QLOOKアクセス解析
同人誌「眉間のシワをギュギュッとね!」を
フロマージュ様にて委託配布して頂いております。
名称未設定-2

↑↑↑表紙絵をクリックすると、通販サイト[フロマージュ様]へ飛びます。

インテックス大阪で開催される大型即売会とゆきさくらに参加しています。


土方さん僕ともふもふしましょうよ!
↑↑↑こちらのアンソロジーに参加させて頂くことになりました!! 土沖で、けものまみれとか、幸せです。 宜しくお願いします。

薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

--/--/-- --  --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2

2011/10/22 Sat  22:33
『蝦夷に舞う君の香に酔う−8』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『蝦夷に舞う君の香に酔う−8』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

五稜郭タワーに到着し、中へ入る。
1階には、さっそく、総司の眼を奪う売店があった。
「売店見るのは、後だぞ」
横から釘をさす。
「わかっていますよ・・」
といいつつ、眼は確実にそっちを追っている。

横道にそれないように総司の服をひっぱって進むと、武田斐三郎と榎本武揚の立像が現れた。
武田斐三郎は、五稜郭の設計者だ。
そして、榎本武揚は、旧幕府軍海軍副総裁だった人である。
「土方さん、土方さん。榎本さんの横に並んで下さいよ。」
総司が嬉々として言う。
「なんでだよ」
「面白いじゃないですか、旧幕府軍海軍副総裁と、えせ陸軍奉行並の共演ですよ」
「えせって!!」
ひどい言われようだと思う。
確かに、本物ではないわけだが・・。
「いいからいいから」
ぐいぐい、と像のほうへ総司がおしやる。
仕方なく横に立った仏頂面を、総司が満足そうに写真に収めた。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2


1階には他にも、徳川幕府の軍艦「開陽」の模型なども展示されていた。
ようやく、まずは、展望1階へとのぼる。
カフェスタンドや展望売店などをはじめ、世界の星型城郭を紹介するコーナーもある。
さらに、ガラス張りのところから、下界を真下に眺めることができるシースルーフロアも設置されている。
さっそく、売店のソフトクリームに目をつけた総司に眼でうったえられた。


満面の笑みで、夕張メロンソフトをほおばりながら、シースルーフロアの下界を総司が見下ろす。
「すごいですねぇ、なんだかこう、函館の地を制覇した気分になれます」
ガラスの上に座り込み、俺を見上げる総司を、手渡されたカメラで撮影してやる。
「ガラスから見えている所だけな」
「もう、夢のない言い方しないで下さいよ、じゃぁ、こっちなら、全貌ですよ。」
俺の服をひっぱって移動すると、周囲を囲うガラスから広がるパノラマを見下ろす。
確かにこっちなら、先ほどよりは存分に、自分のものと言いたくなるのもわかる。

その後は、さらに展望2階まであがり、再び見下ろすと、先ほどよりも見える物の大きさは小さいが、その分さらに広くまで見渡せる気がした。
このスペースには五稜郭の歴史が学べる展示スペースもあり、「五稜郭復元模型」は竣工当時の姿を再現していて、今の五稜郭の姿と比較しながら見ることができた。


そして・・・・。
「土方さん、土方さんがいました!!」
とんでもなくややこしい言いまわしで総司が喜ぶ。
もちろん最初の土方さんは俺を呼んだ言葉で、そして、後ろが。
フロックコートにブーツ。腰に刀をさした洋装姿の土方歳三の像だ。
一般に知られている彼の写真をもとにしたと思われる、椅子に腰をかけた銅像である。
「土方さん、夢の共演ですよ」
別に、俺は夢に描いてはいないがな、とつっこんだらまた夢が無いと怒られそうなので、黙っておく。
「はぁ、やっぱり、かっこいいですよねぇ」
そう言いながら総司がしげしげと銅像を見る。
なんとなく、ムッとする。
所詮、相手は銅像で、それが、当人を模していたとしても、その人物はもう昔に亡くなった人だとわかっているが、我ながら嫉妬深いものだなと思う。
「はい、土方さん。ダブル土方さんを撮るので、並んで下さい」
「またかよ」
「さっきは、榎本さんじゃないですか。今度は土方さんです。むしろメインじゃないですか!」
俺は、ムムムと横目で銅像を見た。
「あれっ?土方さん」
「なんだよ」
そんな顔をみた総司がクスリと笑う。
「実は、妬いていたりします?銅像に」
「・・・・」
「あはは、可愛いなぁ土方さん。そんなに僕が好きですか?」
「うるせぇ」
「えー、嫌いなんですか?」
クスクスとさらに総司が笑う。
「・・す、好きに決まってるだろ」
そっぽを向いた瞬間、カシャリとシャッターを切る音がする。
怒涛の早さで総司の指が、携帯のキーをはじく。
「!!総司っ!またお前っ!!」
手をのばしても、遅い。
「ふふ、土方さんに嫉妬する土方さん!送信!!」
勝ち誇ったように、総司が手を腰にあて、フフンとふんぞりかえる。
「誰に・・・・」
力なく肩を落とす俺に、ニンマリと口角をあげる。
「近藤さんと、一くんと、ついでに、ノブさん」
「ノっ!!!!」
よりによって、姉貴に。

タイトルには『土方さんと土方さん』
本文には、『あまりの、土方象のカッコよさに、嫉妬しちゃう土方さん』
と書かれてある。


さっそく帰ってきた返信メールの内容は、
『おおっ、二人の歳三とは、なかなかだな総司。  近藤勇』

『また、あんたは返答につまるものばかり送ってきて困る。しかし楽しそうで何よりだな。   斎藤一』

『ちょっと、総司くん、ナイス写真じゃない?素敵においしいじゃないの。もう、歳三さんたら、史実の人と張り合おうなんて可愛いんだから♪   ノブ』

姉貴の嬉々とした反応を想像すると、帰るのが嫌になってきた。



昼飯に、せっかく函館に来たのだからと海鮮どんぶりを食べてから、五稜郭の星型中央にできたという『箱館奉行所』へと向かった。
建てたところとあって、建物自体は、綺麗で、昔からあるという趣は感じられないが、それでも中を忠実に再現しようと、調べ上げて造られた建造は見ごたえがある。
再現ゾーンでは、襖をあけると72畳もある大広間に表座敷の絢爛さがみてとれる。
歴史ゾーンでは、五稜郭と箱館奉行所の歴史を。
他にも、映像で、復元工事の様子を見ることができるなど、楽しめる内容になっていた。
中でも興味深く当時に触れることができるのは、建て直す際に発掘された砲弾等が展示されているという点だろう。

総司も俺も覆わず興味津津でそれらを見ていた。
「すごいなぁ、僕もこういうとこに住みたい」
「どこの大豪邸だよ、ばかか」
「えーっ!!だから夢じゃないですか。いいでしょ。畳ですよ、土方さんの好きな」
横で総司が覗き込みながら言う。
「そりゃぁ、畳は好きだが、こんなすごい部屋なんかにいたらかえって落ちつかねぇよ」
「はぁもう、これだから、土方さんはいつまでたっても庶民なんですよ」
「庶民のどこがいけねぇってんだ!」
「いけないとは言いませんけどねぇ。もうちょっと、出世欲とか、めざせ一国一城の主とか。・・・まぁ、無理ですね。意欲ゼロの年寄りさんだから」
ふっ、やれやれ、といわんばかりに総司の眼が、横に流れる。
「てめぇ!!」
言わせておけばと、拳をにぎる。
「あはは、次行きますよ、土方さーん」
それをかわすように、するりとぬけて、総司が小走りで前へと歩き出した。


そこを後にして、少しばかり五稜郭内を散策した後、土饅頭のある場所を目指す。
旧幕府軍の遺体を埋めたといわれる場所で、確かめるすべはないが、土方歳三もここに眠るのではないかという説がある。
みつけると、その場所の前に立ち、二人並んで手をあわせた。

風が走り、木々がゆれる。
横にいた、総司がふいにぎゅっと、服をつかんだ。
「どうした?」
首を傾けて総司を見る。
「ううん、なんでもない・・」
なんでもないと首をふるが、けれど服を離そうとはしない。
静かに広がる空気。
ここで、確かに彼らは戦い、そして散っていった。
事実ここに眠る彼らの何かが、訴えかけているのかもしれない。
墓前で不謹慎とは思うが、総司を腕に抱き寄せて、髪を撫でる。


◆◆◆
『やっと会えたな、総司。見ていてくれたか?どこまでできたかわからねぇ。わからねぇが、俺の志も、お前の志も、そして、最期まで一緒に来てくれたこいつらの志だけは天高く、花咲いて、散りやしねぇよ。そうだろう?』
『ふふ、そうですね。最期の最期で、微妙な感じもしましたけどね。でも、頑張ったって思ってあげていいですよ。随分と待ってあげたんですから、もう放さないで下さいよ』
『ったく、お前は合いかわらずいらんこと言いの我儘者だな』
『あたりまえです。でないと、土方さん、すぐ迷走するんじゃないですか』
『いつ迷走したってんだ?』
『いっつもですよ。』
『そりゃぁ、てめぇじゃねぇか。いらねぇ荷物ばっかり背負わせやがって!』
『そうでしたっけ?ほら、早く行きますよ。近藤さんを待たせるなんて、本当に土方さんてば、いい度胸してるんですから。土方さんじゃなきゃ、斬っちゃうところですよ』
『あぁ、そうかよ。そりゃぁ、ありがとうよ』
◆◆◆


「帰るか」
「うん」
手をはなすと、総司がコクリとうなづく。
二人、もと来た木々の合間をぬけて、五稜郭の散歩道を後にした。


総司が見たがる土産物屋を覗いてから、タワーにあるアトリウムで休憩をとり、飛行場へと向かった。
ちなみに、このアトリウムにも、土方歳三の立像がある。
もはや、言うまでもないと思うが、予想通りの展開を余儀なくされた。



>>>
「ふふふ、土方さん、いよいよ、飛行機の時間が再びやってきましたよ」
さっきのしんみりした空気はどこへやら、総司が嬉しそうに、ニマニマと俺をみて笑う。
「いうなっ」
吸ってきたばかりの煙草の箱を握りつぶしながら総司を睨む。
「ということで、行きますよ、土方さん。もうすぐ搭乗時間が始まりますからねぇ。無事に東京につくといいですねぇ」
「つ、着くにきまってるだろ」
「わかりませんよ、風がふくかもしれないし、エンジントラブルとか」
「だから、そういう縁起の悪いことを言うなっていってんだ」
総司に腕をひっぱられながら、飛行場を歩く。行きも無事ついたのだ、大丈夫だと心に言い聞かせながら席につく。
しかし、一向に心が落ち着かない。
だから、こんなでかくて重いものが、飛ぶってのがおかしい!!
まっすぐ正面を向いたまま、耐える。
飛び上がる瞬間の蒼白たるや、総司が終始転げまわらん勢いで、声を殺して笑っていた。

五稜郭内を歩き回った疲れもあってか、次第に眠気が押し寄せて、結局最期は着くまで二人肩を並べて眠っていたらしい。
到着を告げるアナウンスに起こされ、総司の身体をゆすって起こす。
「んーっ」
と小さな声をだして、総司が のびをした。
「無事ついて良かったですね、土方さん」
最期まで嫌味を言うことを忘れない。
「また、連れてって下さいね、飛行機で行けるところに」
「却下」
即答で言い放つと、荷物をひいて先に出口へと進む。
「もうっ、拗ねないで下さいよ、土方さん」
全く困った顔もせず。笑いながらついてくる。
何やら、いろいろと、感傷にふける旅だった気がするが、行って良かったと思う。
また、旅行に二人でいくのは悪くない。
但し、飛行機に乗らなくてもいいところに!!だ。
<終>


<<次回小説更新予定:薄桜鬼SSL 不知火×原田 8月 !!!、遊園地へ行こう−1>>※全4回の予定。
※その前に、ここまでの後書きてきなものをはしやすめに。そして企画をはさむ予定有りです。
10月と言えば、なあの企画でSSLです。
不知火×原田サイド、土方×沖田サイドともにご用意中でございます。
き、期待しすぎない程度に・・・お待ち下さいませ。
Comment
    
    管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

お読み下さい

※当blogにある画像及び、小説等について、転載及び、個人で楽しむ以外の使用はご遠慮下さい。

※タイトル欄や本文に<R18指定>と記載されているものにつきましては、教育上宜しくないと思われる内容を含むおそれがありますので、18歳未満の方の閲覧を禁止させていただきます。ご了承下さい。


※SSLシリーズでは、特に公式にない設定をかなり、作っております。
おい!って思われるだろう設定もあるかもしれません。 特に、たとえ、史実をほのめかす内容があったとしても、史実の隊士たちや、御家族にも、全く無関係の創作であると強く主張致します。
公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

カテゴリ

最新記事

PIXIV

カウンター(8/23から)


『蝦夷に舞う君の香に酔う−7』(土方×沖田 薄桜鬼SSL) <<         ホーム         >> 10/18〜10/25拍手御礼
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。