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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/04/15 Sun  22:40
『始まりの約束−1』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

『始まりの約束−1』(土方×沖田 薄桜鬼SSL)

4月、校庭の桜も綺麗に咲き誇る中、総司は斎藤と共に、貼り出されたクラス割の表を見上げる。
無事、単位をクリアした二人はそろって三年生へと進級したのだ。
「ふふ、一くん、今年もよろしくね」
「あぁ、こちらこそな」
三年のクラス分け表には、相変わらずの、出席番号一番に、沖田総司。その隣に、斎藤一の文字が並ぶ。
そして、さらに不知火の名前があった。
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それを見つけると、総司が嫌な顔をした。
「不知火も一緒なのだな」
斎藤は、嬉しそうに笑みを浮かべた。
不知火が、近藤さんの道場に、原田と共に来るようになって面識もできた斎藤が、その名を見て、素直に知り合いが同じクラスで良かったなと思っているのに対し、総司は犬猿の仲ゆえに、
「迷惑な」
と言ってのける。
それでも斎藤は、軽くほほ笑んだ。
総司と不知火は、犬猿と言いながら、意外に似ている二人なのだ。
同類忌み嫌うの見本のような二人を、そうは言ってもきっと気が合うはずだと密かに斎藤は思っている。
あまり、友達を作らない総司に、そういった言いあいを遠慮なくできる相手が、自分以外にもいることが少しばかり嬉しいと思っていた。

「はぁあー、今年は土方さんが担任じゃないんだよねー。面白くないなぁ」
不知火のことは向こうへ押しやって、総司がぐちをこぼす。
そんな総司が見つめる先、自分の名前より前に書かれた担任の欄には「原田左之助」と書かれてある。
「しかし、原田先生で良かったではないか。原田先生なら、頼りにもなるし、総司とも仲が良いしな」
教室へ並んで移動しながら、斎藤が総司に顔をむけて話す。
総司は、横で腕を頭の後ろに組みながら、思いのたけを主張する。
「そーだけどさぁ、別に、サノさんは良いんだけどさぁ、土方さんが担任じゃないって事はだよ。見れる回数が極端に減るってことなんだよ」
「それは・・・まぁそうだが」
総司の強い主張に、斎藤は、口を濁すしかない。
「死活問題だよ?ただでさえ、相変わらず、忙しいだのなんだの、会えなかったりも多いのにさ。せめてもの朝と夕方の逢瀬がないってさ、もう終わってるじゃない」
「・・・・いや・・・そう・・だな」
斎藤は『どちらにしろ、朝も昼も夕方も、何かにつけて、土方先生のちょっかいをだしに行っているのでは・・・?』という言葉は飲みこんで黙った。
「何よりもだよ?サノさんが担任とか、不知火が良いとこどりみたいでムカツクっ!!」
『結局そこなのか?』とこれまた心の中で斎藤がつっこみを入れた。
「ま、まぁ、しかし、土方先生は、今年は担任の仕事はされないのだろう?ならば、少しは身体も空いて合う時間も作りやすくなるのではないか?古典の授業もうちのクラスをもたれると言っておられたのだろう?」
とりつくろって、斎藤がまた話出す。
「甘いよ、一くん。土方さんだよ?古典の授業はともかく、時間なんて、あればあるだけ仕事つっこむに決まってるじゃない。」
「そう・・か?そう・・・だな」
一度は否定してみたものの、総司に睨まれ、肯定の意を唱えるしかない。
確かに、そういうところはあると、斎藤も思うところはある。

「究極の苦労貧乏なんだから、全くっ!!」
唇をつきだしながら、教室の扉を開けると、窓際の席で足を組み、めんどくさそうに、肩肘ついて、顎をのせている不知火と目が合った。
総司はさっそく、上から見下ろすような仕草で、遠くから不知火をけん制する。
それを見て、不知火が顔の半分をヒクヒクと動かし、目を細める。
とりあえず、自由席状態で、思い思いの席を陣取る生徒たちが、すでに多数教室内に自分の席を確保して、去年同じクラスだった友達がいる面々などは、一カ所に集まって盛り上がったりもしていた。
しかし、同学年とはいえ、毎年、留年をして居座る不知火は、年がかなり違う。
容貌も格好も不良っぽく見えることもあり、自然とそこよりも離れた場所から席がうまる。
見渡してみたが、残念にも、二人そろって座れそうな場所は、不知火のそばにしかなかった。
1席あけて、総司が、ダンッと音をたてて、鞄を机にのせる。
再び不知火を睨むと、不知火も、格好をかえないまま、チッと舌うちして、総司を睨んだ。
とりあえず・・・・と斎藤は、二人が一触即発に陥らないように、二人の間にあいた席に腰をおろすことにした。


チャイムがなり、新しい担任となった原田が教室に入ってきた。
原田の顔を見るなり、総司が深いため息を吐く。
それを見た原田が思わず苦笑する。
その二人横、一番端の窓際でそっぽを向いている不知火を見てさらに苦笑をもらした。


■□■

始業式を終え、皆が下校する中、職員室を訪れた総司が、椅子に反対向きに座り、背もたれにのしかかりながら原田に毒突く。
さっそく席をはずしている俺が帰ってくるのを待つ間、原田に絡んでいるのだ。
「あぁぁーもうさぁ、今からでも土方さんとトレードしてくれない?」
「無茶言うなよ」
話を聞きながら原田が笑う。
原田とて、今日、はじめて知った。
サプライズ好きの近藤さんの意向で、生徒たちと同じように、教師も、当日になるまでどこの担任になるのか、わからない。
事前に知っているのは、校長である近藤さんと、教頭の二人だけだ。
お互いに新鮮な気持ちで向き合えるようにとの近藤さんの思いから始まったものだ。

「サノさんはいいよねー、これで毎日、不知火を見れるもんね」
「あー、まぁ、うちの場合は、家でも四六時中一緒だからなぁ、今さらという気もするが」
「あぁそう、四六時中・・・・ね・・・って、それだよ!!」
ふいに身体を起こして総司が叫ぶ。
「な、なんだ?」
驚いた原田が目を白黒させながら総司を見る。
「いいよねー、一緒に住んでるとか。僕なんて、家は別々だし、近いくせに、なかなか会えないしさぁ。泊りに行くにしても、お姉さん家だし、気を使うでしょ」
そういう割には、よく泊まりに来る総司だ。
しかも、気を使うどころか、本当の弟の勢いでとけこんで、好きな食べ物までリクエストをしている。

「ねぇねぇ、一緒に暮らすってどんな感じ?毎日同じ部屋で寝てるの?エッチも毎日したりする?」
興味津津に総司が身体をのりだす。
原田はあわてて総司の口をおさえて、廻りを見渡した。
幸いなことに、近くには誰もいない。
総司とて、一応そのあたりは確認したうえで聞いてる。
「あのなぁ、そういう事は聞くなって」
ハァとため息をつきながら、原田が肘をついて、おでこをおさえる。
「えーなんで?興味あるもん。たってさ、毎日一緒でしょ。遣り放題でしょ?」
さらに身を乗り出して、原田にコソコソ声で聞く。
「そんなわけないっつうの・・・・まぁほぼ、毎日同じベッドでは・・・寝たりするが」
否定しつつも、原田の目が泳ぐ。
「あー、やっぱりそうなんだ」
それを見て、嬉しそうに総司がニヤニヤ笑みを浮かべて詰め寄ってみせる。
「だから、一緒に寝るってだけで、その度に何かするとかねぇぞ」
寝る=行為にいたる、と変換する総司に釘をさす。
だが総司の耳には馬耳東風だ。

「ねぇねぇ、で?で?どっちが誘うの?サノさんも誘ったりする?」
「・・・・」
「僕ねぇ、いつまでたっても慣れないんだよね。土方さんがくるなぁって思うと、緊張しちゃって、ものすごく痛いし、あれってどうにかならないのかなぁ。やっぱり、毎日自分でトレーニングとかした方がいいのかな、あ、でも土方さんがへたくそとかそんなんじゃないから」
総司の質問攻めに、机に肘をつきながら聞いていた原田が、ずるりと、顎をすべらせる。
相変わらず、興味だけは人一倍で、周りは返答に困る。
しかし、本人にはいつもかなりひどい言い方をしているわりに、いないところでは、聞いてもいないのにかばったりするところが可愛いと原田は思う。
「俺に聞くなよ、そういうのは土方さんに直接聞けって」
体勢をとりなおしながら、ぼそりと呟く。
「だってさぁ、周りに男の人が好きな人ってサノさんしかいなんだもん。」
「男が好きなんじゃなくて、不知火が好きなんだっつうの。」
「もう、のろけはいいから!だいたい、土方さんに聞いたら、絶対笑うかため息つくかのどっちかだし」
即答で、総司がかえす。
「あー、まぁそうだろうけどな」
原田は仕方なしに、苦笑する。こういう切り返しは、原田も慣れてしまっている。

「サノさんはどっち?受け入れる側?それとも逆?受ける側ならぜひ教えて欲しいけどさ、やっぱり、自分で広げたりしてるの??」
「だから、そういうことを堂々と聞くなって」
とんでもない質問に苦笑しながら総司の頭に手をのばすと、指の裏で、おでこをつつく。
思ったことをすぐ口にして聞いてくるのは、本当に、不知火とよく似ている。
しかし、原田は別に、総司には惚れてはいないので、多少動揺させられつつも、余裕の面持ちでそれをかわす。


>>>

「総司、てめぇは、職員室でなんていう話をしてやがる。」
俺は、そこへ丁度帰ってきた。
総司が陣取っている俺の席の横に立ち、しっしっ、と手を動かして、どけろという仕草をする。
「はは、土方さん、さっさと総司をひきとって帰ってくれよ」
俺が職員室に入って来るのを、横目で気づいていた原田が、笑いながら総司を俺に押しつける。
なかなか席をかえしてくれない総司に、先ほど客からもらった小さな箱をわたした。
「なんですか、これ?」
椅子に座ったまま、手をのばした総司が首をかしげる。
「さっき、京都から客が来ていてな、土産にもらった」
「へぇ、なんだろ。」
箱の裏をひっくりかえし、内容をかいたシールに目をむける。
「わっ、これ和三盆糖じゃないですか!」
「好きだろ?」
おおっと歓声をあげて、立ち上がる総司から、席を取り返して腰をおろす。
「好き好き。」
さっそくとばかりに、封を解いて中身をとりだし、箱を開くと、京都らしい上品な仕上げで、可愛らしい桜の形をした和三盆の砂糖菓子が姿を現す。
「それ持って、近藤さんの所にでも行って、茶でも飲んでろ。片付いたら迎えに行くから」
「はぁい」
箱を手にして、いそいそと一粒掴んで口に運ぶと、幸せな顔をして目を細める。
「サノさんも食べる?」
「おう、じゃぁひとつもらうか」
原田も手をのばして、ひとつ、手にとる。
それを確認すると、手を振って総司は職員室からでていった。

「こころえてるなぁ」
大人しくでていった総司を見送って、原田がクククと笑ってみせる。
「あぁ、まぁ骨が折れるとは思うが一年面倒みてやってくれ」
総司の担任になった原田に、ねぎらいの声をかける。
「ははは、お気になさらずってやつだぜ、土方さん・・・まぁ、楽しい一年になりそうだ」
そう言うと、原田も机に向かって、中断していた仕事の続きを始める。

俺としても、密かに、毎朝教室で総司の顔を見て、帰りにまた見て、どうせまた会うにもかかわらず、そんな毎日が楽しみだったものだ。
ゆえに、担任から離れるのは少しばかり、寂しい思いもある。
さっさと仕事を終わらせて、総司を迎えに行こう・・・。
フウッとひとつ息を大きく吸い込むと、目の前の仕事に全力を注ぐことにした。





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Author:十六夜桜(通称:野良猫)
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あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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