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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2011/10/02 Sun  17:50
『蝦夷に舞う君の香に酔う−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。




『蝦夷に舞う君の香に酔う−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

仲居がでていった後も、総司は唇をつきだして不平をいう。
「もう、普段は、人前でいちゃいちゃするの嫌がるくせに、土方さんのバカ」
「普段じゃねぇからな」
並べられた膳の蓋をあけながらクククと笑う。
こんなことは、遠く離れた場所に旅にでてでもなきゃできない。
なまじ、教師などをやっていると、これでもけっこう気を使うのだ。
すぐに、総司のペースにまきこまれてしまうが、それでも、たとえば、他の生徒のいるところ、いそうな場所で、あらかさまに、イチャつくこともできないし。
そもそも、教師と生徒が付き合ってるというだけで、世間的には大問題なことだろう。


さすが、海の幸豊かな土地だけあり、並べられた料理は、なかなかのものだった。
新鮮でとれたての造りは、スーパーに並んでいるものとは、段違いだ。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく、と、食べている速度を計算しつつ、いいタイミングで次々と並べられる食卓に、舌鼓をうった。

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「満足!」
総司が満面の笑みを浮かべて、床に転がる。
このまま、のんびりと、してしまいたい気分だった。

しかし、今日は花火を目当てにみに来たので、それを逃すのはやはり惜しい。
それに、仲居のすすめで、浴衣の貸衣装をお願いしてあったりもした。
良い場所を確保するなら、今からでても遅いくらいだが、それでも少しは急いだ方がよいだろう。
支度をすませて、少しだけ腹休めをしてから、着付けをしてくれるところへ二人で向かうことにした。
「ふふ、楽しみですねぇ、浴衣。」
「別に、旅館の浴衣でもかまわねぇけどな」
「もう、どうしてそう、土方さんは夢がないんですかねぇ」
現実問題、オプションに手をだすということは、当然俺の財布から金がでていくということだ。
夢もそりゃぁ多少は半減してしまう。
ただ、総司の浴衣姿とうのはちょっと楽しみではある。
旅館の浴衣より、ちゃんとした男物の浴衣のほうが、見栄えも格段に違うというものだろう。
最近では、浴衣を着て行くのははやりのようで、女性だけでなく、男の客も多い。多くの客が、着替え待ちをしていたり、すでに着つけてもらってでてきたりしていた。
「お待たせしました。こちらへ、どうぞ」
「じゃぁ、あとでね、土方さん」
別々に案内されて、浴衣に腕を通す。
ギュッと帯を締めてもらうと心なしか背筋が伸びる。
着付けをおえて、外にでると、先に終えたらしい総司が椅子に座って、携帯をいじりながら、足をぶらぶらとさせていた。

白地に、淡い紺色の細いストライプが、細かく入り、その中を、旨く掠れさせて、竹笹の模様が描かれた浴衣に、濃い藍色の帯が締まる。
横から見ても、よく似合っている。
「総司」
「あっ、土方さん、遅いですよ・・・・」
呼ばれて顔をあげた総司が何故か目を見開いて口をあけ、呆けた顔で俺をみつめた。
「なんだ、へんな顔をしやがって。にあわねぇか?」
今度は何をいうのかと、身構えつつ、総司に近寄る。
総司は口をあけたまま、ブンブンと顔を横にふった。
墨染に灰色かすりの縞模様が入ったシンプルな浴衣に、黄なりの帯といういでたち。
「逆ですよ、なんか、似合いすぎて嫌・・・」
「似合って嫌ってなんだよ。総司も似合ってるじゃねぇか、黒っぽいのよりも、そういう明るいのにして正解だな」
めくれ上がった袖をなおしてやりながらもう一度しっかりと総司を見る。
淡い色合いが、総司の髪にもあっていて、若々しくて良いと思う。
「そうですか?僕としては、もっとこう、ビシッと決まった色合いで大人っぽく決めてみたかったんですけど」
と、いいつつ、俺を見る。
「そういうことを言ってるうちは、ガキだな大人っぽさってのは、着てるものでだすもんじゃねぇよ」
「なっ、なんでですか!土方さんがちょっと、そういうのが似合うからって、僕だって着たら絶対似合うんですから」
着付けをしてもらったところでもらった団扇を振り回して、丸い部分で背中をつついてくる。
「そうやって、ムキになるのもガキの証拠だ」
「土方さんだって、いつもムキになるじゃないですか」
ムウッとほっぺたを膨らませて睨む総司を軽くあしらって前を歩く。
「そりゃぁおめぇ、あわしてやってんだろ。ほら、総司、行くぞ」
「・・・・はぁい」
納得いかないという顔をして、その後ろを小走りで追いかけてきた。


普段着なれない浴衣で歩くのは、意外と難しい。
ついいつもの歩幅であるくと、締められた着物に足をひっかけて、よろめく。
「うわっ」
先ほどから、幾度となく、総司がそうして着物の裾にひっかけてつまづいては、声をあげていた。
「転ぶなよ」
「わ、わかってますよ」
といいつつ、転ばないようにする姿は必死だ。
しまいには、周りを気にするのをやめて、俺の背中をつかんで歩いていた。
「土方さん、ちょっと、歩くの早くないですか?」
俺としてはいたって、普段とかわりない速度で歩いているつもりだし、むしろ速度を落としていたつもりだったのだが、歩きなれない総司には、普段よりまだ早く感じているらしい。
「そうか?いつもよりゆっくりだと思ったが」
「早いですよ、なんでそうスタスタ歩くかな。涼しげな顔して、ムカツ・・・うっわぁぁぁ」
ムカツクっと怒りながら歩幅を広めようとして、総司が本日一番の、素っ頓狂な声をあげた。

「総司っ」
あわてて、振り返り手を伸ばし、総司を受け止める。
どうやら、本格的に、着物に足をひっかけて、その拍子に、下駄まで段差にひっかけてしまったようだ。
バフンッと風をあげながら、総司の顔が俺の胸元に埋まる。
本気で転ぶと思ったのだろう、抱き寄せた胸がドクンドクンとけたたましく音を鳴らしていた。
「大丈夫か?」
「だ、大丈夫・・・」
まだ俺の着物をつかんだまま、強がって言う。
「いつもみたいに、大股で歩こうとするからだ、着物じゃぁ、そんなに開かねぇんだから、加減しねぇと」
「だって、慣れないんですもん。こんなの、昔の人、よく着てたよね」
「剣道の袴のことを思えば歩きにくくはあるが、まぁ、着物にゃぁ、洋服にはだせねぇ、色気はあるけどな」
やっと落ち着いたらしい、総司が身を起こしたので、ずれた襟元をなおしてやりながら言う。
「色気・・・・って、土方さん・・・・また変な目で僕を見てるんじゃないでしょうね」
襟に手をかけている俺の手をチラリと見ながら、じろりと俺を睨んで警戒する。
「さぁ・・・な」
祭りは、盛況のようで、東京ほどではないだろうが、花火を待つたくさんの人が川べりに集まっていまかいまかと見上げている。
付いた時はすでに始まっていたが、川もを流れる灯篭流しも美しく、故人への思いを馳せさせた。
「そろそろ、花火が上がる頃だな。」
多くの人があふれる、一角に、場所をとり、総司の質問をごまかして、腰をおろしながら、時計を見る。
近づいたら危険とばかりに、総司が一歩横に隙間をあけて腰をおろした。

時計が定刻を告げるとドーンと一発、大きな花火が、それの始まりをつげる。
闇の夜空が一瞬で明るく輝き人々の歓声が上がった。
「わっ、大きいですね」
近くで見ようと思うと、なかなか、人が多くて二の足を踏んでしまうところだが、それでもやはり、いざ見ると、近くでみる迫力はたまらないものだ。
「やっぱり近くで見るのはいいな。」
「はい・・・」
しばらく、そうして、離れた場所で総司は空を見上げていたが、ふと、俺の方へ眼を向ける。
離れた距離を確認して、つめたものかどうか思案しているらしい。
それから、周りの様子も確認をするように、キョロキョロと目を動かした。
皆、空を見上げて、夜空を彩る花火に夢中だ。
そうして、確認ができると、花火に目をむけながらも、少し、少しとにじり寄りながら俺の横にくっついた。
俺は空を見上げたまま、総司に見えないように、笑みを浮かべた。
手を動かして、総司の手を握ると、総司が困った顔で俺を見る。
「誰も、見てねぇ、だろ?」
「そうだけど・・・」
男同士でこういうことは、なかなか、外ではできないものだ。
女性が、友達同士で手をつないでるなんてことは、たまにあるが、それはほほえましくとられても、男同士ともなると、途端に嫌煙度も高くなる。
あまり気にしない総司だって、それくらいのことはわかっているのだ。
「こうしてりゃぁ、見えねぇよ」
手を前に引き出して、少し、肩をよせる。
少なくとも、これで、後ろからは見えない。
自分たちよりも前にいる人なら、振り返るのに1拍くらいは間がいるから、そのすきに手をはなせばいいだろう。
多少、男同士で、密着しすぎだろ?と思われるかもしれないが、この地を後にすれば、そう、幾度とあう人間がいるわけではない。

日野に帰ったら、いや、この時間が終わってしまったら、外で手をつなぐなんて、できないのだから、違う環境に来た時くらいは、恋人らしく寄り添っていたいと思った。
恥ずかしいのか、総司は、終始、手にした団扇をパタパタさせながら空を見上げていた。


色とりどりの火花が空に花を咲かせ消えて行く。
空に、咲く花、水面に煌めく滝を模した花火。
何千発もの花火のクライマックスは、見せ場を迎え、休むことなく空を焦がす。
ドーンドーンと地響きをあげて、
闇を華々しく飾り、魅了する。そして、それらが、消えさり、闇が残ると、どこか寂しく感じて、名残惜しく空を見上げた。


人々が開拓し、昔ここが戦場となり、多くの人が命を落としたのだ。
夜空を彩る花火ではなく、容赦なく降り注ぐ大砲と、鉄砲の弾丸が飛び交った。
ここから近い、一本木関門で、命を落としたその人は、どんな思いで逝ったのだろうな。
いつも総司が熱く語る、土方歳三という、自分ではない同名の男の話を思い出し、眼を閉じた。

花火が終わり、人々が動き出すと、つないだ手を離そうとして、総司が手のひらを開く。
が、その手を先ほどよりも強く握りしめた。
「土方さん、花火もう、終わったから、見られちゃいますよ」
「あぁ、そうだな」
そういいながらも、なかなか手を離さない。
手をつないだまま、闇に解ける、向こう側を見つめた。
もう一度、ギュッとその手を握りしめてから、やっと、それを解いた。
「もう、なんなんですか、土方さん。へんな人だなあ」
「・・悪い・・・行くぞっ」
いぶかしむ総司の背中を押しながら歩き出した。



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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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