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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2015/07/03 Fri  00:25
『恋する心、迷走中-2 【薄桜鬼SSL 不知火×原田】』

BL小説です。
BL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『恋する心、迷走中-2 【不知火×原田】』

■■□
ケーキ作りの無事終えて帰宅すると、不知火が、キッチンでコーラを入れていた。
「よう、お帰り」
「ただいま」
「荷物、入れようか?」
下げている袋を見て、不知火が言う。
いや・・と言いかけて、原田はそれを飲み込んだ。
「あぁ、ありがとう。たのむ」
「へーい」
原田から荷物を受け取ると、いるものを、直しておくものを聞きながら手際よくかたずける。
すっかり手馴れたものだ。
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「それは?」
最後の一つ、ケーキを入れた箱を指さして、不知火が聞く。
「うん。これは駄目、ケーキだから。俺がなおす」
原田は笑みを浮かべながらそう言って、不知火のいる冷蔵庫の前に行き、場所を入れ替わりながら、中に置き場所を作る。
「おー、うまくできたのか?」
不知火は、横にのけながら、コーラのグラスに口をつけて言う。
「んー、まぁ・・・一応?」
お墨付きはもらったが、自分としてはどうなのか、返答に困る。
「へへ、楽しみ」
「おう」
嬉しげに不知火が破顔する。
出かけられないし、どうしようかと話した結果、『原田の手作りケーキが食べたい!』と不知火が主張した為、今回、こうして手作りをしたのだ。
「あんまり期待すんなよ?」
と言いながら、不知火をキッチンから追い出す。
「ほら、もうひと頑張りしてこい」
「へーい」
かけてあるエプロンに手をのばしながら、しっしっと手首をふる。
「・・・不知火」
すれ違いざま、伸びた不知火の手が、原田の顎をつかむ。
ゲッと思った時にはチュッと音がして、唇を奪われた。
「よっしゃ、充電完了。勉強してくる」
原田が、コノヤロッという顔をすると同時にペロリと舌を出して、不知火がすり抜けて行く。
今にもスキップをしそうな後ろ姿に、原田はグーの手を胸の前ににつきあげた。


□□■

菓子つくりはともかく、料理とくればお手の物だ。
次々と下ごしらえをしながら、順序良く進めて行く。
出来上がったものからテーブルに並べ、ひと段落すると、最後に途中まで作っておいた卵のコーン中華スープを火にかけ、卵を溶きいれる。
半熟のうちに火を止めると、よしっと、腰に手を当て、エプロンを脱いだ。
気持ちばかり伸びた髪の襟足を結んでいたゴムをといて、不知火の部屋に向かう。
「不知火、そろそろ準備できたけどどうだ?」
部屋をのぞくと、不知火が、うーむと頭を抱えて、片肘をつき、シャーペンを持った手で頭をかき上げていた。
「ひっかかってるのか?」
「うーん。わかんねぇー」
髪を書き上げてうなだれながら、コツンコツンと参考書をつつく。
「一息ぬいたらどうだ?」
「そうするー」
ぐえーっと前に伸びをして、机にひれ伏す。
「おつかれさん」
原田はクスリと笑うと、突っ伏す不知火をヨシヨシと撫でた。
「へへへ、原田もっと」
頭をなでられて、へらっと不知火が笑うと、顔だけ横をむけて、スリッと頭を動かす。
甘え上手でしょ?というノブの言葉を思い出し、原田は、思わず、ウッとなった。
まったくもって・・・・。
ワシワシと頭をなでながら、なんだかなあと白目をむく。

「よし、スキンシップ終了。冷めるから行くぞ」
ほだされてしまいそうだ、と心の中でぶんぶん首を振り、話題を変える。
「へーい」
嬉しそうに左右にゆれるしっぽが見えそうな不知火に背を向けて、扉に向かうと、ひょこひょこと不知火もついてくる。
「うっわ」
しばらくひょいひょいついてくると、後ろから、不知火ががばりと覆いかぶさる。
「不知火ー」
体重をかけられ、つんのめりそうになりながら、原田が歯を剥く。
「誕生日だもーん」
とよくわからない答えが帰って来る。
誕生日じゃなくてもやるくせに、と心の中でつっこみつつ、
「・・へいへい///////・・・重てぇ」
と不知火をひっぱる。
「じゃぁ代わりに俺がだっこしてやろうか?」
体重をかけたままの不知火がクスクス笑いながら、原田の顔を覗き込む。
「いらねぇ」
ずるずると不知火をひきずりながら歩く。
こっぱずかしいが、幸せだ。
原田は心の中で、はにかみながら頭を押さえた。


不知火が席に着くと、温めておいたスープを皿に入れて、机の上に並べる。
一応誕生日だからと、いつもと違うランチョンマットなども置いてみた。
改めてみると、自分の女子力にまたまた恥ずかしくなる。
ほんと、俺・・嫁にいけるな、と自嘲した。
知ってか知らずか不知火は、いつもと違うこの状況を喜々として受け入れている。
「やっべぇ、どこから食うか迷う」
箸を片手にわくわくと目を輝かせ、リクエスト通りの料理の数々にご満悦だ。
「好きなだけ食え」
「食うっ!!」
迷ったすえに、ハンバーグをぱくりと口へ放り込み、これまたすこぶる幸せそうな顔をした。
クラスの連中が見たらひっくりかえるよなあ、と思わずしげしげ見てしまう。
学校での仏頂面はどこへやら、犬っころみたいな表情をする。
可愛い・・・んだよなぁと、原田は心の中で苦笑した。


「はぁ、満足」
ひととおり平らげた不知火が、椅子の背もたれに体重をかけながら、ハーッと息を吐く。
「ケーキ、後にするか?」
空いた皿を片づけながら不知火に聞く。
「今食う。別腹だし、てかもう、待ちきれねぇし」
「こんなに食ったのにか?」
原田など、すでに気持ちもお腹もいっぱいだ。
「ちゃんと、ケーキの分は開けてるもんよ。なんたって原田の特性ケーキだぜ」
「なんか、出すのが怖いな、そこまで期待されると」
そう言いながら、冷蔵庫にケーキを出しに向かう。
どんな顔をするのだろう、どんな反応をするのだろう。
見て見たくもあり、怖くもある。
箱を開いて、不知火の前にお目見えすると、見ていても気持ちがいいくらい、破顔した。
クリームの香りにつられたのか、猫のトラも寄ってくる。
ニャーと猫なで声で、原田の足に首をすりつけた。
「トラは後でな」
必死にすりつくトラに、苦笑しながら言い聞かせる。
「トラも原田のケーキの味がわかるのか?贅沢なやつ」
不知火がそう言いながら、トラの首を片手で持ち上げる。
「贅沢か?むしろ、安上がりな口をしてるんじゃねぇの?」
謙遜する原田に、不知火とトラが同時にウニャー?と否定の顔をして見せた。
不知火が二人いる・・・と思ったのは、内緒である。
箱から取り出すと、フランボワーズの香りがふわりと漂う。
薄くぬった生クリームの間を縫うように、不知火の瞳を少し明るくしたような真っ赤なソースが斜めに綺麗にコーティングされ、薄く仕上げて割ったビターのチョコレートがちりばめてある。
「すっげ、プロ並みじゃね?」
「どうだかなぁ、一応、プロのパティシエに教えてもらってやったから、味はいけるとは思うけど」
しげしげと見る不知火に、居心地悪く原田は答えた。
もうちょっと、うまくできたんじゃないか、などと思う完璧を求める原田である。
「見た目もこれ、普通に店に売れるって」
「・・・そりゃぁ・・・ありがとう」
目を輝かせる不知火に、嬉しいやら恥ずかしいやらで、原田はあまり口を開かず、黙々と蝋燭をならべた。
言われるがまま、不知火の言葉に甘えるのは・・やはり少し難しい。
一つ一つ丁寧に火をつけると、そっと不知火の方に差し出した。
電気を消し、改めて、
「誕生日おめでとう」
と言葉を継げる。
「ありがとう」
不知火が、くったくない顔で破顔すると、フウッと勢いよく蝋燭を吹き消した。
吹き消す瞬間、一瞬目が合い、原田の心臓がドクンと鳴った。
気づかれたかどうかは分からないが、慌てて目線をそらしてしまったのは失敗した。
その瞬間、不知火の口角が嬉しげに上がったことは、言うまでもない。


<次回7/7 『恋する心、迷走中-3 【薄桜鬼SSL 不知火×原田】』予定>
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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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