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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/10/27 Sat  17:01
『原田さん家の、平平凡凡な一日』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

『原田さん家の、平平凡凡な一日』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

フニャァ。
朝起きて、リビングに顔をだすと、猫のトラが、原田にすりよる。
「おはよう、トラ」
一番最初に起きるのは、原田だ。
その音を聞きつけて、トラが寝床を置いた部屋からでてくる。
朝が弱い不知火は、起こされるまで起きてはこない。
原田は、トラに挨拶をすると、スタスタとスリッパの音をたてて、冷蔵庫のあるキッチンをめざした。
冷蔵庫の扉をあけて、牛乳のパックをとりだすと、グラスにそれを注ぐ。
それから、脇においたトラの入れ物に、トクトクと注いでやった。
それを美味しそうにぺろぺろと舐め出すトラを見ながら、餌を置いている棚をさぐる。
そして、袋をあけると、中にいれてあるカップにキャットフードをすくうと、ミルク皿の隣の入れ物へとそれを注いだ。
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カップをなおすと、先ほどいれた、自分用のグラスをつかみ、喉を鳴らして牛乳を飲む。
カウンターに寄りかかり、カシカシと音を鳴らしながらキャットフードにかぶりつくトラを見るのが、朝の楽しみだ。

口を一生懸命動かしながら、必死で食べる姿がちょっと可愛い。
そして、同じように、「美味いっ」と言いながら、一心不乱に食べる不知火を見るのも好きである。

食べ終わり、手を舐めて毛づくろいをするトラを見て、フムと一呼吸すると、原田はシャツの袖をくるりとめくった。
少し長い前髪を手のひらで後ろにとかし、棚においている髪留めのゴムをつかむと、ざっくりと髪をたばねて、くくった。
そして、エプロンをつかむと、首にかけながら、水道の蛇口をひねる。
紐を結ぶと、手を洗い、朝ごはんのしたくにとりかかりはじめた。


原田としては、パン派でも、米派というわけでもなく、基本こだわりはない。
それでも、不知火に会うまでは、どちらかといえば、ご飯の方が多かったかもしれない。
師匠が、俄然、朝ごはんは白い飯だと言い張ってきかなかったというのもある。
師匠がなくなってからは半々で、ただ、前日の残りを食べればいいかとも思うと、ご飯の方が少し多くなるというところだった。

しかし、いまや、原田家の朝食は、パンである確率が、99%をしめている。
不知火が、俄然パンだといいはるからだ。

全くもって、師匠といい、不知火といい、自分たちが作らない食事に関して、意義主張の激しいのばかりだなと、原田は思う。
でも、嫌とは言わないし思わない。
自分のだしたご飯を、美味いといって、笑顔で食べる。
それを見れるのなら、なんでもいい。

パン好きの不知火の為に、洋食の朝食を用意する。
たいていは、スーパーで売っているバターロールだとか、焼いた食パンだとか、あと、近くのパン屋で安売りをしていたり、美味しそうな新作をみつけたりすると、それを買ったりもする。
「たまには、サンドイッチでも作るか」
少々手間はかかるが、どうせ今日は休みだし、時間もある。
サンドイッチ用の薄い食パンはないが、分厚いパンでも、少し焼いてこがしたパンで挟めば、カリカリとした感触と中の柔らかい感触が美味しいかもしれない。
頭の中で、メニューと工程を組み立てると、食材を手早く用意していく。
パンをトースターにかけ、ゆで卵をつぶして、卵サンドの具を用意したり、レタスや、ハムを切り分ける。
シーチキンの缶をあけると、匂いにつられて、トラがまた、原田の足にからみついた。
ゴロゴロと媚びた喉をならす。
原田は、中身を皿にうつしながら、しかたねぇなと、少し、缶に残し、トラの前においてやった。
具材を並べ、パンにはさむ。
盛り付ける前に、鍋に水をいれて、火にかけた。
沸騰するまでの間に、できたサンドイッチをちょうどいい大きさに四角く切り、崩れないように、飾りのカラフルな楊枝をさす。
避けておいたレタスと、ミニトマトを、彩りよく並べ、見栄えを確かめる。
「こんなもんか」
腰に手をあて、少し遠目で確認すると、スープ作りにとりかかる。
パンに水分がまわらないうちに、手早くコンソメスープを仕上げた。

ケトルのスイッチを入れると、スープ以外の、皿やフォーク、スプーンなどをリビング側のテーブルに並べる。
用意を終えると、原田は自分の部屋へと足をむけた。
寝ぼすけの不知火を起こす為、原田のベッドで、きっとまだ気持ち良さそうに寝ているだろう恋人の元へと向かう。
案の定、布団にからみつき、気持ち良さそうな顔をして寝ている。
最近は、大学受験の勉強にもしっかりといそしんでいるので、寝るのが遅いということもあり、余計に起きる気配をみせない。
昨日も、夜遅くまで自分の部屋で勉強をしていた。
原田は先に寝たが、夜食を持っていってやった時には、2時くらいまではやるつもりだと言っていた。
だったら、自分の部屋で寝ろよと言いたいところだが、原田のいる所の方が熟睡できるだのなんだの理由をつけて、原田が起きないように忍び込み、目が覚めると、99%横にいる。
残り1%は、机の上で熟睡だ。
ゆえに、不知火の部屋のベッドは、普段ほんんど飾りである。

休みの日だし、もう少し寝かせてやりたい気もするが、生活リズムを崩すと、いざ、登校日になってもなかなか起きず、起こすことに苦労する。
何よりも、起きても機嫌悪くボヤボヤとしているので、片付けるものも片付かない。
生徒以上に、遅刻などもってのほかの社会人、かつ教師である原田としては、不知火を理由に遅れることはできない。
かといって、不知火だけ放って出かけ、遅れさせるのも、休ませるのも教師としての自分のポリシーには全くはまらない。
性分的に、片付けずにでかけるのも、気持ちが悪いと思う。
帰って、たまっている炊事場事情にげんなりしたくもない。
だから、心を鬼にして、起こしにかかる。

「不知火っ、起きろっ」
耳元で叫ぶと、「うーん」と唸りながら、寝がえりをうつ。
数秒すると、また眠りの縁に入り込もうとする。
さらに間髪いわず、原田は声をあげる。
「起きろっ!!ねぼすけ」
身体をゆすっていうが、まだ起きない。
「起きろって」
「んー五月蠅い」
不知火はもぞもぞと布団をひっぱり顔をつっこもうとする。
それを阻止するべく、原田も対抗して、布団をつかむ。
「不知火—っ」
「んー、キスしてくれたら起きるー」
と、眠気眼で、恋愛マンガにありがちな、何かのお約束のような事を言う。
ところが、それで、ハイハイとしてもらえるほど、原田は甘くない。
原田は今日も、大きく息を吸い込んだ。
そして、今日一番の声で「起きろっ!!」と叫ぶと、ガンッと足をふりあげて、足の裏で、不知火の背中を蹴り飛ばす。
「グエッ」
と、不知火は、たまらず鈍い悲鳴をあげた。
毎朝やられているのに、懲りない。
不知火が悶絶をうっている内に、布団を奪い取り、スプリングの上にのって、足で、不知火をおいやる。
それでも、なかなか、起き上ろうとしない不知火に、とどめの一撃をかけようと、足をあげる。
「うわータンマタンマーッ!!」
察した不知火が、慌ててベッドから飛び降りた。
前に、容赦なくやられて、息がとまるかという思いをした不知火は、ほとんど反射的に動いていた。
「よし、起きたか、じゃぁ、さっさと着換えてこいよ。朝飯できたから」
「へいー」
朝っぱらから容赦なくやられ、不知火は、ふらふらと服を着替えに、原田をおって部屋をでた。
自分の部屋に戻ると、もそもそと、服をとりだす。
ふあぁっと大きな欠伸を二度三度しながら、手を動かした。
スープの美味そうな匂いがすると、落ち着いて、腹が鳴る。
ぼさぼさの頭のまま、服だけ着替えてフラリフラリとリビングを目指す。
とりあえず、手ぐしで、適当に、さっきよりはマシ、というくらいにだけおさえてみる。
また欠伸がでる。
ムッスリとした顔で、髪をかきながら現れる不知火を対面式のキッチンから見て、原田は一瞬顔をしかめたが、起きてきただけよしとした。

ちょうど温めなおしたスープをカップに入れて、対面の棚に置く。
すでに身体にしみついているかのように、不知火が、そこに近づいて、黙って受け取ってテーブルにならべた。
原田がエプロンをとって、入れた珈琲をテーブルに置いて席につくと、そろって手をあわせ、頂きますをいう。
はじめの頃、不知火は、そんなガキみたいなと嫌がったが、これもすっかり日課になっていた。
不知火が、珈琲をズズズとすする。
コーヒーメーカーがあるわけではないので、ただのインスタントコーヒーだが、原田が入れたというだけで、どれよりも美味しいと思うのは、不知火の煩悩のなせるわざだ。
好きな人が作ったものならなんでも美味しい、という色ボケた状態だが、それでも、原田が作るご飯にいたっては、不知火の色ボケだけではない。
一口珈琲をすすっただけで、にへらっと笑う不知火を、なんだかなぁと思いながら原田は見た。
不知火は、原田の作るサンドイッチが好きだ。
特にこの、卵サンドの絶妙の半熟具合は、なかなかよそでは出会えない。
一口食べて、
「美味っ」
と、全開の笑顔になった。
先ほどまでのムッスリ不機嫌顔はあとかたもない。
原田は、そんな不知火を見ながら、ほっこりした気分になる。
口にも顔にもださないが。


食事を終えて、原田が皿を洗っている間、不知火は、ソファに転がり、問題集をめくり始める。
カチャカチャと皿のなる音がこぎみいい。
原田がいなければ、自分の部屋にひきこもるが、いる時は、むしろ、リビングにいる方が落ち着く。
原田がいると五感でわかる。
それが落ち着かないという人がいるかもしれないが、不知火は違うらしい。
原田限定での話だ。
客がきたら、絶対部屋に引きこもる。
「なぁ、不知火」
原田が、皿を洗いながら声をかける。
「ん?」
問題を解きながら、不知火がかえす。
「昼から買い物に行きたいんだが、いいか??」
「いいけど、何買いに行くんだ?」
「塩が切れた。あと、米ももうすぐなくなりそうだからな」
「あー」
「それと、夏服もちょい見たいかも。不知火も、買うだろ?去年の、よれよれになってるのけっこうあったし」
「うん、見る見る」
ゴロンとソファの上で転がると、トラがトンッと地を蹴って、不知火の腹の上にのった。
「うおっ、トラッそこはやめっ!!」
バランスの悪い立ち場所に、グラグラとトラがゆれる。
だが、バランスを整えると、トラは、いい場所を見つけたとばかりに、フワァッと大きな欠伸をする。
伸びをして、手をモニモニと不知火の腹で動かす。
「くすぐってぇからやーめーれーっ!」
へたくそなマッサージのように、腹をおされると、くすぐったくて悶える。
問題集を横におくと、トラを捕まえて抱きあげた。
抱きあげて、起き上り、膝にのせて、喉をなでると、ゴロゴロと音が鳴る。
やめようとすると、抗議するように、顔を見て、ニャァと鳴き、再び始めると、ご満悦な顔をした。

洗い物を終えた原田が、今度は、先にまわしていたらしい洗濯ものを持ってリビングへきた。
ガラリと窓をあけて、ひとつひとつ、手なれた手つきでハンガーにかけ、デッキの物干しざおにかける。
トラをソファーの上におろすと、不知火もよいしょと立ち上がり、ハンガーにかけるのを手伝う。
手伝うといっても、とりあえず、シャツを開いて、ハンガーにとおし、わたすだけだ。
「サンキュー」
それをうけとった原田が、細かなところを綺麗にのばして、かけていく。
それでも、いちいち、しゃがんで取ることを思えば随分と楽だ。
「せっかくだし、たまには昼飯も外で食うか。」
「おっ、だったら、デパートの、フードコーナーがいい」
「はぁ?フードコーナーかよ」
「あそこにケン●あるじゃん。こないだ、宣伝でやってた新作、あれ食いたい」
「あぁ、あれか。美味そうだったなあれ」
「だろ?」
「うし、じゃぁ、ついたら、先に食べて、行動開始だな」
「おう」
ニイッと不知火が笑うと、原田も笑った。


フードコートで昼ごはんを食べ、それぞれの服をみつくろいにショッピングを始める。
基本、180度違う服屋を互いに同行することになるので、行く店は自然と倍になる。
服の好みも違うが、選び方も180度違う。

原田は、インスピレーションで、ぱっと気に入ったもの試着して、フィットすればすぐにそれを買うが、不知火は優柔不断だ。
最初の一つは、インスピレーションだが、さらに自分のめがねにかなうものがみつかるが最期、悩みだしたら長い。
「試着してみたらどうだ?」
と原田は聞くが、基本そういうのは面倒くさいと思う不知火だ。
服をショーケースの上に並べ、ウーンウーンとうなりをあげる。
「悩むんなら、着てみろって。来たらイメージ違ったりするんだからよ。着るのはタダだからな。ほい、ファッションショー開始っ!!」
「えええええええ」
つっぱる不知火だが、ググググと腕でおされて、試着室につっこまれた。
結局最期は、両方着て見て、結果、「うん、俺の好みはこれだな」
と、何故か、原田に違う服をわたされた。
なぜそうなる??と首をかしげつつも、これが意外に好みなうえに、着て見てもしっくりときた。
そして、あれだけ悩んだにもかかわらず、原田一押しの服を買っている不知火である。
自分でも納得ではあるが、あ、あれ??ともう一度一人、首をかしげた。
いっそ、教師じゃなくて、スタイリストとかになればいいのに、と思いつつ、その姿を想像し、何故か、女の子にキャーキャーいわれて囲まれてる図が浮かんで、「却下!!」と一人で首を振る。
「何やってんだ?」
と原田につっこまれたが、貝を決め込んだ。


□□■

服の買い物を終えると、スーパーへとなだれ込む。
ここからは、原田の本領発揮だ。
それなりにお金を持っている気がするが、こういった場面ではすこぶる堅実で、まるで、主婦のごとく、安いものをチェックしている。
不知火が押すカートの籠に、次々と目当てのものをいれている。
米と塩をつっこまれると、ズッシリと重くなった。
これを持って帰るのかと思うと、少しばかり口があく。
今日は、車で来ているので、運ぶのは駐車場までと、最期、マンションについてからだが・・・。
「よし、あと、あれだな。ティッシュティッシュ。」
札には、おひとり様2つまでとある。
当然のように4つ、籠に放り込んだ。
レジの近くまでくると、財布をあけて、ティッシュ二つ分のお金を不知火に差し出す。
「これで並んできてくれ」
「いいよ、原田がそれ持って別のレジ行ってこいよ。これ、あげるの重いし」
不知火には、できることが少ないので、自分の中で、重たいものを運ぶのは自分担当とひそかに決めている。
「そうか?じゃぁ頼む」
原田もその気持ちを分かっているので、すんなりと言うと、ティッシュをひきぬいて、別のレジへと並んだ。

二人がかりで荷物を詰めると、当然のように、不知火が、重たい米をつんだカートを押す。
はたから見て、これが男同士じゃなければ、すっかり役割分担のできている夫婦みたいだ。
「どこかでケーキでも買ってかえるか?」
「ケーキ?チョコケーキくいたい」
「チョコ?じゃあ、商店街の●●いくか?あそこの美味いよな」
「●●???あそこのモンブランも食いたい」
「へいへい」
いい男が二人つれそって歩いていると、主婦や女性陣が眼差しを向けるが、気付かぬふりで通り抜けた。


車に、荷物を積むと、カートを返して、車に乗り込み、エンジンをかけて走り出す。
原田なら、スポーツカーの方が似合いそうな気がするが、めったに乗らないし、小回りがどうのとか燃費がどうのとか言って、スプリンググリーンのマーチにのっている。
サングラスをかけ、ハンドルを握るさまはいかにもかっこいいが、マーチって可愛すぎないか?と常々思う不知火だ。
どうせなら、赤いフェラーリとかと想像しながら原田をみる。
「なんだ?どうかしたか?」
前方を見て、運転をしながら原田が聞いて来る。
「なんでもない」
不知火は顔をそらして、空調をいじりながら、窓の外へと目線をはずした。

途中、商店街にも寄って、すこぶる安全運転で帰宅すると、荷物運びに四苦八苦する。
二人がかりでも一人で運ぶのは無理だ。
スーパーでは、車までカートを押していけたが、マンションではそうはいかない。
しかも、マンションもかなり高い階に部屋がある。
常々思うが、原田の師匠って、何者??と思う。
もとは原田の師匠の持ち物で、師匠が、遺産相続人をすべて原田にしていたらしく、マンションも、財産も、すべて原田が引き継いだらしい。
通帳は見た事がないが、本人はいたって、金持ちらしからぬ、切り詰めた庶民勘定で切り盛りしているが、少なくとも、教師の安月給で、ここの家賃を払っているうえに、不知火の面倒までみているのだから、けっこうあるんだろうなと思う。
まぁ、別に、原田の財産が目的で一緒にいるわけではない。
むしろ、生活費を、バイトをして、少しはいれているとはいえ、ちょっとばかり申し訳なく思う不知火だ。
ちゃんと、獣医になったら、もう少しがんばって、生活費用を入れようとおもう不知火だった。

「原田、あとどんだけ?」
「これ、ティッシュと米」
「うおーっ!来たか米っ!!」
不知火が言うと、原田はクスリと笑って肩をすぼめた。
もちろん、不知火が、迷わず米を持ち上げる。
原田は残ったティッシュを手に、トランクを閉めると、リモコンでロックをかけた。
「今日の夕飯何すんの?」
「ん?ジャガイモと玉ねぎと、人参と肉でできるもの。」
原田が、エレベーターのボタンを押しながら答える。
「なんだそのアバウトなの。」
不知火がうんせと米を抱えながら聞く。
「どっちにしようかと思ってな、カレーか肉じゃがか。」
「肉じゃががいい」
不知火は即答で答えた。
原田は、またクスリと笑う。
ジャンクフードが好きな不知火だが、原田の作るご飯の中で、一番好きなのは、肉じゃがだ。
有る意味、一番手の込んで、それぞれの家庭の味がでる料理。
師匠と同じことをいう。
それだけ、原田の肉じゃがは絶品らしい。
学生時代、永倉や種村が、肉じゃがを弁当につめてくるなら3人分っ!!と必死で主張したほどである。
今でも、時々、永倉におすそわけと持っていってやるが、飛びつく勢いで受け取り、職寝室でクルンとまわってみせるくらいだ。
「肉じゃがか。じゃぁ、魚でもやいて、お浸しでもやるか。純和風になるけど」
「肉じゃががでるなら、なんでもいいっ♪」
飛び跳ねる勢いで、不知火も答えた。
「あっそ、じゃぁ野菜むくのだけ、手伝ってくれよ」
「おうっ♪」
エレベーターを降りた不知火がルンルンと前を歩いて行く。
なんだかなぁと原田は苦笑した。


□■□

荷物をすべてなおし、ひと段落すると、お湯を沸かして、珈琲をいれる。
いったん冷蔵庫にいれていたケーキの箱ををとりだして、リビングの机に置くと、いそいそと蓋をあけて、不知火が中をのぞきこむ。
「おい、どっちかだけにしとけよ。残りは明日だぞ」
「わかってるよ」
今にも、両方取り出して並べそうな勢いの不知火に原田が静止の声をあげる。
珈琲を入れ終えると、お盆にのせて、リビングへ運ぶ。
二人ともブラック嗜好なので、砂糖もミルクもいらない。
「原田はどっち食う?」
自分の分を皿にのせた不知火が、原田に問いかけた。
「んー、不知火はどっちにしたんだ?」
「俺、とりあえずチョコ」
「じゃぁモンブラン」
「へーい。」
そう言うと、モンブランを皿にいれて箱のふたをとじて持ち上げた。
原田がそれを受け取ると、冷蔵庫に片付けて戻って来た。
テレビのスイッチをいれつつ、並んでソファに腰掛け、皿に手をかける。
さっそくと、不知火が自分のケーキにフォークをさして、一口食べる。
「うまっ。やっぱ、ここのが一番うまいよな」
原田も横で、一口モンブランを口にいれながら同意した。
モグモグと口を動かしながら、不知火が、キョロッと原田の方を見る。
「なぁ、原田、一口」
原田がそう言うと、仕方がねぇなというふうに、ケーキをとりわけて、フォークにさすと、不知火の方を向けた。
満面の笑みの不知火が口をあけて、それにかぶりつく。
「俺も一口くれよ」
原田がいうと、オウッと言って、不知火も同じように、フォークにさした、チョコケーキを原田にむける。
こんなことができるのも家にいるからだ。
二人とも、甘いものは好きだが、いかんせん、女性の多い場所でそれを食べるのを、不知火は嫌う。
原田は別に気にしないが、多少とんがっている不知火としては、どうにも、恥ずかしいし、さまにならないと思うらしい。
ゆえに、美味しいケーキ屋でケーキを買って帰り、こうして、部屋で楽しむのが、楽しみのひとつだ。
ちなみに、美味しいケーキ屋さんの情報元は、沖田である。
沖田に教えてもらう時もあるし、主に、何かと沖田に買いに行かされる土方から情報をもらうこともある。
土方本人は、甘いものがすこぶる苦手だというのに、甘いものが大好物な恋人のおかげで、女の子の喜びそうな美味しい甘味やケーキの店をかなり知っていたりした。

ケーキに舌鼓をうつと、不知火が、問題集をひらく。
原田は横で、本を読む。
しばらく、静かに問題を解いていた不知火が、うーんと唸りながら鉛筆をとめた。
「どうした?」
原田が、本に指をはさみながら、不知火の方を見る。
「んー、これ、どうやってとくんだっけ」
原田が問題集を見せると、原田が首を、不知火の肩ごしからのぞかせて、それを見る。
問題を読みながら、記憶をさぐる。
「あー、これなぁ。」
読んでいる場所がわからなくならないように本を置くと、不知火の鉛筆をかりて、紙に公式を書いて説明をはじめる。
「え、じゃぁ、これがこうなって・・・ってあれ?」
つまって不知火がまた首をかしげる。
「あー、違う。そうじゃなくて、こっちをこうしてだな、こっちにこの数字をいれて」
「あっ、わかったこうだ」
「おう、正解っ」
良くやったとばかりに、横に原田が花マルをかく。
こういうところが、教師っぽい。
別に不知火だからとか、子供扱いをしているわけではなく、無意識にしているらしい。
むしろ、小学校の先生とかしていたら、勉強を進んでする子も増えるんじゃないかと思ってしまう。
大学時代にバイトで、小学生に家庭教師をしていたらしいが、その癖らしい。
教えられていた子供に妬いてしまう不知火だったりするが、原田に知られないように、向こうへ押しやった。

そしてまた、不知火は勉強に、原田は本を読み、時間が過ぎて行く。
たまには、勉強ではなく、二人でDVDを見たりすることもあるが、将来を見据えてからは、こうして、勉強にいそしむ事も多い。
こういう真面目なところを、学校でも見せればいいのにと、原田は思うが、学校では、影で単語帳をめくることはあっても、おおっぴらに勉強をしてる風体はみせない。
なんというか、そういうところが、ちょっとばかりガキっぽくて可愛いと思う原田だった。


□■□

暮れて外が暗くなるころ、原田がぱたりと本を閉じて立ち上がる。
「飯つくんの?」
クッションをかかえて問題をまだといていた不知火が顔をあげる。
「おう、でもその前に、洗濯ものいれるの忘れてた」
原田が窓口に近づいて、朝干した洗濯物を取り入れようと開ける。
「いれとくから、とっかかってくれば?」
「いいのか?じゃぁまかせた」
「取り入れるしか無理だけど」
「わかってるよ。適当に置いておいてくれ」
原田が笑って答えた。
たたむのは得意じゃない。
綺麗にたたんでなおすという概念が無い為、いたって適当で、前に一度だけ手伝ってみたが、みごとに、原田に申し訳ないがとたたみなおされた。
たたみ方を教えてもらってもみたが、いまいちうまくくいかず、そこには手をださないことに決めたのだった。

その間に、原田が米を研いだり、食材をとりだしたりと、下準備を始める。
洗濯物をとりいれて、ばさりと、ソファの上におく。
ハンガーにかけてあるものは、そのままカーテンのサンへひっかけた。
すべて取り込むと、キッチンへと向かう。
「手伝う」
「おっ、じゃぁ、これ、皮むいてくれ。肉じゃがにできるように、適当な大きさに切ってな」
「へーい」
原田から、食材と、まな板、包丁をうけとる。
手を洗うと、さっそくとりかかった。
ここに来た当初は、いちいち手伝わされるのに不平を言ったものだが、今では、それなりにこうして自発的に手伝う。
昔の自分なら、こうして、キッチンで、野菜を切っている図など想像もしなかった。
不器用だった手つきも、かなりさまになって来た。
皮むきもまだまだ分厚いが、前とくらべれば確実に薄くむけるようになった。
しかし、まだ危なっかしい。
時々手元を見ては、
「手は切ってくれるなよ」
と、注意される。
その横で、原田が手際よく、玉ねぎを切っていく。
タンタンタンタンとこぎみよく、一定の速度で刻んでいく。
しかも、あの、見事に目にしみるうえに、崩れて切りにくい玉ねぎを。
ムウッと不知火は玉ねぎを睨んだ。
「よそ見してたら、本当に手をきるぞ」
と、原田に笑われた。

食材の準備が終わると、あとは、原田の仕事だ。
味付けだとか、盛り付けだとか、その当たりは、不知火がやるより、原田が一人でやった方が断然味も見栄えもよくできあがる。
不知火は、リビングのソファに戻ると、いったん消したテレビをつけた。
何を見たいというわけでもないが、テレビをつけて、問題集を覗く。
静かな場所でポツンといるのはちょっと苦手らしく、一人で勉強していても、必ず、テレビかCDをかけている。
そうこうしていると、肉じゃがや焼き魚のいい匂いがしてきた。
コトリコトリと出来上がった皿を置く音が聞こえると、不知火は問題集を閉じて立ち上がった。
対面式の向こうがわで、原田が笑顔で不知火を見る。
「もうすぐできるぞ」
「おう」
ちょっとばかり斜に構えた返事をしつつ、カウンターに並んでいる、すでに盛り付け済みの皿をリビング側から手をのばしてひきよせる。
外にいたなら、絶対進んでこんなことはしないが、原田しかいない場所では、やる。
そして、魚用に醤油をとりに、キッチン側に行くと、料理を終えて、スイカを切っていた原田の横から、手をのばし、ひとつ掴んで口の中に放り込む。
「こらっ」
一応原田が怒るが、本気度は皆無だ。
「おっ、甘っ。原田、このスイカ当たりだぜ」
「そうか?」
そう言いながら、かぶった残りのスイカを原田の方へ向けると、ハムッと口が近づいて、不知火の指ごと食べた。
ペロッと舌が、不知火の指を舐めて、スイカだけを、口の中に残して離れる。
「本当だ。美味い」
原田がヨシヨシと首を動かしながら、残りのスイカを切り分けた。

食卓について、原田の絶品料理に舌鼓をうつ。
「明日、種村んとこでバイトだろ?由美ちゃんに、夕飯さそわれたから病院で待っててくれよ。仕事終わったらそっち寄っていくから、種村にも言っておいてくれ」
「あー」
前は、ピザ屋の宅配のバイトをしていたが、種村が「俺のとこで働け」と言って来て、むしろ強引に、バイトにされた不知火だった。
半分以上は、種村が不知火をからかうのを楽しみにしているからだが、獣医になる前に、見て置くのもいいだろ?という計らいでもある。
とはいえ、医療の仕事ができるわけもないので、受付だの、えさやりだの、糞の処理などをさせられるのだが。
そのかわり、手すきのときは、思う存分勉強してていいという、受験生としては、バイトもできて、勉強時間も作れる、破格の待遇だ。
しかも、現役の獣医師による講師付きだ。
大学も、獣医師免許をとる試験も、一発合格をしている本物がついている。
そのうえ、ちゃんと、バイト料は出る。
「てかもう、あのおっさんウザい」
「気に入ってんだよ」
「いらねぇし」
ムッスリと不知火が唇をつきだす。
行くたびに遠慮なくからかわれるうえに、馬鹿ほどきかされるおのろけ話までついてくる。
そしてもう一つ、動物に好かれる不知火だが、どうやら、通いの近所の奥様方や、お婆ちゃんにも好かれているらしい。
受付にいても、二コリともしない不知火だというのに、何故か寄ってこられて、やれ、嫁の愚痴だの、旦那の愚痴だのを聞かされるのだった。
やっと、客が帰り、げっそりとする不知火に、種村がクククと嫌な笑い方をして、
『いやぁ、いいねぇ、マダムキラーか??いいじゃないか。将来開業するなら、あぁいうお客は、持ってて損はないからな』
と言う。
でも、実際は、つまり不知火は一種の客寄せパンダ状態だった。
種村もあの陽気な性格から、奥様方やお祖母ちゃんたちの相手は得意で好意をもたれやすい。
嫌いではないが、相手をしていると、時間を食うことも多い。
不知火が好かれているのをいいことに、そのほとんどをごっそり、不知火に押しつけたともいえた。
そうして、種村はといえば、今までとれなかった休憩を裏で満喫していたりする。
「だいたいなんで、女ってあんなによくしゃべるんだ」
「なんでっつってもなぁ。まぁいろいろ家にいてたまっているってのもあるだろうし、不知火みたいなのだと、ちょっと息子ができた気分で嬉しいんじゃないか?」
「おかげで、こっちはめちゃくちゃ疲れるっつうのに」
「そうか?けっこう楽しいじゃないか。あーだこーだって言いながら、結局、旦那のことが好きとか、可愛いと思うしなぁ」
原田はどちらかというと、苦にならないタイプだ。
そりゃぁ、女性にもてるわけだよと、不知火は心の中で嘆息した。
エスコートができて聞き上手。
いくらか、いつも隣でもてないと管をまく永倉にわけてやれよと思うのだった。

食事を終え、片付け終わると、再びリビングに移動する。
不知火は、遊ぶ日は遊ぶ、勉強する日はとことんすると決めている。
今日は、勉強をする日らしい。
床に座り、ソファにもたれて問題集を開く。
原田はトンと机にスイカを置くと、不知火の横に腰を下ろした。
食事前に、不知火が取りこんでおいた洗濯物をひきよせて、たたみ始める。
不知火の肩を背もたれがわりにして、一枚一枚綺麗にたたんでいく。
器用だよなぁと思いながら、不知火は鉛筆をもてあそび、問題集をつついた。
肩から背中にかけて伝わってくるぬくもりがちょっと落ち着く。
原田に見えないのをいいことに、ひとりでフニャンとにやけたりした。


片づけを終えると、原田は本を読んだり、パソコンをいじったり、風呂に入ってきたりと過ごしてきたが、ふいに、フアアとあくびをした。
気がつけば12時だ。
「不知火、そろそろ寝るぞ?」
「んー、あともうちょい。」
不知火は机にむかい、ペロンと問題集を2ページほどめくる。
「じゃぁ先に寝るぞ?」
「うん」
フアアともう一度原田が欠伸をしてのろのろと立ち上がった。
原田が部屋に行ってしまうと、不知火はポツンとリビングに残る。
広い部屋に一人・・・・は落ち着かない。
不知火ものろのろと立ち上がり、問題集をひっさげて自分の部屋に移動した。
広いリビングよりは、幾分落ち着く。
自分の部屋だから、原田がいないのはあたりまえ。
と思えば、寂しい気持にもならない。
五月蠅くしないように、ウォークマンを引き出して、耳にイヤホンをつっこむと、さっさとノルマの2ページを片付けた。
風呂に入り、髪をかわかすと、不知火も欠伸をひとつする。
時計をみれば、もうすぐ1時を回る。
リビングの電気をパチンと消すと、当たり前のように原田の部屋にすべりこんだ。
月明かりがカーテンの隙間から入り込んで、原田の顔が青白く浮かぶ。
机などにあたって音をたてないように、不知火は、ソロリソロリとベッド近づいた。
布団をめくり、足をのせると、ギシッと音がなる。
そーっとそーっと腰をおろすと、原田の寝顔を覗き込んだ。
寝ている時は無防備で、色っぽいというよりは、ちょっと可愛いと不知火は思う。
フッと笑みを浮かべると、ゆっくりと原田に顔を近づける。
寝ている時に奪うキス。
ばれると怒られること必死のスリリング。
ただし、本当に唇には触れない。
ただ、近くまで近づいて、顔を放す。
「寝込みを襲うくらいなら、起こしてキスしろ」と言われたから、なんとなく守ってしまう。
我ながら、調教された犬みたいだなと思うが・・・・。
今日もまた、フッと近くまで顔を近づけて止まる。
大接近して、原田の寝顔を見ていると、目の前で、原田の目がパチリとあいた。

不知火は、「ゲッ」とその場で硬直した。
この言い訳のできない体勢で、ダラダラと冷や汗が流れる。
原田の目が、目の前の不知火の顔を下から舐め上げるように睨む。
「・・・・・・・・・」
互いの沈黙。
不知火も、とりあえず、身体を起こせばいいのに、言い訳をあれやこれやと巡らせて、硬直している。
あきれ顔の原田が、ゆっくりと唇を開いた。
条件反射で、怒られるっと目を閉じる。
とっさにやっと身を引こうとしたが、原田に腕をつかまれて、逃げ損ねた。
「あ・・・・あの・・・」
モニョモニョと不知火が口を開くが言葉にはなってない。
「毎回、毎回寸止めしやがって、このへたれ」
「・・・・・・・・・え??」
『何しやがるっ』と一括して叩くか蹴るかされると思ったら、全く違う答えがきた。
毎回???ってことはずっと気付かれたってことで・・・え??????え?????!!
と不知火は動揺して、目をキョロキョロと動かす。
「で?てめぇは一回でも、俺が寝てる間に、キスしたことはあるのか?」
「え・・・・」
「あるのか、無いのかどっちだ??」
原田が睨む。
「・・・な・・・・無いです」
シオシオと小さくなって不知火が答える。
「本当にか?」
不知火はコクコクと首を縦にふる。
顔が・・・・近い・・・。
「絶対か?」
さらに不知火は必死にコクコクと顔を動かす。

だから・・・・顔が近い・・。
「ならばよし」
原田がそう言うと、フッと掴まれた手が緩む。
不知火がホッとしたのもつかの間、原田がフイに顔を寄せる。
キョトンとした不知火の唇に温かい感触が重なった。
原田の唇が不知火の唇を覆う。
放されてなおもポカーンとした顔をする不知火を原田は笑った。
「だから、したかったら起こせっていっただろうが。
ペシッと額に、デコピンが飛ぶ。
『痛いっ』と不知火は額を抑えた。
ゴロンと原田が転がると、不知火はやっとのことで、ベッドの上に、身を着地させる。
どうやら、追い出されはしないらしい。
「約束に追加だな。起こしてキスする度胸もないのに、近くで寝顔をのぞくのも禁止」
「えええっ!!」
うそだぁっと不知火が呻く。
「ほら、するのか、しないのか?」
目の前で原田が自身の唇を舌で舐めた。
「する」
がばりと不知火が原田に詰め寄る。
「じゃぁ、してもよし。でも、遅いからキスだけだけどな」
「おっおうっ!!」
キラキラ目をした不知火が原田に腕を伸ばす。
チュッと音をたてて、原田の唇を奪う。
幾度かそうして、短いキスをかわすと、顔を見合わせて笑った。

原田は何度か、不知火がそんなことをしているのに気付いたが、半眼で見た不知火の顔が、すこぶる幸せそうだったので、いつも気付かなかったふりをした。
でも、朝まで起きなかった時もあるから、聞いてみた。
『してない』、という不知火の言葉に確証があるわけではないが、あの必死さは、絶対にしてない証。
もしもしていたら、絶対に、とりつくろえないほどの挙動不審な動きをするから。
仮にしてたら、腹を蹴飛ばして追い出してやろうと思ったが・・・。

見つめて、もう一度キスをする。
思った以上に、一生懸命勉強にいそしむ不知火に、少しくらい、イイコトがあってもいいだろう。
それはそのまま、自分のイイコトに繋がる気がする。
幾度となくキスをして、原田を抱き枕にする不知火が、満面の笑みで、原田の髪に顔をうずめた。

ごくごく平凡な一日。
明日も、明後日も、し明後日も、平凡でいい。

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