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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2013/12/29 Sun  10:54
『心萌える秋、今日も仲が宜しいようです-1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。



『心萌える秋、今日も仲が宜しいようです-1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)


「不知火、悪いが、衣替えついでにクローゼットと倉庫を片づけるの手伝ってくれねぇか?」
「へーい」
不知火が部屋でベッドの上に転がり、参考書をめくっていると、原田が扉を開いて顔をだした。

「近藤のおっさんはもう帰ったのか?」
たいていはリビングで勉強をしている不知火だが、今日は、先ほどまで来客があった。
原田とは馴染みが深く、勤め先の校長でもある近藤が、このたびめでたく結婚するという事で、わざわざ奥さんとなる女性と共に招待状をもって挨拶に来ていたのだ。
「あぁ、今さっき帰った。結婚式、不知火もぜひ出席してくれって言ってたぜ」
原田は、軽く、腕を壁にかけてもたれながら、ノブに手をあてたまま不知火に話しかける。
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「うえー、なんで俺まで」
不知火は、パタンと上げていた足を、ベッドに打ちつけて、ペンを振り回す。
「あの人ん中じゃぁ、一度同じ釜の飯を食った人間は皆、身内みたいなもんだからなぁ。まぁいいじゃねぇか、うまいもん食えるぞ」
原田は、ククっと笑いながら付け加えた。
「その変わり、堅苦しい服着ねぇといけねぇし、面倒くせぇじゃねぇかよ」
「まぁそうとも言うけどな」
ゴロンと、不知火がベッドに背中をつけて転がると、ウガアッと吠えながら、万歳のポーズをした。
「しかも、どうせ沖田も来るんだろ」
ベッドから落ちた頭が少し反り返ったまま、原田を向いて眉間に皺をよせる。
「そりゃぁ当然だろうな」
原田はそんな不知火を見下ろしながら、重心をかけて、また笑う。
「ますます面倒くせぇ」
ゴロンとまた一つ、横に転がって、立ち上がるために、ベッドの縁に座る。
「はは、まぁなんとか乗りきってくれたまえ」
それを見ると、原田は、笑顔のまま、手を振って、リビングの方へと背をむけた。


□■□
「うー」
不知火は、渋い顔で眉間に皺をよせる。

そうして「面倒くせぇ」ともう一度唸りながら、原田についてクローゼットから片づけをはじめた。
「で?どうすんの?」
不知火がカットソーの袖をめくってクローゼットの奥に立つと、原田があらかじめたたんであった夏服を籠に入れて運んできた。
「とりあえず、その奥にあるケースをかたっぱしからこっちに出してくれ。で、中身を全部出して、夏服をなおしてから、いるものといらねぇのを分けて捨てるかハンガーにかけるって感じかな」
「了解」

言われて不知火がウォークインクローゼットの奥に体をむけると、ケースを担いで部屋へと運び出した。
ドンッとケースを原田の前に置くと、原田が蓋をあけて中身を取り出す。
そして、綺麗に夏服を、それぞれのものに分けて入れていく。
入れ終えると、横によけて次が来るのを待つ。
「これは、片づけていいのか?」
横にのけられた箱を見て、不知火が、手にかけながら原田に一応聞いてみる。
「おう、そっちはOK。いけるのはこっちに積んでくな」
フローリングにあぐらをかいて、整頓をしている原田が、下から不知火を見上げながら言った。
「了解、じゃ、それは積んで直しときゃいいんだよな」
「あぁ、一応、俺のと不知火の、わけて積んでくれよ。後で探す時、ごちゃごちゃだと面倒だ。シール貼ってあるだろ?見えるようにな」
原田が、待ったとばかりに細かい注文をつけた。
「へーい」
そのまま直させると不知火の事だ、適当に何も考えずに積み上げる。
事実そうするつもり満載だった不知火である。

ケースを再びクローゼットに直すと、不知火が、空いているハンガーをひっつかんでまた外にでてきた。
「ハンガー、とりあえず、全部持ち出してきたけど」
「おっ、サンキュー。じゃぁ、自分の分で、いる服は、ハンガーにかけて、いらねぇ服はそこの袋の中に詰めてくれ」
「へーい」
ケースからだして、原田が奇麗にわけて積み上げておいた服の山に、不知火が近づいて手をのばす。
「あ、のびてるのとか、色が変わってるやつは捨てろよ。大事に置いておいてもどうせきねぇんだから」
これまた細かく指示が飛んでくる。
「・・・・へーい」
そういう決断のいる作業というのは、不知火が最も苦手とするところだ。
射的のようなゲームなら悩みもせず、ガンガン打ち込めるのだが、こういう選別は、優柔不断が顔をだす。
なんとなく、捨てるとなると惜しくなる、考え始めると、面倒になって、もう、全部ハンガーにかけてしまえ!となってしまう。そんなタイプだ。

その点、原田はあまり迷わない。
さっそく、自分の分に手をのばし、適当に、あたりをつけて、まずは、絶対残しておきたい服を掴んでハンガーにかける。
残った中から、絶対捨てるというものをつかんで、袋の中へと容赦なく突っ込み、残ったものの吟味にかかった。
手際よく原田がそれらをする最中、不知火は、早くも服の前で頭を抱えていた。
「うーん、うーん」
と時折、うめき声をあげる。
少々よれていても、よく着ていた服だとか、去年も着なかったのは確かだが、原田が買ってくれた服だとか、もう、それだけで、捨てるという選択ができなくなる。
いっそ全部ハンガーにかけてしまいたい衝動に早々にかられた。
「不知火、言っておくが、全部ハンガーにかけてなおすは無しだぞ」
もはや、不知火の性格を熟知している原田が、すかさず、そんな不知火の心に釘を刺した。
「うっ!!」
言われて、不知火が、体をひいて、うーんとそれらの服に横目を向ける。
何度見ても答えは出ない。
恨めしそうに、服の山を睨んでみた。
その間にも、原田は着々と分別を終え、すでに服をかけたハンガーを掴み、クローゼットの中へと消えて行く。
「あーーーー」
不知火は、服の山の前で胡座をかき、本気で頭をおさえた。

「何を、そんなに悩むことがあるかねぇ」
すべてを片付けて戻ってきた原田が、不知火の後ろに立って不知火を見下ろす。
「だってよー」
不知火は、グググと、フローリングの上にで体を前に倒すと、ズボッと服の山の上に頭を突っ込んだ。
その間にも、上から見下ろす原田の頭の中では、使えないと判断し、すでに、不知火の服の選別が始まっている。
「こりゃもう駄目だろ」
そして上から手をのばすと、あたりをつけた、のびた服や、皺が寄ったもの、色が変わった服を引き抜き始める。
「あー、それっ!!」
しばらく、服に埋もれていた不知火が、その横で、ハタと顔をあげ、叫び声をあげて手をのばす。
「却下」
シュタッと服の端っこをつかんだが、原田の冷たい声が返ってきた。
「あーーーーっ!!!」
容赦ない原田が、掴んだ服を力をいれて引っ張り上げ、不知火の手から奪うと、袋の中につっこんでいく。
思わず、不知火は、その袋を両手で掴んで、ウルウルと原田を見上げた。
「だって、おまえ、これ、着る事あるか?こっちなんて去年も着てなかっただろ」
原田が腰に手をあてて、そんな情けない顔の不知火を見下ろす。
「そうだけどよう、だって、これ、原田が買ってくれたやつだし」
不知火が、袋を前にかかえたまま、ウジウジと声をだす。
「俺が買ってやった服っつったらもう、これ、全部捨てれねぇって話になるだろうが」
あきれた顔の原田が、不知火の手から、袋をグイグイとひっぱって奪う。
確かに、自分のバイト代で買った服もあるが、ほとんどが、原田の給金で買われた服である。
「うー」
唸る不知火の横で、さらにどんどん、原田は服を選別していく。
「あっ!!!原田、それだけは勘弁」
その中でも、特に不知火の中では思い入れの深い服を原田が掴んだ瞬間、不知火は、今まで抱きしめていた袋を放り出し、それこそ、今日一番のあわてっぷりで、原田の腕に飛びついた。
が、原田が体をそらすのと、飛びつくタイミングがあまりに合いすぎて、不知火の手はするりと離れ、そのままフローリングにスライングする形になり、ゴンッと頭を打って大きな音が響いた。
「大丈夫か??」
さすがの原田も、少しばかり驚いた。
そして、服を横に置いて、体をかがめて、不知火を見下ろし、打ったであろう頭に手のひらをのせてなでてみる。
「だ・・・・い丈夫・・・」
頭を打った不知火が、涙目でそこを押えながらそれでも、コロリと、寂しくフローリングに転がった。
「ったく、何を慌てているんだか」
転がる不知火の腕をつかむと、よいせと、原田が不知火をひっぱって体をおこさせる。
起き上がった不知火は、手のひらで、打った箇所をさらに何度もさすった。
「だって、それ、本当に、一番最初に買ってくれた服なんだもんよ」
胡座をかいて、プクリと頬を膨らましながら言う。
「あー、そういや、そうだったな。着の身着のまま、なんもねぇから、買ってやったやつだ」
ん?と首をかしげ、思い出した原田が、コクコクと首を振りながら笑う。
「そう、だから、それは本当に駄目なの」
不知火は、ガルルと歯をむいて主張した。
「乙女か」
原田は、呆れ顔でいいながらも、まぁそれだけ思われているのは悪くはないので、その1着をつかみ出すと、不知火の頭の上に、バサリとかけた。

不知火は、それを腕をあげて、ヨイセと引き下ろす。
「それ以外は却下だからな」
「はいー」
決めきれないゆえの、半信半疑な答え方をしつつ、手元にも戻ったその服に、不知火はにんまりと顔をゆるませた。
見た目は、全くいろんなものをどうでもよいと考えていそうな不知火だが、原田がからむとどこまでも細かい。
そのうち、ちょっと触れただけの消しゴムのかすでさえ、コレクションしだしそうな勢いだ。
なんだかなぁと原田はこっそり白目をむいた。
なんとか選別を終えて、残す分をハンガーにかけ始める。
「おいー。もうちょい、ちゃんとかけろよ不知火。皺になるだろ」
さっそくに、原田が不知火に注意を飛ばす。
「えー、いいじゃん、どうせ着たら皺になるんだし」
面倒くさがりの不知火は、当然不平をもらす。
「皺になったら着れねぇだろ」
不知火がハンガーに服をひっかけている横で、原田も不知火の服をかけるのを手伝っているが、原田の手の中にあるものは、ピンと奇麗にのばされて、肩もピシッと整えてかけられている。
しかし、不知火の方は、本当に適当なので、皺がよっていても気にしていない上に、ハンガーの向きも、一本一本逆を向いている。そのうえ、肩が落ちて、今にもはずれてしまいそうだ。
「よくない」
こうなると、きっちりとした性格の原田は気になって仕方が無い。
「だいたい、服の向きくらいあわせてかけろよ、おちつかねぇだろ」
「そう?」
はてな?と不知火は首を傾げる。
「おまえなぁ、気にしなさすぎ」
「原田は気にし過ぎなんだって」
と、二人で片付けだすと、だいたいこういう事になる。
本来なら、このまま喧嘩になってしまうところだが、どういうわけか、この二人の場合は、そうでもないらしい。
何故なら、いろんな意味で、不知火は原田に弱いからだ。
原田はどちらかといえば、ひとつ決めたら、思いを曲げないが、不知火は、小さな反抗くらいはするものの、原田に言いこめられると、あっさり折れてしまう。
惚れた弱みというべきか、体に染み付いているらしい。
これが、他の相手、特に、沖田などが相手になろうものなら、取っ組み合いの喧嘩になっても折れないのだが、原田にかかると、しつけられた犬みたいに、条件反射で言う事を聞いてしまうらしい。
「じゃぁ、そのままにしとけよ。その変わり、俺は、しわくちゃな服着てるやつとは一緒にあるかネェから」
何度か口論した後、原田の口から、とどめの一言が飛び出す。
「うっ・・・・・・・・・・うーーーーーーーーーーーーっ!!!!!」
不知火は、それにグッとつまると、うなり声をあげて、顎を突き出す。
「どうなんだ?」
原田の目線が不知火を捉えると、うなりながらも、目をすーっと横にそらす。
何度か心の中で言いかえそうといろいろ言葉を探したが、『一緒に歩いてもらえないのは嫌だ!』という思いが勝って、シオシオとうなだれて答えた。
「やり直します」
「よし」
原田が気持よい笑顔で歯を見せると、うーん、と不知火は、目線を中央へ寄せながら、天井をあおいだ。

なんとかすべてをかけ直し、原田の方をちらりと見る。
腰に手をあてた原田が、それを見て、少し考えて一言、「こんなもんだな」と言うと、
はぁーーーっと不知火が安堵の息を吐き出した。
「ご苦労さん」
「はあ、疲れた。それで次は?倉庫?」
不知火が、脱力して、前屈みになりながら、原田の顔を見た。
「あぁ、でもその前に、お茶にしようぜ。昨日作ったスイートポテトがあるから、それと、上手いコーヒー入れてやるよ。ドリップのいいやつもらったんだ」
とびっきりの笑顔が、一気に不知火の疲れを吹き飛ばす。
「おおっ、スイートポテト!!」
不知火は、途端に幸せ顔で破顔すると、ルンルンとリビングに足を向けた。

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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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