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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/10/10 Mon  19:08
『蝦夷に舞う君の香に酔う−5』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。





『蝦夷に舞う君の香に酔う−5』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

朝目覚めると、総司は、俺の腕の中にいた。
結局、あのまま眠ってしまったらしい。
『寂いしいと死んでしまうウサギ・・・か』

そうかもしれねぇなぁ。

確かに、今もし、総司が消えていなくなったら、平常心でいられる自信はない。
それくらい、総司のことが好きなのだろう。
いつからか、なんて思いだしたくもねぇが、悩みすぎて、結果総司を傷つけたこともあった。
素直にそれを受け入れてみたら、意外とすんなりと自分の中に入って来た。
気にするでだけ馬鹿らしいいと思うほど、本当はいつでも総司といたい。


起こさないように、布団を抜け出すと、はだけた浴衣を綺麗に戻して、煙草を片手に部屋をでた。
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朝の1本を吸い終えて、部屋に戻ると、総司はまだ眠っていて、枕を抱きしめて幸せそうな顔で寝言を漏らしている。
その寝顔を見下ろして顔をほころばせると、その横を通り抜けて、静かに板の間の向こうに広がる庭先にでた。
よく晴れた空が、すでに太陽の光を大地に降り注がせている。
庭に置かれた陶器の椅子に腰かけて、先ほどついでに買ってきた缶コーヒーをたもとから出し、プルトップをあけて一口口に含む。
『やっぱり家をでようかな・・・』

考える。
すぐにとはいわない。とりあえず、総司が卒業するまでに金をためて、家をでよう。
総司が来るといってくれるかはわからねぇし、きっと姉貴は怒るだろう。
近藤さんは、どう言うだろうか・・・。
「一緒にくらさないか?」と言ったら総司はどんな反応をするのだろう。
近藤さんと離れてということには特に悩むのかもしれない。
駄目なら駄目でもいい、その時は、一人暮らしをするだけだ。
総司が来やすい場所を選んで、そうしたら、今よりは二人っきりの時間をとりやすくはなるかもしれない。
その時に、総司に捨てられていたら?
「ゲホゲホッ」
一人で想像して思わずむせた。

・・・・考えたく・・ない。
うーんと頭をかきむしりながら、珈琲の缶に口を付け、空を見上げた。



「土方さん」
そうして、まったりと朝の時間を過ごしていると、やっと目覚めたらしい総司が、縁側から顔をだす。
着乱れた浴衣に、寝癖のついたぼさぼさの髪。
まだ、寝足りないとばかりに「ふぁぁ」と大きなあくびをした。

「やっと、起きたか?」
珈琲の最期の一口を飲み干しながら、総司のほうを見る。
「土方さんが早すぎるんですよ。まぁ、年寄りは朝が早いっていいますからねぇ。」
悪態つきながら、またあくびをする。
「誰が、年寄りだ」
ため息をひとつはくと、立ち上がって、縁側へと歩み寄った。
石段に靴を脱ぎ、部屋へとあがる。
散らかり放題の総司の髪を手ぐしでぐりぐりととかしながら、上にあがった。
「土方さんが(^^)」
にんまりと笑う。
「あぁ、そうかよ、じゃぁ総司がガキってことだな。万年寝たりねぇもんな」
そう言いながら、総司の横に並ぶと一瞬黙りこくった総司が、力いっぱい横から脛を蹴りあげた。
「!!いってぇ!!」
思わず膝からガクンと落ちそうになるのをすんででこらえる。
「ふん、年寄りより、ガキの方が未来がありますから!!」
べぇっと舌をだして、眼の下をめくってみせた。
「この悪ガキがっ」
「うわっ、ちょっとやめて下さいよ!!」
まだ敷かれたままの布団に、総司を押し倒す。
まるで、子供のプロレスごっこだ。
業をかけあって、もつれ合って声をあげる。


「失礼します、そろそろ、お布団あげさせてもらってもよろしいですか?」
もつれあったまま、キスを交わそうとした瞬間に、入口から仲居の声が聞こえた。
総司があわてて、俺を引き離し、身体を起こす。」
急いで崩れた浴衣を戻そうとあがく。
「あぁ、お願いします」

早いっ!!と無言の抗議が飛んでくるが、鍵をかけてあるのだから、すぐに入ってくることはない。
俺は、笑いながら、動いたことですっかりとけてしまった帯を結んでやってから、玄関口にカギをあけにむかった。


>>>>
朝食をとり、宿を後にすると、荷物をレンタカーに積みこんで、さっそく、本日の目的地に向かう。

まずは、土方歳三をはじめ、旧幕府軍の戦死者を祀ったといわれる『碧血碑』。
『儀に殉じて流した武人の血は三年たつと碧色になる』という中国の故事からきているという。
函館山のふもとにあり、正直、かなりの坂道を上らねばならならず、なかなかに厳しい立地にあった。


その後は、『旧函館市写真歴史館』に赴き、歴史にふれた。
先ほど行った、碧血碑の昔の写真などもあり、年をおいて、また周りの状況もかわったこともうかがえる。

さらに、新選組が警備を任されていたという『沖の口番所跡』。
会津から函館まで来て戦いながら、新政府軍に押し入られて惨殺された人たちを供養するために建てられた『傷心惨目碑』などもある『高龍寺』。

箱館戦争のおり、新選組が一時屯所として使っていたともいわれる『称名寺』。
ここには、土方歳三と新選組の供養碑も置かれている。

そして、弁天台場で孤立している新選組隊士たちを助けるため、五稜郭をでた土方歳三が、弾丸で撃ち抜かれて亡くなったといわれる『一本木関門跡』。

そうして、あたりが、闇に包まれ始めたころ、いったん旅館にチェックインを済ませ、夕食をとってから、二人、函館山へと向かった。
世界三大夜景の一つともいわれる、函館山からの夜景は、なんとも美しく、心をうつ光景だった。
あえて、車はおりて、定期観光バスで行ったのだが、いくだけで30分と時間はかかるものの、ゆっくりと登っていくバスの中から見る眺めもまた、良かった。

バスを降り、目の前に広がる光景に、総司が感嘆の声をあげる。
さっそくと夜景を撮るべく、携帯をあけるが、ぶれてどうにもうまくいかないらしい。
「うー、夜景って、撮るの難しい」
光がぼけてのびた写真をムムムっと睨みつける。
仕方なく、もう一つのデジタルカメラを取り出して、シャッターをきる。
さすがに、こちらは、最新型のことはある。うまい具合に、手ぶれをおさえて、美しい光景がおさめられた。
「土方さん、撮ってあげますよ、そこに立って下さい。」
「おっ、そうか?じゃぁ宜しくたのむ」
夜景をバックに総司がシャッターをきる。
すると、それを見ていた心よい人が、
「宜しければ、お二人でおとりしましょうか?」
と声をかけてくれた。
そうして、一通り、記念撮影を終えると、二人で、夜景を見渡す。
「すごいですねぇ、新選組や、ここで亡くなったいろんな人たちも、まさかこんな景色が広がることになるなんて思ってなかったでしょうね。
「だろうなぁ。なんせ、写真はあっても、白黒の時代だろ。この地を燃やすのは、戦火くらいのものだもんな。」

そう話しながら、見下ろす光景に、当時の状況を思い馳せてみる。
沖田総司が、これなかった場所、土方歳三が、思いを背負い戦った場所。
夢半ばに、銃弾をあび、命を落とした。
あと数日、あと数日で、戦いは終わったのだ。
とらえられても、後に、生き残ったものもいる。
戦いの中で亡くなることが本望だったのか、無念だったのか、わかりはしないが・・・。

「土方さん」
闇にまぎれて、総司がそっと、近くに沿って立つ。
「ん?どうした?」
神妙な声に、首をかたむけて、総司をみる。
「僕、今の人間でよかったと思います。」
「?」
「だって、そうじゃなきゃ、土方さんとここまで来ること、できなかったでしょ?」
史実の沖田総司は、志半ばに、病にかかり、この地をふむことはできなかった。
それどころか、近藤の死も知らずに逝った。
物語の沖田総司もそうだ。
ぐっと、総司の身体をひきよせる。
「そうだな、俺もそう思うよ」
「ですよね、土方さんは寂しがり屋のウサギさんですもんねぇ。」
「うるせぇよ」
腕をのばし、総司の頭をぐしゃぐしゃにしてやりながら、周りに、人がまばらで、こちらを見ていないのを確認し、そっと、総司の唇に唇を重ねる。
ほんのりと上気する総司をもう一度強く抱きしめた。

観光バスの函館山の滞在時間は30分。
長いような、短いような。
それでも、心をさらに近づけ合うには、ちょうどよい時間を過ごすことが出来た。



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