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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/05/21 Mon  22:45
『思う心、手の中の宝物−1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。




『思う心、手の中の宝物−1』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

「おう、どうした?え?まじでか?てかそれならそうと、もっと早く連絡よこせっての」
朝から原田は電話の相手とえらくはずんだ声で話していた。
「あぁ、まぁなぁいろいろ大変なんだろうけどな。何はともあれめでたい話だ。おめでとう」
不知火は、ソファに寝転んで雑誌を読みながら、キッチン横の椅子に腰掛けて話している原田をちろりと見ては雑誌に目を落とす。
「へぇ、うん、いいのか?そりゃぜひ、見てみたいな。あぁぜひ、寄せてもらうよ。不知火?あぁつれてくつれてく。新八にも声かけとくよ。おう、じゃぁ来週の日曜な」
そう言ってやっと携帯の電源を切った。
自分の名前がでたことに、不知火が眉間の皺を寄せる。
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「不知火っ」
原田は嬉しそうな顔をして立ち上がり、不知火の方を向いた。
「あん?」
不知火が、雑誌を目の前でたてながら上半身を起こして原田の方を見た。
「種村んとこに赤ちゃん、とうとう生まれたらしくてな」
「あぁ、あのおっさん?とうとう昇進正面のおっさんロード確定だな」
ケッと嫌みな表情を浮かべながら不知火がニヒルな笑みを浮かべる。

種村は、原田の親友で、獣医をしている。
猫のトラの件ではずいぶんと世話になったし、不知火の進路を決めるきっかけにもなった男だ。
不知火は、けっして種村の事が嫌いではないが、顔をあわすと必ずと言って良いほどからかわれるので、少しだけ苦手である。
とうの種村は、不知火のどこがいいのか、えらく気に入っていて、原田以上に不知火を子供扱いする。
だから、不知火は、せめてもの嫌がらせに、原田と同い年の男であるにもかかわらず、「おっさん」呼ばわりを決め込んでいるのだ。

「でな、来週、赤ちゃんと一緒に嫁さんも帰ってくるらしいから、見に来いって。不知火行くだろ?」
「えぇ、めんどくせぇ。」
唇を突き出し、不平をもらす。
「なんだよ、いいじゃないか。赤ちゃんなんてなかなか見れねぇぞ」
不知火は毒つくが、原田は本当に嬉しそうな顔をして、まるで自分の子供でも生まれたような顔で破顔する。
「別に人の赤ちゃんみても楽しくねぇし」
心底面倒くさいと顔に描いて、不知火は身体を起こしながら雑誌を横にのける。
そうして開いたスペースに、原田が腰を下ろした。
原田は子供が好きだ。
女性と結婚して子供でも生まれたらきっと間違いなく、最上級の愛情を注ぐだろうことが容易に想像できた。
そのうえ、家事もできるし、女性に対してのフェミニストっぷりも、明らかに奥さんを喜ばせることうけあいだ。
そう思うと、不知火はちょっとばかり不安になる。
赤ちゃんを見て、急に子供が欲しくなったりして、自分がお払い箱になりはしないかと。
原田を守れる男になりたい不知火にとっては、まだまだ自分に自信がない。
だからつい、不安になるのだ。

「不知火、今度は赤ちゃんにでも妬いてんのか?」
お見通しの原田はくくくと意地悪な笑みを浮かべて不知火を覗き込んだ。
「ちっ、ちげぇよ、別におっさんの子供とか見ても、可愛くないかもしれねぇじゃん。おっさんに似てたりなんかしたら、もう終わってるしっ」
あわてて不知火が声をあげると、自分の指摘か正しいことを確信した原田はさらに面白そうに肩をゆすりながら笑った。
「笑うな、原田!!」
「だって・・・おかしい。あはは」
さらに笑う。
「心配しなくても、ガキは不知火だけで間に合ってるよ。大きいお子ちゃまだからなぁ」
「うるせぇな、もう、寄るな、原田っ」
ムッスリと頬を膨らました不知火が、絡む原田を押しのける。
「なんだ?よだれかけとか、おしゃぶりとかプレゼントしてやろうか?」
「いるかボケっ!!」
ウガッと口をあけて不知火が吠える。
「可愛がってやるぞ、不知火。」
「だから、いらねーっつうのっ!!!」
もうっ!と顔を原田の方へ向けると、まさに目の前に、原田の顔があり、『うわっ』と不知火が声にならない声をあげてビクリと身体を飛び上がらせた。

「いくだろ、不知火」
顔を近づけたまま、原田が笑いをころした声で言う。
唇を近づけようと思うと、いいタイミングで幅をとられてしまう。
「・・・・・・・・・・・・・・行くよ、行けばいいんだろっ!!」
蛇の生殺しのような距離感に、つまりながら、ゴクリと唾を飲み、やけくそな声で同意した。
「よし、じゃぁ、キスしてやろう」
ニッと笑みを浮かべると、原田の唇が近づく。
眉間に皺寄せ、ちろりと舌をだしながら、不知火が腕を原田にのばす。
チュッと音を立てて唇が触れると、顔を傾け、さらに原田を引き寄せる。
むさぼるように、原田の唇に吸い付いて絡んだ。



■□■
毎度毎度、どうしてこう、上手くのせられているのか・・・・
不知火は、ムッスリと頬を膨らませる。
日曜の昼日中、不知火は原田に、買い物を付き合わされていた。
種村への出産祝いの品を選ぶためだ。

せっかくの日曜なのだから、もっとこう、色気のある、デートコースに行きたい。
が、今いる場所は、なんというかもう、それすら通り越した、健全極まりない場所で。
もちろん、買い物が終わったらデートをする約束ではあるが・・・・。
今いる場所は、一生縁のなさそうな、赤ちゃん用品が数多くそろう。
小さい子供をつれた母親などは、興味津津で、二人を見た。

そりゃぁこれが、仮に、原田と二人の子供の為に選びに来たとか言うのなら、意外と楽しいかもしれないと思うが、天地がひっくりかえってもあり得ない。
そしてまた、これが、どういうわけか、不知火は、子供にえらく興味をもたれるようで・・・・・。

原田が選んでいる間、顔をしかめて立っている不知火に、無邪気な子供が笑いながら寄ってきて、へんな愛嬌をふりまかれたり、遊べと絡まれて、母親があわてて飛んできたりする。
挙句の果てには、乳母車にのった子供やら、母親に抱っこされた子供が、すれ違いざまに、服をひっぱったり、髪をひっぱったりする始末で・・・。
人相の宜しくない不知火を怖がらないのは子どものみで、親のあわてっぷりと、みごとなまでの深々とした謝罪に、げんなりとさせられた。
顔をひきつらせながら「構わない」と言えるようになったのは、自分でも進歩だと思わずにはいられない。
昔の不知火なら、確実に切れていた。


>>>
「兄ちゃ、遊ぼ」
親と一緒に来たらしい3歳くらいの子供が、大きな飴を片手に、不知火の服を掴んでニッコリと笑う。
不知火は、またかっ!!
と天を仰いだ。
ハァーっと深く息を吐き出すと、顔を作って子供の方を見下ろす。
「母ちゃんとかと来てるんだろ?知らない人に声かけてたら、怒られるぞ?」
「だって、暇なんだもん」
「暇ったってなぁ」
やれやれと、不知火が、腰を低くして、子供に目線を合わせながら、その場に座る。
へへへと嬉しそうに、子供がさらに笑みを浮かべた。
「だいたい、なんで俺なんだよ。他にもいるだろ」
「だって、兄ちゃ、遊んでくれそうだもん」
「どこが?」
不知火とて、自分の顔が、怖いことに自覚はある。
子供の言う事には、首をかしげる。
「なんとなく?それに、兄ちゃも、暇なんでしょ?」
そう言われると、そりゃもう、すこぶる暇だ。
原田は、商品を決めるまで相手にしてくれそうにないし、不知火は率先して、品定めに参加するつもりもない。
「ねぇ、遊ぼ」
「ったく、仕方ねぇガキだな。遊ぶったって何すんだ。じゃんけんでもするか?」
「じゃんけん??」
「おう、ぐーちょきぱー」
子供に分かりやすいように、手を出して、グーやチョキやパーを作る。
「あっ、知ってるー。あのねぇ、グーが、チョキに勝つの」
「そうそう、それだ。やるか?」
「やるー」
そうして、店の脇に寄った不知火が、その子供とじゃんけんをして遊びだす。
子供は嬉しそうに、キャッキャと声をだしながら不知火と遊ぶ。
勝てば嬉しそうに笑い、負けると、「もう一回」とせがむ。
そうしているうちに、子供が消えたことに気付いた親が、血相変えて飛んできた。
「カケルっ」
母親が、子供の名を呼ぶと、子供は笑顔のまま母親に振り向く。
「駄目でしょう、いつも、知らない人について行ったら駄目って言ってるでしょ。」
母親が、怒ると、子供はションボリとした顔で、下を向き、不知火の方を見た。
不知火は、困った顔で、子供を見る。
「だから言ったろ、怒られるって。ほら、母ちゃんを心配させたら駄目だぞっ」
ポンッ子供の頭を優しく叩くと、子供の背中を押した。
「すみません。本当に、うちの子供がご迷惑を」
母親が必死で子供を抱き寄せながら、頭を下げる。
あきらかに、不知火を不良か何かのように警戒しているのがわかった。
「バイバイ兄ちゃ」
背中をむける母親に手をひかれ、子供が振り向いて手を振った。
不知火は「またな」と言って笑みを浮かべて見送った。


>>>

そんな様子を見ながら、原田は、声を押し殺して笑っている。
「笑うなよ」
「だってお前・・・・」
ここが、公共の場でなければ、大笑いをしていそうな勢いの原田を睨む。

「意外に保父さんとかも似合ってるんじゃねぇか?」
「誰がなるかっ!!」
そう怒る不知火だが、腹では散々嫌がっているのに、何気にちょいちょい相手をしてやる不知火の姿が妙に面白かった。
父親といえば行きすぎだが、本当に子供のお兄ちゃんか何かのように、子供のペースに合わせて遊んでやる図は、不知火を不良のように思っているような人が見たら腰をぬかすに違いない。
「そうか?いけると思うけどなぁ」
しかし、見た目でしか不知火を判断しない人とは違い、原田は不知火を良く知っている。
だから、とても微笑ましくもあり、嬉しくも感じた。
「だぁもう、いいから早く決めろよなっ」
面白そうに不知火の顔を見てくる原田を肩で払いのけながら、不知火は、ポケットに手をつっこんでそっぽを向いた。



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十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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