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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/10/06 Sat  01:45
『昔も今も・・・。−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

『昔も今も・・・。−3』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

「何してるんだ?」
互いにやっと思いを通じあえた7月。
七夕を前に、総司が短冊を机に並べて、うーんと首をひねっていた。
「んー、願い事、何を書こうかと思って」
毎年行われている、町内会の七夕祭りの笹へ飾る短冊だ。
「将来の夢が叶うようにとか?」
「えー、ないなあ」
俺が提案すると、即答で首をひねる。
「無いってことはないだろ無いってことは。」
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俺は、机にもたれかかりながら、腕を組んで総司を見る。
「だって別に興味ないし。でもうーん、どうせなら、近藤さんの役に立つ事が良いですよね。」
それでも何か考えてみようと、総司も鉛筆を顎にあてて上を向く。
「近藤さんのか、なんだろうな。教師とか?薄桜学園で。そしたら、近藤さんとも一緒に仕事できるぞ」
俺も天へ目線をあおぎながら考え、再び総司の方を見た。
「それって、もれなく土方さんがついてくるじゃないですか。嫌ですよ、口五月蠅そうだもん。一緒にいれるのは魅力的だけど、仕事とかいったら絶対五月蠅い気がするし。」
ムムッと眉間に皺を寄せている。
失礼な奴である。
「そりゃぁ、お前がすぐなまけたりするからだろうが」
俺もまけじと眉間に皺をよせて睨む。
「だって面倒くさいじゃないですか。そもそも、人の言う事きかなさそうな学生相手に、声上げてとか、嫌ですもんねぇだ」
ベェッと舌をだして目の下をめくってみせる。
「お前がいうか?言うこと気かねぇ筆頭のくせしやがって」
間違いなく、教師泣かせの先頭を行くのは総司自身だ。
確実に、自分が総司の担任になった時の苦労を想像できて、嘆息をもらす。
「それはそれ、これはこれです♪」
人の心をよそに、ニコニコ笑いながら、ポップな物言いで返してきた。
「なんか、お前が入学してきたら、苦労しそうで嫌だな。」
思うままを口にする。
「心配しなくても入学しますよ。ばっちり振り回してあげますね♪」
先ほどよりもさらにノリの良い声で言いながらピースサインをして見せた。
「いらねぇ・・・・・」
俺は肩を落としながら、げっそりと向こうを向く。
一緒にいれる事実は非常に嬉しいが、何せ、総司だ。
確実に振り回されるにきまっていた。


「はあ本当、何書こうかな。二の足踏みの、超へたれ土方さんに、告白されますようにって願い事は叶っちゃったしなぁ」
また、鉛筆を顎にあて、せわしなく動かしながら、いきなり聞き捨てならない事を言う。
「なっ、お前、毎年そんな事かいてやがったのか???」
ガタンと音をならして思わず、腰を浮かせる。
「どうでしょう」
フフと笑うと、総司が口角をあげた。
俺が総司に手で抗議をしようとすると、総司が、フフンと小馬鹿にして余裕な顔で身体をそらす。
本当に、ムカツクガキだ。相変わらずっ!!
と、歯ぎしりをした。
ギリギリと手のひらを握りしめ、拳を突き上げるようなポーズをとり、総司を睨む。
と、ニヤニヤ顔を急に真面目にして、
「あっ、願い事、ありました。」
そう言うと、総司が思いだしたとばかりに、ペンをつかむ。
置いていた短冊にさらさらと何かを書き込んだ。

『土方さんの嫁にいけますように』

覗き込んで見ると、でかでかと書かれたその願い事に、俺は手を振りあげた大勢のまま、完全にがっくりと身体を折って、床に崩れ落ちた。



■□■

昔の事を思い出し、全く変わっていない総司に苦笑した。
「ちょっと、何を一人で笑ってるんですか?」
何時の間に来たのか、総司が訝しげに俺の顔を覗き込む。
「別に」
くくくと笑いながら、総司が片付けの為に運んでいる、解体した竹筒を半分持ってやる。
早く片付けないと、にわかに空が暗くなってきていた。
まだ、祭りはこれから、夜店と、打ち上げ花火へと続くのだが、夕立がきそうな気配だった。

「土方さーん、業者の人、請求書持ってきてるんだけどー?」
向こうから、藤堂が呼ぶので、総司をかわして、竹筒を集積所に置くと、
「後でな」
と言って、来客の方へと足を向けた。

流しそうめんの設営を片付けて、神社で行われる夜店へと繰り出そうかという頃、急に雲ゆきがあやしくなってきた。
夏の空は変わりやすい。
夕立のくる気配がした。

いったん屋内に入り、わざわざ買わされた浴衣を総司に着せてやっていると、遠くの方で、ゴロゴロという音がしてきた。
「曇ってきたな。こりゃ、雨降るかな」
窓越しに外を覗き込んでいう。
ゴロゴロゴロとまた音がした。
総司はといえば、外を見ようともせずに、ゆっくりと視線を向こうの方へむける。

「相変わらず怖いのか?雷」
「・・・ちっ、違います・・・・よ」
総司が目を泳がせながら答える。
「あっ、光った」
外の様子を実況すると、途端に、総司が、ギクリと身体をゆすった。
「!!!!」
「おっ、また光った」
今度は部屋でもはっきりとわかるくらい外でフラッシュがおこる。
「!!!!こ、怖くなんかないですよっ」
意地悪な実況に、総司がいちいち反応しながらも、天の邪鬼な答えをかえす。
それでも、少しずつ近づいてくる音に、すっかり落ち着きが無い状態だ。
俺は、じーっと総司をみつめた。
まだ、着付けをしている最中で、羽織っただけの浴衣の裾をギューッと握っている。
「本当に怖くないのか?」
「こ、怖くないですから」
「そうか?じゃぁちょい、家の方へ行ってこようかな。姉貴、雷嫌いだし、義兄が帰って来てるかどうかわからねぇしな」
意地悪く言ってやる。
「!!!っ」
と、かなり近づいてきた雷が、先ほどよりも鮮やかに光を放った。
まだ、多少距離があるが、数秒数えたのち、大きな音が鳴り響いた。
「ヒッ!!」
総司が飛び跳ねて耳を抑えながら、俺の服を掴む。
「ったく、怖いんじゃねぇか、本当に素直じゃ無い奴だなぁ」
「ち、違うもんっ・・・・・っ」
とまだ意地をはりながらも、俺の服を掴んだまま、顔を押しつけて小さくなる。
ザーッと甘音も鳴り響き、ゴロゴロからドーンと響くような音に変わって来た。
俺は苦笑しながら、総司のベッドに腰掛けて、小さくなる総司を引き寄せる。
また、ピカリと稲妻が走る。
「ひゃーっ!!」
総司は、布団を引っ張るとそれを頭からかぶってから俺の懐にひっついた。
「お前、そこまでしなくても、雷様は襲っちゃぁこねぇぞ?家の中だし」
「襲ってきますっ!!」
総司が布団に隠れたまま叫ぶ。
俺は、おいおいと思いながら、布団の上から、ポムポムと総司を叩いた。

総司の雷嫌いは、俺と出会うよりも前、もっと小さい時に、近くに雷がおちた時、たまたま外にいた事から始まっているらしい。
どれだけ生意気でも、小さな総司にとって、目の前が真っ白になるような、光と怒号のような音は、さぞ怖かったことだろう。
そりゃあ確かにそんな体験をしたら、トラウマにもなるだろう。
最も、他の人の前では、自尊心の高い総司だけに、そんな様子を外には出すまいと頑張るのだが・・・。
「いったん解散してからでよかったな。周りを気にせず怖がれるだろ。」
笑いながら、布団の隙間から総司を覗き込む。
「違うもんっ」
まだ虚勢をはるが、ちらりと顔を出した瞬間、稲光が走って、また慌てて布団に隠れた。


※※※

雨がやみ、改めて、着付けをやり直すと、ポンっと総司のお尻をたたく。
「ま、こんなものだろ」
少し離れて見て、確認すると、うんと一つうなづいて、自分の着替えの為に、もうひとつの浴衣を広げる。
「土方さんのエッチ」
と、総司が呟く。
「はぁ」
なんでだよ、と俺は眉間に皺をよせながら声をだした。
「お尻ポンってセクハラしました」
浴衣の袖をもって顔の前で両手をあわせると、目だけをだしてニヨッを笑う。
その仕草が、すこぶる可愛い。
「・・・・・馬鹿か」
「ふふふん」

新しい濃い緑の浴衣姿で、嬉しそうにくるんと回った。
前に函館で着た時は、明るい色目の浴衣だったが、今回こそはと総司の希望により、少し大人っぽい色合いの浴衣を選んだ。
多少、背伸びをしている感はあるとは思うが、なかなかよく似合っている。
「勝手に言ってろ」
総司に目をむけつつも、ともすれば、そのまま押し倒してしまいたい衝動を抑え込み、自分の浴衣を着る事に専念することにした。

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十六夜桜(通称:野良猫)

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