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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/09/01 Sat  10:48
『初夏の京都、修学旅行新選組探訪録〜不原編〜−4』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。


『初夏の京都、修学旅行新選組探訪録〜不原編〜−4』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

午後からは、島原方面へ向かい、そこから、壬生へと向かう。
壬生には、新選組が屯所にしていたという八木邸や前川邸、さらに、壬生寺などがある。
新選組が好きな人間にとっては、是が非でも行きたい場所だ。
が、不知火は興味がないので、無駄にテンションをあげている沖田や、それなりに好きそうな山崎、斎藤、原田にはいまいちついていけない。
皆が壬生寺へ入って行くのを、のろのろと追いかけていた。
「おみくじひかない?」
「良いですね。」
沖田の提案に、山崎をはじめ、斎藤たちも同意する。
おみくじか・・・・と不知火は思い出す。
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確か、正月・・・といっても、随分過ぎてからだが、成人式がわりと、その他いろいろ特典付き?状態でひいたおみくじは大吉だった。
できれば、あのままの状態で、置いておきたい不知火である。
が、
「ひこうぜ」
と原田に腕をひっぱられ、問答無用でくじの箱をわたされた。
楽しい気分の時の原田は、少々強引に回りを巻き込むところがある。
普段分別の効きすぎるほどの真面目さを持ち合わせているくせに、ネジを一本飛ばしたみたいに不知火を巻き込む。
もうっ!と思うのに、流される・・・・惚れた弱み・・・である。

結局、その強引さが、いつも不知火の居場所を作るのだ。
『なんでこういう時は、強引なんだろうな』
と、ハァとため息をつきながら、不知火は、おみくじを振ってだした。
番号を見て渡された紙を受け取って開く。
原田も続いて、紙を受け取り、開いて声をあげた。
「よしっ、大吉!!1月より上がったじゃねぇか。不知火は?」
嬉しそうに紙をひらひらさせながら、肩越しに、原田が不知火の手元を覗き込んだ。
『小吉』とかかれた残念な内容に、不知火がおもいっきり苦い顔をした。
「俺の勝ちだな」
原田がニヤリと笑う。
「別に今はなんの勝負もしてねぇしっ!!だいたい、悪いほうが後は上がるだけって言ってたじゃねぇかよ」
「もとが悪けりゃな。でも、もとが大吉だもんなあ、不知火の場合。まだ下に、凶とか大凶とかあったりするぞ」
くくくとさらに意地悪い顔をして原田が言う。
「おいーっ、てめっ、生徒にそういうこと言うか?そこは、嘘でも上げてくとこだろうが」
ムッと眉間に皺をよせて不知火は原田に抗議した。
「あはは、冗談だっつうの。いいじゃねぇか。間とって中吉ってことで」
「なんだよ間って」
「俺と不知火の間をとって中吉。いいだろ、何がでても絶対大凶にはならねぇぞ。」
そう言われて、少し嬉しい不知火が、目をそらしながら、髪をいじる。
落とすだけ落としておいて、こういう人を喜ばせることを言うのだ。
うっとつまった不知火は、必死で顔が染まるのをおさえながら歯を噛んだ。

すると、向こうからも同じような会話が聞こえてくる。
「うるせぇなぁ、こういうのは、多少低いほうがいいんだよっ」
どうやら沖田よりも結果が悪かったらしい土方の叫びに、振り向いた原田は、同意をしながらそちらの輪へと入っていった。
しいて言うなら、今の気分は確かに小吉だ。
時々、原田は、不知火を喜ばせてくれたり、気を使ってくれるが、どっちにしても、イチャイチャと過ごすことは不可能で・・・どっちつかずのこの気持ちはまぎれもなく、小吉以外のなにものでもない。
『早く帰りてぇ・・・・』
不知火はまた苦い顔をしてそちらの方へ目線を送った。
卒業したら、それこそ、原田と一緒に過ごす時間は嫌でも少なくなる。
少しめげそうな気持になりながら、移動を始める皆の後ろをついて歩いた。




■□■

すべての工程を終え、ホテルでの夕食を済ませると、不知火の心は少しばかりそわそわとしていた。
15分だけとはいえ、原田と二人きりになれるチャンスだ。
沖田は、土方の部屋へ行ってしまったし、山崎と斎藤は何やら話に盛り上がっている様子だ。
今のうちに、と約束した時間より少し早いが、不知火は部屋をでた。
と、ポケットにいれていた携帯が鳴った。
手をつっこんであわてて取り出すと、着信画面には、原田の名前が浮かび上がる。
不知火は口角を上げながら、電話にでた。
「もしもし」
『不知火か?ちょっと早いが、これるか?』
「おう、今部屋でたとこ。」
『あ、待てよ、部屋じゃなくて、ロビーに来てくれ』
「ロビー?なんで?」
原田の部屋へと一目散に目指そうとする足が一瞬止まる。

『あぁ、ちょい、土方さんから用事を頼まれてな。明日の昼ごはん用の仕出し弁当の件で、最終確認に行くことになったんだ』
「えー」
不知火は思わず渋い声をあげた。
これで、二人きりの時間が無くなるのだとしたらと思うと気持ちが一気に落ちて行く。
『だからな、ちょっと二人でデートしようぜ』
と、思わぬ原田の言葉に、不知火の声はまた一気に上へと上がった。
「いいのかよ」
携帯電話に飛びつく勢いの声で不知火は声をあげる。
『ん、まぁ、教頭のお墨付きだしな、不知火も、部屋にいづらいだろうから、一緒に出かけてこいってよ。ぶらっと行って帰るだけだけどな。祇園の方だからよ。八坂神社でも寄って帰ろうぜ』
「わかった。すぐ行く」
すぐさま切って飛んで行こうとした不知火を、電話口の原田があわてて静止した。
『待て不知火っ!その前に、いったん部屋に戻って山崎と斎藤に伝えてこいよ。どうせ黙ってでてきたんだろ?』
「えーもうエレベーターのとこまで来たのに」
1秒でも早く原田のところへ行きたい不知火は、不平の声をだす。
『ちょい遅くなるし、心配するだろ。』
相変わらず、こういう所は真面目で、曲がった事が嫌いな原田が顔をだしてくる。
「わかったよ」
しぶしぶと不知火は答えて部屋へと一度戻ることにした。
それにしても嬉しいサプライズだ。
誰にも邪魔されずに、二人きりで京都の町を歩けるとは思ってもいなかった。
ゆえに、不知火は1分でも1秒でも早く、と、廊下を小走りに、移動した。


■□■

「原田っ」
ロビーに行くと、原田が壁にもたれて資料を読んでいた。
着換えて私服を着ている不知火と、シャツにネクタイという、教師スタイルの原田が並ぶと、相も変わらずへんな組み合わせだ。
タクシーに乗り、目的地を目指す。
高層ビルの少ない京都の町並みは、夜の光に包まれると、昼間よりなお、別世界のように見える。
祇園、先斗町で降りると、まずは用事をすませるべく、仕出しをあつかってくれる店へと足を運んだ。
学生の昼食に、祇園の料亭の弁当とは豪華なものだ。
時間や場所の確認と、最期のメニューの確認をして、店をでた。
ノスタルジックな石畳に、木造建築の、いかにも京都感覚あふれる路を歩く。
時折、店に呼ばれた芸子や舞子も通る。
不知火が学生じゃなければ、一件ひっかけて帰りたいくらいの情緒があふれていた。
もっとも、一見さんお断りの敷居の高い店も多く、値段も高い。
なかなか難しい話ではあるが。
「はぁ、やっぱり落ち着くなぁ、京都の町並みは」
原田は気にせず歩くが、時折すれ違う女性客が、原田や不知火の方を見る。
どこに行っても目立つ原田の容貌に、マスクでもつけてやりたくなってくる。
商店街を歩いて、八坂神社の階段を登ると、さすがに、夜ということもあり、人もまばばらだ。
本殿で手を合わせてから少し離れた人のいない場所を探す。
一息つくとハァッと大きく息を吐き出して原田が脱力した。
「疲れた」
大げさに肩を落とすアクションをすると、不知火が笑う。
「年寄りくさい」
「だってもう、おまえ、あの元気すぎる生徒をつれて歩いてみろ。いろんなものが吸い取られそうだ」
げっそりと、さらなるオーバーアクションを取る。
「なんだよ、そう言ってもけっこう先頭切って楽しんでたりするじゃねぇか」
「そりゃおまえ、そうでもないとやってられないだろ。」
ペットボトルのふたを開け、一口含みながら、原田が笑う。
「どうだか」
不知火も蓋をあけて、口に含み、原田の横にたち、木の幹に背中をつけてもたれた。
すると、横に立っていた原田がコテンと首を不知火の方の上にのせた。
「おい、あんまりくっついてたら誰かにみつかるぞ」
「だって疲れた」
「なに、ガキみたいなこと言ってんだよ。てかそれ、酒じゃねぇだろうな」
普段と違う原田に、不知火は思わず、原田の手元を覗き込む。
当然、原田が学校行事の同行中、酒を飲むはずもなく、普通のお茶だ。
あたふたとする不知火の反応に、原田は嬉しそうに笑みを浮かべると、頭を起こして、しゃがんで座る。
「酔ってねぇけど疲れた。体力は吸い取られるは、意外と不知火欠乏症」
「まじに?」
「んーってか、前から思うんだが、お前は俺をなんだと思ってるんだ。お前ほど性急な性格じゃないってだけで、気持ちは一緒だっつうの」
「だって・・・原田が涼しい顔しすぎなんだもんよ」
「経験値の差」
フフンと破顔して、原田が不知火を見上げる。
そのちょっとした仕草が、悶々としている不知火にとっては犯罪すぎる可愛さに見えて、不知火は顔を押さえた。
経験値の差と言われた暁には、いつもなら不平の一つもあげるところだが、そんなことはどうでも良いくらい、今すぐ欲しい!!!
でも、さすがの不知火も、いくらいつも空気を読まないからとはいえ、駄目な事は分かっている。
ウーンウーンと頭の中でうなりながら、手をワキワキと動かした。
その横で、原田もウーンと頭の中で思う。
『キスくらい・・・・したいよな』
が、さすがに、人通りは少ないとはいえ、いつ誰がくるともわからない場所でするのは抵抗がある。
二人、違う方向を向きながら、同じ事を思い、ため息をついた。



ホテルまでも、二人の時間を引き延ばすべく歩いて帰った。
ホテルに戻り、土方への報告を終えると、そろそろ生徒たちに寝るよう指導しに行く時間になっていた。
最終の各部屋の点呼に向かう準備の為、一度原田の部屋へと向かう。
不知火は、どうせ、向かう先が同じなので、少しでも長くいたいとついてきた。
部屋に入ると、先に点呼にでて行ったのか、永倉の姿は見当たらない。
ここぞ、とばかりに思わず二人で目線をかわした。
『せめて・・・キスくらい』
一呼吸置いて、不知火が腕をのばす。
原田は後ろ手で、鍵をカチャリと締めた。

原田の髪に不知火の手が触れると、原田は近くの壁に、トンと背中をついて、顔をかた向けた。
「んっ・・」
唇が重なる。
我慢をした後の不知火のキスはいつも濃厚だ。
1秒も逃さないとばかりに深く吸いつく。
1度重なるたび、へたくそだったキスは、今はもう、原田の腰がたたなくなりそうなくらい、上手くなった。
恋はいつも一時しのぎ、師匠を亡くした絶望は、大切なものを作ることをためらわせた。
そんな閉じた心の中に、ズカズカと入り込み、まんまと虜にしてしまった不知火に、原田もまた、1秒を惜しんで絡む。
「・・・・ぬい」
熱いと息が何度も漏れた。

思わず足をガクリとおりかけた原田を支えながら唇を放すと不知火が嬉しげに、にんまりと笑う。
「たった二日くらいとか言った人は誰だったっけか?」
「うるせぇな」
ムッスリと原田が目をそらす。
満足顔の不知火と、なんとなく自己嫌悪に陥る原田と。

修学旅行はあと1日。
短いような、長いような。
いつでも、家に帰れば一緒にいれた二人にとっては、やはり少しばかり長い旅になりそうだった。


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