、これで、原田と遊園地に行けるのだと思うと顔にはだせないが、内心はすこぶる嬉しい。
それだけで、宿題をやる手が自然と動いた。

いや、男と二人で遊園地というのは、抵抗がある。
あるが、正直、この原田の家に転がり込んでからもう4年もたっているのに、デートらしいことを一度もしたことが無かったのだ。
それを思うと、不知火にとって、まさにこれは、一大イベントと言ってもよいものだった。
ガラにもなく、雑誌なども買い込んで、チェックしている自分がおかしい。
不知火は、一人、部屋で苦笑いをしていた。

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そして、当日。
夏休み最期の休日ということもあり、遊園地には、多くの客が押し寄せて、入場券を買い求める列が出来上がっていた。
なんとか、買い求めて、原田と不知火は連れ添って中に入る。
なまじ、顔がととのっていて、体つきもよく、服の着こなしもスマートで、頭の上にカチューシャのように乗せられたサングラスといい、そこにいるだけで注目の的だった。
「さてと、どこから行くんだ?」
地図を広げて原田が聞く。
不知火は、飛び交う視線を思わず睨みながら、原田の方を見た。
『なんでこう、目立つかなこの人は』
と心の中で思う。
周りの目線になど気にも留めない原田は、楽しそうにパンフレットの地図を見ながら、説明書きを読んでいる。
「おっ、これ楽しそうじゃねぇか、最速ジェットコースターだってよ。不知火は、怖い系駄目とかいわねぇだろ?」
「おう」
「よし、じゃぁこれから行こうぜ。」
極上の顔で笑いかけた。

それは、この遊園地でも人気のアトラクションらしく、ずらりと行列が並ぶ。
列の最後尾に並んで、前に進むのを待った。
そうして、ようやく順番が回ってきて、乗り場に入ると空いている場所を探す。
隣どうし座れる場所があったので、そこにおさまった。
「久しぶりすぎて、ちょっとドキドキするな」
原田が不知火の横で笑う。
「去年、1年の遠足だぁとか言って行ってたじゃねぇか」
「遊園地には行ったが、引率じゃぁ乗れねぇだろ」
「なんだ、ていうか、原田、お前って実はこういうとこ好きなんだろ」
もっとこう、男同士で遊園地ともなるとへんな空気になるかと思ってたのだが、意外にそうでもなく、入った時から終始、原田は楽しそうだ。
「実はな。」
原田が笑って答える。
『へぇ、意外と子供っぽいところもあるんだな』
と不知火は、心の中で思う。
ただ、一緒にどこかに行きたいだけで突発的に答えた選択肢だったが、こんな一面を見れるとは思わなかった。
「おっ、そろそろ動くみたいだぜ。不知火、怖かったら絶叫していいんだぜ」
「誰が、するか!!」
とはいえ、不知火とて久しぶりにこんなものに乗る。
ここで無様なところでも見せようものなら、何を言われるやらと、ちょっとばかり身を引き締めた。


上から下への勢いのよい滑走をくりかえすたび、客の大歓声と悲鳴があがる。
グルングルンと大きく2回転するゾーンなどは、その声もさらに大きくなる。
そしてあっという間にプラットホームに戻ってくると、上気するもの、げっそりとしている者などなど反応も様々だ。

「やべぇ、久々に乗ったら、楽しすぎ」
原田は、上気する方の人間のようだ。
逆に、不知火は、怖かったと言わないまでも、多少こたえるタイプの側にいた。
「大丈夫か、不知火」
原田が面白そうに不知火を見てくる。
「大丈夫だよ!!」
なかばやけくそに答える。
小さい時は、それほど思わなかった気がするのに、図体が大きくなったからか、風の抵抗を大きく感じて、ときおり、「うわっ」と声をあげた。
そして、こういう絶叫系の乗り物といえば、その最中の写真をおさめたものを入口で販売されているのもお約束というものだ。
見るだけと言って、そのコーナーをのぞいた原田が、そこにうつるものを見て笑い転げる。
「あはは、これ、不知火の顔。わははは」
酸っぱいものを食べたような顔をしてオーッ!!と叫んでそうな原田と、眼をつぶって耐えている表情をした不知火がうつっている。
「やべぇ、おまえ、実は怖かったろ」
まだ腹をこらえて笑っている。
「原田だって、おかしな顔してるじゃねぇか。」
「不知火よりまし、あぁやべぇ、これ、1枚買って帰ろうぜ」
見るだけと言ったくせに、原田がまだ笑いがおさまらないと言う顔で、会計に向かう。
「いっ、いらねぇよ」
「いいじゃねぇか、写真に二人でうつってるのってねぇし、記念になるだろ」
「うっ」
そう言われると、微妙な気持ちだ。そう言われれば、特段二人で並んで写真をとるなんてことはないし、それは初めて二人でおさまっている写真と言ってもいい。
どうしてこう、原田という男は、ときおり人を期待させるような事を言うのだろう。


その後も、水上コースターだとか、海賊船だとか、味をしめた原田につれられて、絶叫遊戯施設を飛び回り、さすがに不知火も後半には慣れて余裕を取り戻した。
「だめだ、腹減った」
「減ったな。はぁ、久しぶりに叫んだ。不知火、食べる店は決めてんのか?」
「あ、えっと、雑誌とかで調べてみたんだが、遊園地内だと、ここがけっこういいらしい」
原田の広げる地図を指さして答える。
「よし、行くか。」
そうして向かったレストランは、まだ、昼飯時よりはすこし前だというのに、さっそくの混雑をみせていた。

「お客さま、申し訳ございません。ただいま大変込み合っておりまして、相席でも宜しければすぐにお通しできるのですが」
「相席?まぁ仕方ねぇか。これじゃぁな」
まわりを見渡すと、他にも相席をしているのだろうか、各テーブルがひしめきあっている。
「ありがとうございます。それでは、ご案内いたします」
店員につれられて、行った席にたどりつくなり、
「ゲッ」と、ステレオで声をあげた。
片方は、すでに座っている客から、そして、もう片方は不知火だった。
テーブルについている声のぬしは、フォークを口にくわえたまま
「なんでお前がこんなところにいるんだ」という嫌な顔をする。

対する不知火も負けてはいない。上から威嚇するように、その相手を見下ろした。
「あれ、土方さんに総司じゃねぇか。おまえらも来てたのか」
それをよそに、原田が親しげに声をかけ、早くもその席に腰をおろす。
「ちょっと、頼まれごとでな。」
沖田の向かいにすわる土方は、多少居心地の悪そうな顔で眉間に皺をよせる。
「そりゃごくろうさん」
「ちょっと、サノさん。その言い方って僕と一緒にいたら、土方さんが疲れるみたいじゃない」
「疲れてんじゃねぇの?」
ケッと馬鹿にした顔で、横やりをいれ、総司を見ながら、不知火も、席につく。
「そっちこそ、サノさんを連れ回していい御身分だよね、万年居座りの脛かじりのくせに」
ムッとした顔で、沖田も言い返す。
「てめぇこそ、我儘放題でその年にもなってガキくせぇ、校長の後ろピヨピヨ歩くいてんじゃねぇよ」
「そっちこそ、オヤジのくせに、いつまで、制服着てたら気が済むわけ?なんだかんだ言って、頭悪くて卒業できないんじゃないの?」
「やんのか、こらっ」
「望むところだよ」
と立ち上がらん勢いで始める。
正面に座る土方と原田は、机に顎肘つきながら、そろってため息をはいた。

喧嘩するほど仲がいいのか、悪いのか、何故かこの二人はいつも互いに張り合うのだ。
特に接点があるわけでもないし、歳ももちろん離れている。
大人二人に言わせれば、どちらもガキで、我儘で、そのくせ大人ぶりたい一面を持っていたりもする。
似た者同士なのだろうと思われた。
「不知火、うるさい、さっさと頼むものを決めろ」
「総司、さっさと食いやがれ」
左右から、ステレオで、たしなめる。
不知火は、原田にメニューの角で頭をはたかれ、脳天をおさえた。
仕方なく、不知火は、メニューをめくり、沖田は、フォークをつかみなおす。
フンっとお互いに違う方向を向いていた。


「しかし、奇遇だな、まさかこういうところで、土方さんと会うとは思っていなかった。」
「俺だって、すぐに帰るつもりだった」
渋い顔で、箸を進めながら土方が答える。
「ははは、でもそうか、ここ、佐藤さんとこの遊園地だもんな。」
「あぁ、姉貴に頼まれたものを届けにきたんだが、総司がな」
「遊んで帰るって言いだしたんだな」
「まぁそういうところだ。ったく。」
苦虫をかみつぶしたような渋い顔。原田はそれを見ながら、笑った。

別に、「うるせぇ、帰るぞっ」って言ってしまえばいいだけの事だが、結局のところ総司に甘い。
口では、なんだかんだというくせに、総司にどれだけ甘いのかということを、当の本人はあまり自覚がない。
総司が小さい時から一緒にいるせいだろうか、恋人でありながら、どこかそれを通り越した、兄弟のような感覚なのだろうなと、原田は思って見ている。
つい、憎らしいとか、イライラすると思いながらも、世話をやきたくなる。そんな感じだ。
それだけ大切にしているのに、相対する総司はといえば、ときおり原田のところに来ては、「愛が足りない」とぼやく。
ちょっとばかり気の毒な話だ。
しかし、そうやって、好き放題いえる沖田がちょっとだけ羨ましいと思った。

メニューを見ながら、目の前で、同じくメニューを探している不知火をチラリとみる。
素直に受け入れてやればいいのかもしれないが、自分の中の正論が邪魔をする。
そして、迷いがある。
時折原田は思うのだ。
『不知火は、俺に幻想を抱いてはいないだろうか?』と。
原田に会う前、不知火には好きな奴がいた。ほんの直前までの話だ。
その思いは遂げられることなく、死に別れるという状態で終わりを告げた。
それと入れ違うように、原田と出会い、不知火の思いは原田に落ちてきた。
たとえば自分が、不知火がかつて好きだった奴に似ているからとか、弱っていた心にたまたま目の前に現れた存在に流されてしまっているだけとか、ただそれだけなのではないか?と思ってしまう時がある。
最初は何も考えず、それこそ、それで不知火がいいなら、付き合ってやればいいじゃないか、と思っていた。
そのはずであったのに、いつの間にか、自分の方が重傷なのではないかと・・・。

「原田?どうかしたのか?」
原田が見つめているのに、不知火が気づいて、首をかしげる。
「いや、何にするのかと思ってな?」
そう言ってごまかした。
それを、沖田がチロリと横目で見ていた。
「あぁ、悩んでんだよ、こっちか、こっちだって思うんだけどよ」
不知火がメニューをめくりながら指さす。
と、すかさずそれを聞いた総司がおかずを口に運びながらぼそりとつっこむ。
「優柔不断」
不知火の頭からカチンという音が聞こえる気がした。
「あん?」
じろりと横目で不知火が睨む。
「気にすることはねぇぞ、不知火、総司もたいがい優柔不断だ」
今にもつかみかかりそうな不知火に、土方がネタをあかす。
「ちょっと土方さん!!」
沖田が今度は土方を睨む。
「本当のことだろ、そのメニュー選ぶのにどれだけ時間がかかったと思ってやがる」
ニヤリと土方が笑うと、
「へぇ」
と、不知火も笑う。
「不知火、お前も調子にのると、つっこまれるぞ?総司、この間、不知火ときたらな、メニュー選ぶのに30分だ」
喧嘩にならないように、こちらからもネタを暴露してやる。
すると、不知火も沖田もお互いにウッっとつまった。
どうやら沖田もよく似た記録を持っているらしい。

お互いにしばらくけん制し、睨みあいをしてから、再び二人反対の方向に首をそらした。
不知火は、またつっこまれても嫌だと思ったのか、心の中であみだくじを描くと、
「これにする」
と潔く決めた。
ムキになる子供のような反応に原田は笑んでそれを聞いた。



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Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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