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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/04/04 Wed  00:21
『出発地点、決意を呼ぶ猫−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

R18指定BL小説です。
18歳未満の方、またBL要素を含む作品が苦手な方はご遠慮下さい。




『出発地点、決意を呼ぶ猫−2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

それから不知火は、トラ猫が完治するまでの間、足しげく種村の動物病院を訪れた。
不知火自身も少々驚いている。
猫一匹に、意外と心を砕いている自分。
「おっ、今日も来たのか不知火?」
「おう。」
横柄な答え方をする不知火に、種村が苦笑する。
本当に、見た目はチャラチャラとして、いかにも不良っぽいオーラをだしているのに、根は正直で、何より、動物が不知火を気に行っている。
不知火が来ると、ケージにいる犬が尻尾をふって喜び、猫や猿が、ケージに近づいて、顔をすりよせたりしてみせる。
ちょっと、えさやりを手伝ってもらっただけだったのだが、すっかりなついてしまっていた。
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「おまえさぁ、獣医とか目指してみないか?」
繁盛期の時間を終えて、まったりとくつろぐ種村が、椅子に逆向きに座って、顎を背もたれに乗せながら下のケージの犬をあやす不知火を見る。
「獣医?」
「ああ、まぁ、正直楽な仕事じゃないし、動物好きとか、動物に好かれるってだけで務まる仕事じゃないけどな。生かしてやれる命もあるが、助けられない命の方が多いし、獣医師の仕事にゃ、それこそ、保健所での安楽死っていう嫌な仕事も含まれる。その度に、へこむこともあるが、一つの選択肢としてどうだ?やりたいことが見つからないって言ってたらだろ?俺は意外と、不知火にむいてると思ってな」
いれてやったコーヒーのステンレスカップを不知火にわたす。
それを受け取りながら、床に胡坐をかいて、不知火が種村を見上げた。
不知火にじゃれる犬が、不知火の膝の上を占領する。
「獣医・・ねぇ。でもさ、それってやっぱり金かかるよな。」
不知火は首をひねる。
「まぁ、そりゃぁな。でも何になるにしても、大学に行くなら金はかかるだろうし、ま、頭もいるけどな。国家試験に合格できないと話にならないしなぁ」
「だよなぁ。」
不知火もどうやら、まんざらではないと思っているらしい。
ただ、だからといってどこか迷い、飛びつく気配はみせない。
「不知火、お前あれだろ、原田のこと気にしてるだろ?」
「へ???・・・・」
種村に図星をつかれて不知火は言葉につまる。
「ガキのくせに、保護者の心配してんなよ。ってか、違うか、どんだけ原田のこと好きなわけ?」
「いっ・・」
「好きだろ?」
つまる不知火を追い詰めるように、種村が目をみてものをいう。
確信に迫るような眼差しに、不知火はゴクリと喉を鳴らした。
「・・・・・。」


「俺はお前ら、付き合ってるとみてるけど、違うか?」
「・・何で?」
どう答えたら良いのか分からず、不知火が当たり障りの無い質問系でかえす。
「なんとなく。原田が今までみたことないような顔してた。」
「・・・・・」
種村は、自らも珈琲を口に含みながら続ける。
「あいつに、ああいう顔させる奴は、正直初めて見たな。けっこう昔から、とっかえひっかえ、彼女作ってたけど、ぜんぜんだったもんな。本気じゃないっていうか、心ここにあらず?だから、よっぽどだなぁとちょっと思ってな」
「・・・そうだとしたらどうなわけ?」
さぐるように不知火は聞く。

「別に、良いんじゃねぇか?あいつの師匠の話ってお前知ってる?」
「うんまぁ、聞いたけど」
切り替えられて眉間に皺をよせながら、不知火が渋い顔で答える。
「へぇ、そりゃぁ、ポイント高いな、自信をもっていいぜ」
驚いた表情をしつつ、種村は嬉しそうにそう答えた。
「なんで?」
「あいつ、本当に、師匠が死んだ時のあれっぷりは半端じゃなかったからな。病院で死のうしたこともあったし。あいつ、腹に傷あるだろ?あれ、原田が自分で傷つけたんだよ。師匠が刺された場所と同じ場所・・・な」
「それは・・・知らなかった。」
また飛び出した新事実に、不知火は呆けた顔をする。
確かに、原田の腹には傷があった。何かの手術の跡かと思っていた。
「そうか。まぁさすがにそこまではな。ま、それから立ち直りはしたけど、師匠の話は本当にしなくなったからなぁ。それを話したってことは、原田にとってはかなり、心を占めたやつだってことだと思うから。ま、俺の勘だけど」
「・・・」
「てことで、不知火、原田を泣かしたら、俺が絞めるから覚悟しとけ。」
と、椅子から身体をのりだし、種村がげんこつを作って見せる。
「えー、なんで昔の友達に絞められんだよ。お前は、どっかの小姑かっての。てかそんなことしねぇし」
「ぜひともそうしてくれ。」
満足げに種村は身体をゆらした。

「てかなに、あんたこそ原田に気があるんじゃねぇの?」
不知火が睨む。
「馬鹿言ってもらっちゃぁ困るね、うちには、可愛い由美ちゃんがいるんだからな。」
「あーそう、ごちそうさん。」
不知火が、聞いた俺が馬鹿だったと白んだ顔をする。その横で、種村がくくくと意地悪く笑った。


※※※

それから数日たち、無事にトラ猫は回復を果たした。
原田は仕事があったので、不知火が一人、種村の動物病院にトラ猫を引き取りに行く。
「よーし、トラー、不知火にちゃんと可愛がってもらえよー。手抜いたら、遠慮なくひっかいてやっって良いぞー。」
種村が、トラ猫を抱きあげて笑いながら言う。
「おっさん!!」
不知火が睨む。
「あはは、本当だぞトラー、俺も原田と同じ年なのに、おっさんとか言うしなー、ひっかいてやれー。」
高い高いをするように、種村は、猫をあやす。
「うっぜぇ、原田のが、断然若く見えるっつうの。」
不知火は、持ってきたケージをカウンターに置き、すっかり勝手知ったるで、椅子をひいて、ドカッと腰をおろした。
「そう言うのはな、惚れたナントカっていうんだよ。フィルターかかってー駄目だねぇ、目が悪くなっちゃって。」
「そんなんじゃねぇぞ。どう見ても、原田の方が若いって。」
ムッとして、不知火は楽しそうに猫にかまう種村を睨み上げた。
「へいへい、たく、やだねぇ、ガキは節操がなくて。なぁ、トラっ、のろけに遠慮がなくて困ったもんだぁな。」
種村は楽しそうに、トラ猫のトラをあやしながら不知火で遊ぶ。
「てめぇこそ、さんざん、由美ちゃんがどうのってのろけやがったくせに!」
ふてくされたように、足を大きくあげて組むと、机に片肘をついて、ケッと斜め横をむく。
「そりゃぁ、お前、うちの由美ちゃんは最高級美人だからな。」
「あーそう、もう、本当うぜぇ。」
組んだ足を元にもどすと、不知火は、手をのばして、身体をかがめた種村からトラを奪い取る。
すっかり不知火になついたトラは、目の前で指をまわす不知火の指に、手をのばしてじゃれた。


持ってきたケージにトラを入れると、ケージを持って立ち上がる。
「あぁおい、くれぐれも、予防接種とか時期がきたら忘れずにうけさせろよ。それから、極力、キャットフード以外やるなよ。たまになら良いが、あまりやりすぎると、かえってトラの寿命を縮めちまうんだからな。」
帰ってしまわないうちに、何度か言った注意を種村が繰り返す。
こういう時ばかりは、真面目な獣医の顔をする。
「わーってるよ、ちゃんと、教えてもらった本とかも買って読んだし、あんたにも教えてもらったしよ。」
そう言いながら、不知火は中に入れたトラが大人しくしてるかどうか中を覗き込んで確認する。
さすがに小さい箱の中は落ち着かないのか、トラはニャァと泣いて、中から抗議の声をあげた。
不知火は大丈夫だぞっと、透明な入口部分から覗き込んで首を動かして、トラをかまう。
そうしていると、一瞬間をおいて、思い出したように種村が言った。

「あとな」
「なんだよ?まだあんの?」
不知火がうっとおしそうに種村を見る。
「ん、いや、獣医の話、本当に目指すんなら相談にのるし、いつでもこいよ。」
大人の顔だ。永倉はそうでもないが、原田といい、この男といい、土方もそうだが、どうしてこう、年上の男というのは、ハードル高く見えるのだろうと不知火は思う。
自分だって、そりゃぁいまだ高校生をやってるとはいえ、20歳になって一応、大人の仲間入りをしたというのに、どこまでいってもこいういう大人の余裕のようなものを持ちあわすことはできない。
「あーそれね、その話、原田に会っても言うなよな。ちゃんと考えてから俺から話したいからよ。」
「言わないさ。ちゃんとよく考えて自分で決めてから話せ。将来のことなんてのは、最期は自分の責任なんだし、後悔しないようにな。違う選択肢にしても、相談にのるぜ」
むかつくことにこの男、これまた、不知火よりも背が高い。
ほんの少し身をかがめて不知火の顔をのぞきこむ。
「わかってるよ。あっそうだ、これ原田がわたしとけって。」
「ん?」
不知火が、自分のポケットから、袋をとりだし、それを受け取って種村が中をのぞく。
「治療費、たしにはならねぇだろうけど、これから世話になることもあるんだし、わたしとけって。」
「はーん、たく、いいって言ってるのに、変わらねぇなぁ原田も。律義なやつ。じゃぁありがたくもらっとくよ。どうせ返しても持ってきそうだからな、あいつ」
本当に、よく原田のことをわかっている。
不知火は、別に種村のことを嫌いとは思わないが、こういうところはやはり、ちょっと嫉妬してしまう。
まぁ、ここにきている間、散々きかされた奥さんののろけ話のおかげで、全く敵にもならないのは分かっているのだが・・。
種村はひらひらと袋をゆらすと、ポケットにそれをつっこんだ。

「じゃ、帰る」
不知火が今度こそ背を向けると、入口の方へと歩き出した。
「原田によろしくな。ってかまた一緒に飲もうぜって言っといてくれ。不知火が妬くから、新八つきでなーってな。」
不知火の反応を楽しもうと、嫌な顔をして笑いながら言う。
「やな言い方。」
ドアノブに手をかけながら、不知火が顔をしかめて振り返る。
「ま、不知火つきでもいいけどな。面白いし。」
「からかうのがだろ。」
人懐っこい種村にすっかり気に入られた不知火は、頬を膨らませてそっぽをむく。
「あたりまえ。」
したりと、口角をあげて笑う種村に、不知火は下から指をたてると、今度こそ病院を後にした。


■□■

「お帰り」
マンションに帰りつくと、先に帰っていた原田が鍵の音を聞きつけて、玄関口にでてきた。
「おう、ただいま。もう帰ってたんだ?」
「あぁ、思ってたより早く終わってな。で、トラ帰ってきたか?」
「おう。」
トラの入ってるケージをちょっとあげて原田に見せる。

「早くだしてやろうぜ、うちに慣れてくれるといいんだけどなぁ。」
原田もどうやら楽しみにしていたらしく、目を輝かせて、リビングの方へ呼びいれる。
リビングに入ると、帰ってくるまでにと用意しておいてくれたのだろう、すでに猫トイレや、一緒に選びにいった、餌用の入れ物などが並べられていた。

「トラーでてこーい。」
ケージを床におろして、入口をあけ、二人で中を覗き込んでトラを呼ぶ。
見知らぬ環境に警戒したトラが、入り口に顔をだしては、中へひっこむ。
あまりのぞいてやっても出にくかろうと、二人はお茶をいれてゆっくりと待つことにした。

なかなかでてこないので、二人でテレビを見ていると、やっとトラが外にでて、二人のいるソファの上にトンと飛び乗る。
「ニャア」
声を上げて二人の間に転がると、ふあぁと大きく欠伸をして丸くなった。

それを見て、原田がプッとふきだして笑う。
「はは、こいつ、不知火みてぇな猫だな。」
「はぁ?」
原田が猫に手をのばし、毛並みを撫でながら言う。
「つれてきてすぐ警戒しまくってたのに、このくつろぎよう、来た時のお前みたいで笑える。」
「なっ、俺、こんなんじゃねぇぞ、もっと遠慮したぞ。」
聞きづてならないと、不知火が、原田に歯をむいて異議を唱える。
「いきなり俺と付き合えとかいうやつがか?」
「うっ・・」
思い出しながら原田がさらに笑う。

フニャァ。
トラは転がると、原田の胸元にすりよってじゃれる。
「むっ、こらトラッ、原田になれなれしく触ってんじゃねぇ」
不知火がそんなトラを睨む。
原田はそんな不知火の行動に、さらに大きくふき出した。
「不知火、猫に嫉妬してどうすんだお前」
「だって」
思わず不知火が膨れる。
「なぁトラ、へんな飼い主で大変だなぁ。」
原田はトラを覗き込むと、抱き寄せて持ち上げ、トラの口にキスをした。

「わーっ!!!!」
不知火が大声で叫ぶ。
くくくと原田が笑いながらそんなトラを向きをかえて持つと、今にもトラに文句を叫びそうな不知火の口に、トラの唇をつけた。
「!!」
「トラの間接キス。」
原田がさらに笑う。
「がーっ!!間接キスより、生キスがいい。しろ、させろ、すぐさせろーっ!!」
不知火が叫ぶ。
「本当に、面白い奴。一緒にいるとあきねぇな。」
仕方ないなぁと、顔をかた向けると、原田の唇が不知火に触れる。

ニャッ!!
その下で、トラが二人に挟まれて文句の声をあげる。
顔をはなした原田に、不知火が少し真面目な顔で声をだした。
「あのさぁ、トラのことで我儘聞いてもらった後でなんなんだけど、聞いてほしい話があるんだけどさ。」
「ん?なんだ?」
原田が、不知火を見つめあまま首をかしげる。
「あ、でも今じゃなくてさ、もうちょっと待って欲しいんだ。俺ももうちょい考えたいし。」
「わかった、待ってるよ。」
「うん。あっ、でていくとか、そんな話じゃないぞ」
「はは、わかってるよ。」
必死な顔をして言う不知火がおかしい。
前に、種村と電話をしていて聞いた話で、なんとなく想像をしている原田は、笑みをこぼしながらもう一度、今度は不知火の頬にキスをした。


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プロフィール

十六夜桜(通称:野良猫)

Author:十六夜桜(通称:野良猫)
野良猫と申します。
あっちでは薄桜鬼、こっちでは白華の檻と乙女ゲーに踊らされております。

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