QLOOKアクセス解析
同人誌「眉間のシワをギュギュッとね!」を
フロマージュ様にて委託配布して頂いております。
名称未設定-2

↑↑↑表紙絵をクリックすると、通販サイト[フロマージュ様]へ飛びます。

インテックス大阪で開催される大型即売会とゆきさくらに参加しています。


土方さん僕ともふもふしましょうよ!
↑↑↑こちらのアンソロジーに参加させて頂くことになりました!! 土沖で、けものまみれとか、幸せです。 宜しくお願いします。

薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

--/--/-- --  --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2

2014/10/26 Sun  20:00
『最も長い、秘密の時間-2  薄桜鬼SSL 不知火×原田』

※この小説はBL作品です。 R18指定となりますので、18歳未満の方はご遠慮下さい。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2



『最も長い、秘密の時間-2  薄桜鬼SSL 不知火×原田』

■□□
昼ごはんを食べ、不知火は、バイトの約束までの時間、少しだけ勉強を進めるべく、閉じていた参考書を開いた。
大人になったよねぇ、俺、などと一人で思う。
去年の今頃なら、確実にゲームセンターに行っていた。
ほんの数十分とはいえ、自分が勉強をしているとは、変われば変わるものだ。
しかも、何かに目標ともつなんて、思ってもいなかった。
そうして、時間を過ごすと、時計が、出かける時間を示す。
「さってと、面倒くさいが、でかけるか。おっさん煩せぇからなぁ」
不知火は、相変わらず、原田の友人でもある種村の動物病院でバイトをしている。
動物の世話をするのは苦ではないが、受付の仕事は、いまだになれない。
書類云々は面倒だが、まぁいい。問題は、近所のおばさんたちの相手である。
が、空いている時間は、存分に勉強に時間をついやして良いのだから、そうそう文句も言えない。
それに、後々役にたちそうな事を、ちまちまと教えてくれるし、受験関係においても、暇をみては教えてくれたりする。
家庭教師いらずなのは良いが、
「ただ、おっさんのあの嫁自慢さえなければって話なんだよ。あと、いちいち、人をガキ扱いするところとな」
思い出すたび、そう思う。

用意を整えると、トラに留守番を頼むべく餌と水をいれてやると、最後に開いていた参考書をつっこんで戸締まりをして、不知火は、種村の病院へと向かった。

「よう、おそようさん」
病院にたどり着くと、すでに朝から仕事をしている種村が、やっと暇になったらしくコーヒーを口にして軽い挨拶をした。
「おう」
不知火は仏頂面でそう答えると、荷物をあてがってもらったロッカーにつっこんで、制服がわりの白衣に手を通す。
「あいかわらず、ざっつい着方だねぇ」
「うるせぇよ」
ざっくりと羽織ったままで、前も止めず、中は原色のTシャツのままだ。
それでも一応、汚れたものを着ているわけではないし、種村もそういうところは気にしないのか、突っ込むだけで、怒りはしない。
客も特段気にしていないので、着替えろとも言わないらしい。

「今日の客のピークはいつなんだ?」
椅子に手をかけながら、種村に聞く。
急患がくれば別だが、だいたいの予約時間を聞いておけば、それなりの対処ができる為、いつもそうしているのだ。
「んー、3時くらい?予約けっこう入ってる。だから、それまでに、預かってる犬のゲージの掃除しといてくれ」
ちょっとしたミューティング。種村も、仕事内容を考えて、不知火に支持をだす。
「へーい。餌の準備は?」
「げ!やってねぇ」
はいはい、とメモをとりながら不知火がきくと、、忘れてたっ!と慌てた顔で、種村が叫んだ。
「へいへい、やればいいんだな」
不知火は、もう慣れたとばかりに、餌、とメモに書き込んだ。
「おー、頼むは。もう、午前中、急患入りまくりでさぁ。不知火はこねぇし、不知火はこねぇし」
ぐりぐりとねちっこく言いながら、指で机にのの字を書く。
「二度も言うな、うぜぇ。前から休むっつってただろ」
「はぁはぁ、俺が忙しく働いてる間に、原田とイチャイチャしてたとかなぁ」
さらに、うだうだとのの字を書きながら言う。
「してねぇよっ!!しこたま準備手伝わされたし」
「ほーう、かいがいしく手伝うわけだな」
じとーっとした目で種村が見る。
「う、うるせぇよ」
言われてちょっと恥ずかしくなった不知火が目をそむけた。
「なーに、照れてんだよ」
「照れてねぇ」
こういうところを、種村はすこぶる面白がる為、不知火はいつも手の上で転がされる。
「はぁぁ、しっかし原田がねぇ。変わるもんだ。原田がねぇ」
そんな不知火の反応を見ながら、種村は、友人の今までを思い浮かべる。
「なんなんだよ。あんたは。ってか、おっさん、学生時代の原田知ってんだよな」
眉間に皺をよせて、嫌煙しつつ、はっと思い出して不知火は顔をあげた。
「知ってるよー。つっても、高校の途中からだが」
種村は、今のうちにと書類に目をとおしながら言う。
「どんなんだった?」
くいつくような不知火の目に、種村はふむふむと首をうごかすとニヤニヤと面白そうな顔で言う。
「ほほう、少年、原田の学生時代の話は高いぞ」
「はぁ?」
「まいいや、面白いから提供してやろう。」
そして、また相当渋られるとおもったら、意外とあっさりと種村が破顔した。
「性格くさってるだろ」
どうやら今度は、ここにいない原田で遊ぶことを思いついたらしい。
「ほう、聞きたくないのか?ならいいけどな」
「聞きたいですから、どうぞ、おっしゃって下さい」
とりあえず、ここは下手にでるに限る。
不知火が、普段使わない丁寧な言い方をして下る。
めったに聞けない、不知火の知らない原田の過去は貴重なのだ。

「まぁよかろう」
満足げに腕をくむと、コーヒーを口に含んだ。
「原田ってあれだよな。転入してきたんだろ?」
「そうだな。ま、いろいろあったらしいが、師匠さんが、道場につれてったりしてたらしく、正式に転入してきた時は、すでに永倉とは仲が良かったな。土方さんも、普通にしゃべってたし。ただまぁ、今ほど笑わなかったし、ちょっとすれた感じはあったかねぇ。不知火ほどじゃねぇけどな。」
くくくと笑い、不知火をまじまじとのぞきこむ。
「すれてる原田が想像できねぇ」
不知火は、うーん、と空をあおぐ。
「確かにな。根は真面目だからなぁあれ。ちょっと無理してます感はあったしな。そうたたないうちに、今とあんまり変わらなくなったからなぁ。ま、師匠さんへは、ものすごい態度してたけど。土方さんばりの皺を眉間によせて、うっせぇよ!とかな。」
原田のまねをしながら種村が言うと、不知火もポカーンと口を開ける。
「今ならぜってぇいわねぇだろうな」
「だな。でも、そういう態度するくせに、世話やくところは変わってねぇよなぁ。ブツブツ言うわりに、師匠に飯食わして、洗いものして、繕いものまで極めてるもんな。いつでも嫁にいけるだろあいつ」
と不知火に同意を求める。
「器用すぎっつうか、気が回りすぎっつうかな。なんかどれもおいつけねぇんだもんよ」
「へーえ」
不知火が同意をすると、また種村が、意地の悪い顔で不知火を見た。
「なんだよ」
ぐぐっと深い筋が、不知火の眉間に入る。
「いーや。原田ってほんと、世話をやかないといけない人間が好きなのなぁと思って」
楽しげに笑い、不知火をからかう。
「おい、それって、俺が何もできねぇみたいじゃねぇかよ。一応洗い物くらいならたまにするし。簡単な飯くらいなら、師匠よりはできると思うし、洗濯ならたたむくらいは」
とついうっかり口を滑らせる。
「へーぇ、かいがいしいことで、そういうのやってるのな。似合わねぇ」
「だ・・・・・だってよ」
ぐぐぐ、と押されて不知火は渋い顔をした。
「はいはい、原田が好きすぎてねぇ。てか、原田の調教の結果だな。ふーん、以外と、人の使い方覚えたなあいつ。師匠にはやってばっかだけど。そこが恋愛か慕情の違いなのかねぇ。良かったなぁ愛されてて」
つんつんと、種村は不知火の頭をつついた。
「う、うるせぇな。なんだよその喜んでいいのか悪いのかわからねぇのは!で?部活とかしてたのか?」
種村の手をはらいながらそれでも聞きたい原田の話である。
「してたしてた。俺ら全員剣道部だったしな」
「原田も剣道すんのか?」
それはちょっと初耳だ。
「してたぞ。槍部はなかったしなぁ。ま、槍ほどじゃないが、剣道もけっこう強いぞあいつ。ちなみに、俺は剣道部部長してたけどな」
「聞いてねぇし、ってかおっさんも剣道してたのかよ」
それはそれで驚いた。
「なんだよその驚いた顔は」
「だって、おっさんが一番しなさそう。てか弱そう」
なんとも失礼な言い方だが、種村は全く気にせず話を続けた。
「なめんなよ。これでも全国大会、ベスト3に入ったことはあるからな」
動物にエサをやりはじめながら、不知火が、また驚いて種村の方を見た。
「げ、まじかよ。ま、永倉には勝てなかったけどなぁ。あのやろう。ああいうセンスだけはあるんだ・・・にしてもお前、ほんと犬に好かれるよな。」
餌をやったまま、床に座り込んだ不知火には、何匹もの犬が群がって嬉しそうに尻尾を振っている。
大型犬は、肩に足をかけてべったりとくっいているし、小型犬も、右や左の膝に乗って、くつろごうとしている。
その中の一匹を不知火がなでると、他の犬も、自分もとねだるように顔をすりつけたりする。
「これ、喜ぶべきなの?」
そんな犬に取り囲まれて、不知火が、うーむと眉間の皺をよせる。
「獣医するなら、いいんじゃねぇの?嫌われてるとやりにくいぞ。吠えるし、唸るし、かまれるしな」
経験をもとに種村が言う。
「なんか、複雑。これ、全部原田ならいいのになぁ」
テンテンとちょうど膝の上にいる子犬の頭をなでるように叩くと、クンと子犬の可愛い声がした。
「原田が犬の耳つけてはべる図か・・・・あれ?意外に似合うか、犬耳」
うーんと想像して、種村が噴き出す。
本人がいないのを良いことに、二人とも酷い話だ。
「めちゃくちゃ似合うぞ?」
種村の言葉に、あぁ、とばかりに不知火が軽く答える。
「は?」
「それもうやったし。犬じゃなくて、オオカミだったけどな」
思いだしてクククと笑う。
「はぁ?何してんのあいつ」
種村が驚いて素っ頓狂な声をだした。
「学校のハロウィンでオオカミ。おかげで赤い頭巾着せられたけどな」
「赤い頭巾?赤ずきんちゃんか。不知火が赤ずきん?あはははははは」
種村がそれでまた腹を抱えて笑いだす。
「赤ずきんちゃんじゃねぇよ。たんなる赤ずきんだっつうの。」
そこは名誉のために、否定をしておかねばならない。
絶対に、不知火は種村は女装で想像しているに違いない。
「それ、写真とかねぇの?どうせ携帯でとってんだろ?見せろ、赤ずきんツーショット」
わくわくと種村が身を乗り出す。
「あるけど、誰が見せるかっ」
あるけど、と言ってしまうあたりが、不知火の悪ぶれないところだ。
「ほーう、じゃぁ、原田の女装は見たくないのか?」
意地でも見せないと思ったところで、ひょいっと種村が飴を投げてきた。
「何、なんだそれは?」
女装!の言葉に、思わず飛びつく。
「高校文化祭のとっておきがあるんだがなぁ。」
ふふふんと、種村が上から目線をしてせた。
「だせ、今すぐだせ」
不知火が勢いよく動くと子犬がずるいと膝から落ちた。
「じゃあみせろ、不知火の赤ずきんちゃん」
「だから、赤ずきんちゃんじゃねぇっていってんだろうが」
くわっと不知火が口を開ける。
「ほーれ、早く見せろ。二度とでねぇぞ、この写真。しかもセクシーチャイナだぞ」
さらに種村は、飴に飴を追加する。
「ちゃ、チャイナ!??」
「そ、スリットこのへん?」
と言いながら、種村が、今にもパンツが見えそうなくらいの場所まで手をあげて、よこに引いて見せた。
「うっ!」
不知火は、高速スマホのアルバムをだーっと勢い良く探した。
さっそくとばかりにその写真を見た種村が、腹を抱えて笑う。
「そんなに笑わなくてもいいだろうがよ」
「いやー、だって、赤ずきん。すっげぇな。こんなのどこで売ってるんだ」
さらにじっくりと見ながら、肩を揺らして笑った。
「売ってねぇよ。原田が作ったつうの。」
ぶっすりと唇をつきだして不知火が答える。
「あはは、相変わらず器用なやつ。」
へーえ、と声をあげると、納得とばかりの顔をした。
「もういいだろ、さっさと見せろよ。原田のチャイナ」
「へいへい」
そう言いながら、ペタペタと足音をならして部屋を歩く。
「とってくるから、患畜が来たらすぐ呼べよ」
種村はすこぶる楽しげに足を進める。
「へーい」
そう言いながら不知火は、ぶんぶんと適当に手を振った。
相変わらず患畜ペットたちに囲まれて、じゃれつく彼らの頭をなでる。
「もー、おまえら、暑苦しいっつうの」
そう言ってゆっくりと膝から彼らを下ろすと、立ち上がり、ギュウギュウと押し寄せる犬たちを、それぞれの檻の中へと返していった。


<『最も長い、秘密の時間-2  薄桜鬼SSL 不知火×原田』へ続く>
Comment
    
    管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

お読み下さい

※当blogにある画像及び、小説等について、転載及び、個人で楽しむ以外の使用はご遠慮下さい。

※タイトル欄や本文に<R18指定>と記載されているものにつきましては、教育上宜しくないと思われる内容を含むおそれがありますので、18歳未満の方の閲覧を禁止させていただきます。ご了承下さい。


※SSLシリーズでは、特に公式にない設定をかなり、作っております。
おい!って思われるだろう設定もあるかもしれません。 特に、たとえ、史実をほのめかす内容があったとしても、史実の隊士たちや、御家族にも、全く無関係の創作であると強く主張致します。
公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

最新記事

PIXIV

カウンター(8/23から)


『最も長い、秘密の時間-1  薄桜鬼SSL 不知火×原田』 <<         ホーム         >> 『最も長い、秘密の時間-3  薄桜鬼SSL 不知火×原田』
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。