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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2014/04/24 Thu  22:37
『大好きな人と、大切な人-2~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』

BL小説です。
BL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『大好きな人と、大切な人-2~薄桜鬼SSL~【土方×沖田】』
時間となり、車で移動した俺たちは、今日の結婚式の会場となる神社の駐車場に車をとめ、待ち合いの場所へと移動する。
「土方さん土方さん。」
「なんだよ」
横を歩いていた総司が神社の入り口の階段を登っている最中に、俺の腕をひいて言う。
「あの狛犬!土方さんにそっくり」
「はぁ?」
総司が入り口に立つ大きな狛犬を指差し、声高に言う。
ちょっとばかり強面で、しかめっ面の狛犬が二匹、社を守って立っている。
ようするに、あれか!っというくらいひときわ大きく眉間の皺が寄っていた。
俺は白目をむくと、総司を無視して歩き出す。
「あーっ、ちょっと、そこはちゃんと反応して下さいよ」
面倒くさい。嬉しくない状況で、なぜ、総司を喜ばせるような反応をしてやらねばならないのか。
俺はずんずんと階段を登った。
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「ねぇってば」
「うるせぇ」
絡まる総司をかわしながら、ズイズイ上へと歩を進める。
そうして、他の面々もゾロゾロと階段をあがり、たどり着いた。
まだ時間は十分あるし、姉たちが親戚連中に挨拶をしてくるというので、俺は総司と二人、神社内を散策することにした。
「それにしても、晴れて良かったな」
二人で並んで歩きながら話をする。
「そうですね」
話題が結婚式になると、ほんのり仏頂面の声なのは、やはり、少しだけナーバスになっているようだ。
少なくとも、今日から総司の生活は、少しばかり変化することになるだろう。
今までなら、お手伝いさんをしてくれている近所のおばさんが来るくらいで、ずっと近藤さんと二人で過ごしてきた。
当然家族でもなんでもないから、おばさんの存在は、さして、総司になんの影響もなかった。
どう転んでも、近藤さんは、総司だけの近藤さんだったのだ。
そこに、新しい女性が、今度は家族としてやってくる。
男所帯な家に若い女性が入って来るというだけでも、高校生の多感な年頃では、かなり落ち着かないものなのは確かだ。
そのうえ、自分の大好きな近藤さんと二人でいる時間というのは、これからはほぼないと言っても良いだろう。
専業主婦となる予定のツネさんなので、帰れば確実に家にいる。
近藤さんが帰ってくれば、真っ先に迎えるのは総司ではなく、ツネさんで、小さい頃、近藤さんと仲が良い俺に対して持った、自身の居場所がなくなるのではないかという不安のようなものが、少しなりともあるのだろう。
ただ、俺の時のように、自分優位に強く立ってもどうこうならない相手ではない事が、総司をほんの少し追いつめる。
強く当たる事も、不平をいうこともできないし、でも、近藤さんの為にも、極力仲良くしないといけない。
当時の俺よりもやっかいな存在がやってくるのだ。

「ったく、まだメソメソしてるのか?」
「メソメソなんてしてませんよっ。僕はただですねぇ」
そんな総司をおもんばかって口を開くと、バシっと総司が俺の背中を叩く。
「だったら、そんなため息つかなくてもいいだろ」
こんな顔は、俺にしか見せない。
思っている事も、人には言わない。
だから、俺もそれに答えて、思う存分心のはけ口になってやる。
「だって、土方さん女の人ですよ、女の人。それが毎日家にいるとか、近藤さんと話す時間もなくなるし」
さっそくとばかりに、あれやこれやと思いを吐き出す。
「へいへい」
「へいへいじゃないですよ。ねぇ、二世帯工事ってもっと早くできなんですか」
軽く流しながら、一緒に歩く。
「できるわけねぇだろ。まだ話もつめてる途中なのによ」
「むう」
「なにも、そんなに気にすることねぇだろ。どうせ、部屋に閉じこもっているんだろうが。それに、今までだって大概俺の家に遊びに来て、いりびたってるくらいだし」
俺はチロリと総司を見ながら、それでも前へと歩を進める。
「そうだけど、でもですよ。だっていたら話しかけてとかくるじゃないですか。」
食い下がって、総司が続ける。
「そりゃぁあるだろうなぁ。だったら、話をすればいいだろ。」
「よくないですよ。全然落ち着かないじゃないですか。気もつかわないとけないし」
少し歩みを緩めながら言った総司が、また急いで俺を追いかけてくる。
「別にそんなに気を使うこともねぇだろ。雪村とか、うちの姉貴とかと普通に話してるのと同じでいいんだし」
ようするに、総司の場合、いろいろと意識をしすぎなのだ。
「そうはいきませんよ。だって近藤さんのお嫁さんですよ」
「それが、どうした。余計に身内なんだから、いいじゃねぇか。好きに話せば。嫌なときは嫌って言えばいいだろうしよ。」
人からすれば、どこに問題があるのか?という話だ。
「だからそれが駄目なんですってば。もう、土方さんは、どうしてこう僕の繊細な心がわからないかなぁ」
「繊細ってたまならな」
掃除に限って、繊細なんて、一ミクロンんもはまらない。繊細なのは、近藤さんに絡むことだけだ。
「何か言いました?」
「いいや」
やれやれと、適当な具合に帰すと、総司が俺の服をつかんで、さらに食い下がる。
「むっ、いいましたよ。繊細ですよ、僕はっ!!土方さんみたいな図太さは僕にはないですから」
「誰がずぶといだっ。」
それこそ侵害の極みである。
「だいたいですよ、土方さんは心配じゃないですか。近藤さんが出張でもしたら、二人きりとかになるじゃないですか。何かあったらとか考えません?」
それこそ愚問だ。
「全然だな。お前が、近藤さんの嫁さんと何かあるとか、100回転んでもありえねぇし、仮に、近藤さんの嫁さんじゃなくてもありえねぇに決まってる」
「どうしてそう言切れるんですか?仮にも男と女の人でですよ」
ぐいぐいと、総司が俺に攻め込んでくる。
「ねぇな。だって、そんな間違いおこさねぇくらい、総司が俺に惚れてる自身はあるからな」
「!!!ぐっ」
くくっと、自信たっぷりに言ってやると、総司がおもわず、詰まって口をパクパクさせた。
「うーーーーーっ、もうなんなんですかその自信!!むかつくっ」
「嬉しいくせに」
「嬉しくないもん」
「へいへい」
口の達者な総司を、二の句も告げない状況に陥らせるのはちょっとばかり気持ちがいい。
俺は、苦笑しながら腕に絡む掃除を引いて歩いた。
「よし、じゃぁ今から嫁さん見に行くか」
「は?はぁ?」
悔しげに俺をボスボス叩く総司の相手をしながら、俺が言うと、総司がまた素っ頓狂な声をあげた。
「近藤さんからメールが来てな。着いたんならみにこないかってさ」
スマホのメールを表示させ、総司に見せる。
「えええ!!や、やですよ」
それを見ると、わわわと、手を放して、ぶんぶんと首を横に振る。
「なら俺だけ行ってくるが」
と言って、俺は、立ち止まる総司を置いてスタスタと歩みをさらに進める。
「えっ、ちょっと待って下さい土方さん!!!放って行くとか!!」
慌てて総司が追いかけてくるが、俺は止まらずまだ前へと進む。
「一人でいるのが嫌ならくればいいだろ」
「行かないって選択肢は!!」
俺が止まらないので、総司がめずらしく焦りの表情を見せる。
「ない。なぜなら、行くってもうメール返信しちまったからな」
「やっぱり無理とかなんとかメールしたらいいじゃないですか」
総司が必死で俺にすがるが、俺はそんな総司の腕をつかんで、かまわず前へ進む。
「往生際の悪いやつだな。いいから行くぞっ」
「えあああああああああっ」
総司の叫びが境内に響いたが、俺はやっぱり気にせず掃除をひきつれて行った。
総司は、待合室の入り口でまだ往生際悪く尻込みしたが、部屋から新婦の親がでてきた事で、鉢合わせとなり、「どうぞどうぞ」と勧められ、いやがおうにも部屋に入る事になった。

□□□
「おお、トシ、よく来てくれたな。総司も、さっ、こっちに座るといい。今、最後の仕上げをしていてな。もう少しだけ待ってくれるとありがたい」
部屋に入ると、紋付き袴に着替えた近藤さんが笑顔で俺たちを出迎えてくれる。
これでなお一層、総司は逃げ場を失ってしまった。
「おう。にしても、いいのか?式の前から見ちまって」
俺は、目だけで俺に訴えてくる総司をあえて見なかったことにして、近藤さんを話をはじめる。
「あぁ、かまわんさ。俺もいてもたってもいられずでなぁ。部屋で一人で待っていても余計に緊張するやら何やら。おちつかず、来てしまったんだが。二人がいてくれれば心強いよ」
いやはやと近藤さんが、頭をかいた。
「はぁ、何いってんだ、近藤さん。今からそんなんじゃぁ後がおもいやられるぜ。式であがっちまっちゃぁ話にならねぇからな。一回しかねぇ晴れの日だ。失敗だけはしねぇようにな」
「そうなのだ。だからこそだな。ここで少し息をぬいてだな。だいたいにして、先に、ツネさんの艶姿を見ずに式にいどんだら、それこそ、式場で舞い上がってしまってはいかんとも思ってだな」
近藤さんの言いように、奥で準備をしてもらっている、ツネさんのクスクスという笑い声が小さく聞こえた。つられて、仕度をしているスタッフの人の声も聞こえてくる。
総司は、そんな話も上の空に、近藤さんにすすめられたソファーに座ると、これまためずらしく、こじんまりと小さくなっていた。
ときおり俺の顔をチロチロ見ては、近藤さんに話をふられ反射的に笑顔を見せる。
近藤さんには多分わからねぇが、なんともぎこちない笑い方で、俺は困ったやつだと心の中で微笑した。

「さぁ、皆様、新婦さんの準備が、整いましたよ」
そうこうしていると、奥にいた、スタッフがひょこりと顔をだす。
そうして、それに続くようにツネさんが後ろからしずしずと顔をだした。
清楚な日本顔のツネさんの白無垢花嫁衣装は、実によく似合っていた。
顔をみた瞬間から、近藤さんは感動しきりだ。
「いかがです?奇麗でございましょう?」
スタッフの人がどうぞどうぞと俺たちを促す。
ツネさんが、俺と総司に頭をさげた。
俺も立ち上がって挨拶をする。
が、総司はソファに座ったままだ。
一瞬ツネさんを見て会釈はしたものの、目線を向こうへと向けてしまった。
そして、しばらく俺たちの会話を聞いていたが、すっと立ち上がると、俺の後ろに立った。
「ねぇ、土方さん。僕、トイレに行ってきますから」
居心地悪く、ねを上げたらしい。
俺はハアと、ツネさんにはわからないようにため息を吐き、小さな声で言う。
なんとか、少しでも会話をする機会がもてたらと思ったのだが、やはり駄目だったようだ。
「わかった。姉貴たちが待ち合い室にいるはずだから、そっちにでも行ってろ」
「はーい」
そう答えると、総司はそのまま、すーっと部屋を出て行った。
それでも一応、ツネさんにもう一度小さくだが頭を下げて行ったのは少しは成長したのだなと思わせた。
しばらく話をしたのち、ツネさんが少し心配げに、俺と近藤さんの顔を見て言った。
「あの、私、やはり総司くんに嫌われているのでしょうか。」
ごもっともな質問だ。ツネさんからそんな事を言い出すのは勇気がいったに違いない。
「いや、そんなはずは・・・・なぁトシ」
事実、何も知らない近藤さんが、一人驚いた顔で俺を見た。
俺は一度目を閉じると、笑顔を作って話す。
「嫌っている、というわけではないと思いますよ。ただ、戸惑っているんです。正直、今まで、総司は近藤さんとしか暮らしたことがないし、女性が一人加わって暮らすというのも初めてだ。どうして良いのかわからないのだと思います」
戸惑う近藤さんは、申し訳ないが、後回しだ。
ツネさんは、多少わかっているのか、落ち着いた表情で俺の声に耳を傾けた。
「そう・・・ですよね」
俺の言葉に、少しだけ、胸をなでおろした表情をした。
いい人だと、改めて思う。
ツネさんは、ちゃんと、総司の事をわかってくれている。そして、理解しようとしてくれているのだ。
それに答えるように、俺もゆっくりと言葉を選びながら話をする。
「でも、どうか、気にしないでやって下さい。ツネさんは、普通に、思うように、近藤さんと仲良く暮らせば良いですし、総司に対しても、あまり気を使わず、普通に接してやって下さい。でないと、総司はきっともっと距離を作ろうとすると思います。ただ、一人置いて行かれるような気がして、感情が追いついてないだけで、ツネさんを嫌っているわけではないと思います。おそらく、あの性格ですから、嫌な態度をとるかもしれないし、嫌な事を言ってしまうかもしれない。ですが、悪気があるわけでもなく、それがすべて本心であることもない。天の邪鬼で、素直じゃないところもあって、人へどう接すればいいのか、昔からそういう、人付き合いというものが苦手なんですよ。あれでも、ましにはなったと思いますけどね。なあ、近藤さん」
それだけ言って、俺は、近藤さんに話をふった。
ふられた事で、少し、頭が落ち着いたのか、慌てて口を開く。
「あぁ、そうだな。そうなのだよ、ツネさん。苦労をかけるが、俺にとっても大事な弟のような存在でな。長い気持でつきあってくれるだろうか」
近藤さんが、深々と頭をさげる。
「やだ、勇さん。そんなに頭をお下げにならないで下さい。わかっておりますから、ただ、私もどう接すればよいだろうかと、少しアドバイスをもらえたらと思っただけで、だって、一番難しい年頃だとは思いますし、それでも、私もいつか総司さんに、お姉さんとよんで頂きたいですから。それにしても、本当に、土方さんは、総司くんの事がお好きなんですね」
優しい声で言うツネさんにいきなり振られて、俺はすこぶる驚いた。
「え?」
いや、確かに、理解はしてもらえずとも、後に一緒に暮らそうという手前、話しておいたほうが良いと、近藤さんも、ツネさんには俺たちがつきあっているという話をしているらしいが、あらためて言われると、どうしたものか困ってしまう。
「だって、本当に総司さんの事をよくわかっていらっしゃいますし、少しでも良くしようと、今もああやって、つれて来て下さったんじゃないですか?」
全くもって、よく見ている。
「あ・・・・いや、まぁ。うまくはいきませんでしたが。ツネさんにも、せっかくの晴れの日なのに、気を使わせてしまいました」
俺は改めて頭を下げた。
「そんな事ないですよ。でも、私、大丈夫だって思えました。こうでもないと、お話も聞けませんでしたし、勇さんの親友で、総司さんの大切な方のおっしゃる事ですもの、私、とてもその言葉を信じることができます。だから、大丈夫だって思えました。こちらこそ、土方さんへもご迷惑をかけるかもしれませんが、少しずつ、うちとけて行きたいと思います。めざせ、お姉さん!頑張ります」
ほんわりとした優しい表情の中に、強い意志をこめた表情で、小さく拳をにぎってみせる。
なんとも可愛らしく、けれど、か弱すぎず、芯の強さも持ちあわせた良いお嫁さんになりそうだ。
少々、優柔不断だったり、迷走する事もある近藤さんには、よくあっているかもしれない。
その後も、少し話をして、最終打ち合わせが始まるとの事で、俺は先に部屋を後にして、総司のもとに向かった。

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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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