QLOOKアクセス解析
同人誌「眉間のシワをギュギュッとね!」を
フロマージュ様にて委託配布して頂いております。
名称未設定-2

↑↑↑表紙絵をクリックすると、通販サイト[フロマージュ様]へ飛びます。

インテックス大阪で開催される大型即売会とゆきさくらに参加しています。


土方さん僕ともふもふしましょうよ!
↑↑↑こちらのアンソロジーに参加させて頂くことになりました!! 土沖で、けものまみれとか、幸せです。 宜しくお願いします。

薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

--/--/-- --  --:--
スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2

2014/05/03 Sat  17:31
『大好きな人と、大切な人-3~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』

BL小説です。
BL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。




『大好きな人と、大切な人-3~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』
□□□
待ち合いの場所に向かうと、総司が、買ってもらったらしいジュースを手に、ポツンと一人椅子を陣取って携帯電話をいじっていた。
「総司」
「あっ、土方さん。もういいんですか?」
俺の声に顔を笑うと微妙な顔ではじかれたように首を上げた。
「ああ、今から、最終打ち合わせらしいからな。ったく、近藤さんもツネさんも心配していたぞ」
「・・・・・だって」
俺は横に座り、少し崩れた髪をチョイチョイと指で直してやりながら顔を覗き込む。
「だって、やっぱり、どうしたらいか、わからないですもん・・・別に、祝福してないとか、そういうんじゃないけど」
うーんと総司の目線が泳ぐ。
「あぁ・・・いいんじゃないか?最初はどうしても居心地悪いもんだ。俺だって、姉貴が結婚した時は、正直どうしたもんかと思ったしな。」
総司の横に腰を下ろしながら話を続ける。
「土方さんが?」
総司が驚いた顔をする。
気に入っていただけましたら、
ポチッと押して頂けますと嬉しゅうございます。↓
web拍手 by FC2


「あぁ、義兄が全くの他人でなく、従兄弟ではあるが、それでもなぁ。見ず知らずではないとはいえ、一緒に暮らしていたわけじぇねぇ人が、その日から、自分のいる家にいるってのは、落ちつかねぇさ。まぁ、長くすれば慣れる。そんなもんだ」
「そうかなぁ」
恥ずかしく、めったに言えた話ではないが、俺もまた、当時は今の総司のようなそんな感情を持ち合わせていた。
口うるさい姉貴でも、自分の中では、唯一無二の存在だったのだと、その時あらためて理解した。
総司ほどではないにしろ、複雑な思いを抱いたのは事実だ。
「そんなもんだよ。自分も相手も最初は気を使うが、いつまでもそんな状態だと疲れちまう。よっぽどそりがあわねぇって事にでもならねぇ限りは、どこかで普通になるもんだ。幸い、総司はツネさんの事、嫌いではないんだろ?」
俺は優しく総司の顔を覗き込む。
「まあ、優しいし、嫌な事を言わないし、一生懸命感はすごいあるし・・・・よくわかんないけど、いたら嫌ってわけじゃない・・・かな」
うーんと総司が目をむきながら指折り答える。
「だろ。じゃぁそりゃぁ、たいていの人を嫌いに分類する総司の中では、かなりいい方にいるって事だろ。」
「なんか、すごい言われような気がするけど・・・まぁそうなのかな・・・でもやっぱりどうしたらいいのかわからないけど」
総司はまた難しい顔で首をひねる。
「わからなくてもいいさ、今はな。」
髪が崩れないように、控えめに、くしゃりと総司の頭をなでた。
「にしても、そうかぁ。土方さんって、やっぱりシスコンだったんですね」
「誰がだっ!っていうか、やっぱりってなんだてめぇ」
「あはははは」
いつもの意地の悪い顔で総司が笑う。
話をしていると、神社の巫女が待合室に呼びに来た為、俺たちは、式場へと移動をした。
式は、日本式におごそかに行われ、記念撮影などを行った後、披露宴会場へと移動することになった。

□■□
披露宴は近くのホテルで行われる。
義兄が運営するホテルの一つだ。
式では、家族、親戚など、身内だけの参加だったが、披露宴会場にはすでに、原田や、新八、山南さんなど、見知ったメンバーがすでに集まってきていた。

「よう、土方さん。式のほうはどうだった?」
新八らと談笑をしていた原田が、俺たちを見つけて手をあげて呼び寄せる。
後ろには、原田につれてこられた不知火が、面倒くさそうな顔で立っている。
「あぁ、無事にな。なかなかに、おごそかで良い式だったよ」
「そうか、そりゃぁ良かった。おっ、総司もちゃんと、スーツ着てきたんだな。似合ってるじゃねぇか」
横に立つ総司の姿に、原田が笑顔で称賛する。
「そう?」
対してスーツ姿に興味のない総司は、分からないと首をかしげた。
「ああ、似合ってるぜ。髪もちょっといつもと雰囲気が違っていいじゃねぇか」
「そう・・・かな」
言われて、気恥ずかしげに、髪をさわる。
「ああ、なにげに、実は土方さんとお揃いなんだろ?」
原田はコソコソと他に聞こえないように総司に言った。
「!!なんで?あれ?けっこうばれてる?これ」
原田に言われ、総司は思わずよけいに髪を触った。
「いや、見た目は、顔立ちも違うせいか、あまりわからねぇけど、なんとなくな。ってか、うちもそうだからよ」
くくくと原田が笑う。
「えー、不知火と?」
言われて、総司が、ぶっちょう顔の不知火と原田を見比べた。
「そ、でも、髪の長さとか違うからわからねぇだろ」
「確かに。でも、それでもわかるサノさんて、すごくない?」
総司は、しげしげと原田の心眼を覗き込む。
「すごいだろう」
謙遜もせず、原田がニイッと笑うと、総司も楽しげに笑顔を見せた。
「にしても、土方さんがよく一緒の髪型にしてくれたもんだな」
原田が改めて、俺の方を見ながら言う。
「僕が言ったんじゃないよ」
言われて総司が嬉しそうに答える。
「そうなのか?」
「うん。土方さんがしてくれた」
「へぇ。」
原田が面白そうにさらに俺の方を見る。
俺は永倉たちと話をしていたので、聞こえていないが、原田と思わず目が合い、頭の上にはてなマークを飛ばした。

「そっちは?不知火が言い出したの?」
話をしながら、今度は総司が原田に聞く。
「いや、俺」
そう言って、原田がべっと舌をだした。
「へぇ、サノさんもけっこう意外」
「そうか?」
教師というよりも、良き兄というような顔で、原田は総司に接する。
「うんあんまりそんなイメージなかった。」
トンと二人、壁に背をつけて楽しそうに話す。
不知火は、面倒くさそうに、少し離れたソファに腰かけていた。
「ま、いっつもいっつもは嫌だが、たまにくらいしてみたくもなってな。総司は好きだろ、お揃いとか。」
「うん。好き。でも、土方さん、めったにしてくれないからあれなんだけどね。でもたまにするから、なんかいわゆるギャップ萌えってやつ?あれにはまって困るんだけど。あれ、わかってやってたらとんだたらし男だと思う」
楽しく話しながら、総司がグッと拳を握ると、思わず原田も破顔する。
「ははは、ま、土方さんの場合、天然というか、たんに、総司のことを好きすぎるんだか、総司がからむと、差がはげしいよな。駄目なときはとことん駄目だが」
「ほんと、大変」
人が知らない場所でクスクスと二人で盛り上がっている。
「でも好きだろ。うちも、たいがい、ダメダメだけどな。」
「でも好きなんだよねぇ」
「そうなんだよなぁ。困ったもんだ」
同じ事を共有するように、クスクスと二人で笑い合う。そうこうしているうちに、式のスタッフがでてきて披露宴開始の案内を始めた。

まずは、フロアーにて、お色直しをすませた新郎新婦が登場し、人前での誓いをたてたのち、ブーケトスなどをするらしい。
皆が見守る中、司会を務める人が、進行をアシストして行く。

「えー、それでは、今、この良き日に、皆様の前で無事、愛を誓われましたお二人より、ブーケトスをさせていただきたく思います。なお、本来ですと、幸せのお裾分けということで、大切なご友人方や、お嬢様方などに集まっていただき、というところではございますが、このたびは、新郎新婦のたってのご希望がありまして、この中にいらっしゃる、一番大切な方へお送りしたいとのお話を頂いております。」
その言葉に会場中がざわめいた。司会者が一度近藤さんやツネさんの目を見て確認をとると、さらに進める。
「それではこれより、ブーケトスを開始したいと思います。新婦よりお名前が呼ばれましたら、ブーケが飛んで参りますので、ぜひ、お受け取りいただけますようお願いします。では、どうぞ」
司会者が、二人に、手を差し出し、合図をすると、奇麗な白いドレスに身をつつんだツネさんと、それを支えるように立つ近藤さんが、二人で目配せしてにっこりと笑うと、ツネさんが、良く通る可愛らしい声で名を呼んだ。
「総司くん」
ツネさんが、総司の名を呼ぶ。
自分だと思っていなかった総司が、目を丸くして瞬きをした。
え?と戸惑って目を見開く。
考える間もなく、総司めがけて、白い花のブーケが飛んできた。
「わぁ」
慌てて手をのばした総司が、花にふれ、バランスを崩す。
そして、後ろに立っていた、俺の胸に、背中をトンとつけてなんとか支える。
俺に抱きとめられた総司の手に、ブーケなんとかおさまった。
おーーーっと、まわりから祝福の声があがった。
驚いた総司が、俺に完全に体重をあずけたまま、その花を凝視する。
そして、その花を見ていた総司が、再び、目を大きく開いた。
ブーケの花の一本にシルバーの光り物と小さな手紙がついている。
皆が、大拍手の後、披露宴会場へと移動する中、総司が後ろに立つ俺を振り返って、見た。
『総司へ。婚約指輪というわけにはいかねぇが、もらってくれるか? 土方歳三』
「土方さん・・・これ」
「総司に投げるってのは聞いていたから、さっき、近藤さんとツネさんに頼んで入れてもらった。正直今は、金がねぇから安もんだが・・・・・嫌じゃなかったらもらってくれ。」
眉間に皺をよせ、向こうを見ながら言う。
正直、面と向かって言うのははずかしい。
こんなサプライズじみた事も、らしくもないとは思う。
総司が望むように、結婚することなんてできないし、外で堂々とイチャイチャするのも無理だ。だが、近藤さんが結婚するという話を聞いて、おれもいろいろ考えたのだ。
だが、何が一番いいのか、まとまりがつかず、これだって、実は、原田に相談して、意見を聞いての話だ。
自分だけでなら、まず、思いもつかなかったサプライズだ。
「正直、俺にはよくわからない。それで、総司が喜ぶのかどうか。どう考えたってやっぱり、この国にいて、結婚とかなんとか、そういう処には絶対いきつかねぇし・・・・考えあぐねて、原田に相談した。原田曰く、不知火にそういうのをもらったら、意外に嬉しかったって聞いて・・・・だな。真似のような形で、申し訳ねぇとも思うが・・・一応、渡し方は自分で考えた・・・が」
「・・・・土方さん。本当に、そういうの、言わなくてもいいのに、本当、硬いですよね。言わなければ、僕はそういう裏事情知らないわけですし。知らない方が喜びますよ、普通。そういう所が、女心となんとかに疎いっていうんです」
俺の話を聞きながら、総司が少しわざとらしくため息を吐く。
「・・・すまねぇ・・・しかしだな」
確かに、言われてみればそうだ。
言わなければ、すべて、俺が考えたものと思ってもらえるかもしれない。が、やっぱりそれは違う気がした。
総司には、よく嘘をついてきた。
それが、総司の為になるならと、いろんな嘘をついた。
自分の心に嘘をついたこともある。
だが、だからこそ、こういう事にだけは、嘘をつきたくなかった。
「ふふ、わかってますよ。そういう事を隠すのが嫌いなんでしょう?僕に?だけですよね?他の人には嘘もなんでもつきとおすくせに。まぁ僕にもよく嘘はつきますけど、そういうところは、いつも嘘をつかないですよね」
「・・・・・・」
言われて思わず、黙り込む。
「・・・安物でもいいです。人に聞いてまねたのでもいいです。でも、僕の為にしてくれたのなら、僕・・・・・僕は、幸せです。だから、結婚待ちだと思って、ツネさんともうまくして、なんとか耐えます。だから心配しなくてもいいですよ。・・・・ってもう、この僕がこんな事言うなんて、よっぽどレアですよ。」
「そうだな」
「えー、そこは違うっていうとこでしょうに。はぁ・・・じゃあ、これが婚約指輪替わりなら、いつか、結婚指輪がわりも期待してもいいですか?」
「・・・そうだな・・・とりあえず、貯金からか」
言われて思わず口に出る。
「もうーっ。またそういう現実的なこと言うし。」
力いっぱいにらまれた。
「すまん。でも、切実でな。なんせ、結婚指輪ともなれば、それこそ、もっと良いものを用意しないといけねぇしな。でも、必ず渡す。相当待たせるかもしれねぇけどな」
「本当、仕方ないですね。待ってあげますよ。」
「おう」
総司が嬉しそうに花を抱えながら会場へと走っていく。
今度は少しは、うまくいったようだ。
なんとかツネさん仲良くやってくれたらいいのだが、まぁ、きっと、愚痴はいろいろ聞かされる気はしてならないが・・・である。

<<『大好きな人と、大切な人-4~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』に続く>>
Comment
    
    管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

お読み下さい

※当blogにある画像及び、小説等について、転載及び、個人で楽しむ以外の使用はご遠慮下さい。

※タイトル欄や本文に<R18指定>と記載されているものにつきましては、教育上宜しくないと思われる内容を含むおそれがありますので、18歳未満の方の閲覧を禁止させていただきます。ご了承下さい。


※SSLシリーズでは、特に公式にない設定をかなり、作っております。
おい!って思われるだろう設定もあるかもしれません。 特に、たとえ、史実をほのめかす内容があったとしても、史実の隊士たちや、御家族にも、全く無関係の創作であると強く主張致します。
公式を離れた内容に抵抗がある方にもお勧めできませんので、宜しくお願いします。 それらもふまえたうえで、それでもOKという方のみ、ご覧下さい。


カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

カテゴリ

最新記事

PIXIV

カウンター(8/23から)


『大好きな人と、大切な人-2~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』 <<         ホーム         >> 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。