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薄桜鬼オンリーイベント【ゆきさくら 第五章】

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2012/03/13 Tue  23:17
『もどかしの、バレンタイン-2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)

『もどかしの、バレンタイン-2』(不知火×原田 薄桜鬼SSL)


「不知火、起きてるか?」
「うーん。」
次の朝、部屋をのぞくと、不知火がモソモソと布団の中を動いて返事を返す。
鼻をズズズとすすり、喉もかれている。
男前も、台無しと言う状態だ。
入れて来たさ湯を不知火にわたし、額に手を当てる。
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「熱は、とりあえず下がったな。てか、うわっ、シャツが汗だくじゃねぇか、すぐ着換えろ。」
「面倒くさい。」
さ湯を飲みながら、不知火が顔をしかめる。
「馬鹿言ってるんじゃねぇよ。そういうのが、悪化するもとなんだからな。」
箪笥をさぐり、着替えを見つくろうと、不知火の前に、積み上げる。
不知火が、口を半開きにしたまま、ズズズと鼻をすする。
原田は、ティッシュの箱をつかむと不知火の方へ投げた。
それをつかむと、1枚ぬいて鼻をかむ。
「はぁ・・・かっこ悪い・・・・。」
不知火がぼやく。
「風邪ひいてんだから、仕方ねぇだろ。別に嫌にならないから、存分にカッコ悪い顔してろ。」
原田が笑いながら、不知火が脱いだ服を受け取る。
「あーもう、ここ数年、風邪なんてひかなかったのによー。」
鼻声で毒づく不知火に、原田が意地悪な笑みを浮かべながらかえす。
「良かったじゃねぇか、馬鹿は風邪をひかないっていうからな。てっきり、そうだと思ってたが、馬鹿じゃなくて良かったな。」
「原田ーっ!!」
ガシガシと不知火の髪をまぜっかえす原田の手を、不知火がはらいながら、ベッドに不貞腐れて転がる。
「いやいや、良かったよかった。」
「おいーっ。」
原田が楽しそうに破顔するのを、恨めしげに睨み上げた。

「さて、どうする?もう、昼飯近い時間だし、食べるなら作るが、薬は飲んどくか?」
「いらねぇ。」
ゴロンと転がって背を向ける。
「薬も嫌いか。本当にお子様だな。」
「・・・っ、いらねぇったらいらねぇ。」
いっそう不貞腐れて、背を向けたまま、枕をつかむ。
「そうか、じゃぁ、昼飯もいらねぇか。」
「それはいるっ。」
去ろうとする原田の腕を振り返って勢いよくつかむ。
原田は、不知火を一瞬凝視すると、吹き出し笑いをした。
ウッとつまって手を放すと、不知火は、完全に背を向け布団にもぐり込む。
「待ってろ、美味いやつ作ってやるから。」
笑いを我慢したような声で、原田は返すと、部屋をでていった。


■□■

「んーっ、こんなもんか?」
昼食を終え、ひと片付けしてから、しばらく二人で話をしていたが、また不知火が少し熱がでてきたので寝かしつけ、原田はキッチンで、PCから印刷した説明描きを読みながら何やら奮闘をしていた。
「黄身に、砂糖に、牛乳、ココアパウダー、チョコレート。うん、間違ってねぇよな。」
手を動かしながら、工程を確認し半信半疑で何かを作る。
「うーん、これで、本当に固まるのか?まぁでも、間違ってねぇよな?」
工程の最期までやり遂げて、ボールをのぞきこむ。
小指の先を中の液体につっこんでそ、れを口に運んで舐める。
「味は悪くないよな・・・・まぁ、なるようになれだな。」
フムと、一人うなずくと、ボウルにラップをかけ、冷凍庫にスペースを作って放り込んだ。
あとは、それが冷やし固まるのと、不知火が目を覚ますのを待つだけだ。

鬼の居ぬ間とばかりに、気になっていた部分の掃除や、片付けをすませ、ソファに座ってテレビをつけた。
「静かだな・・・。」
テレビのリモコンをいくつか押して、チャンネルをかえてみるが、いまいち思う番組もみつからない。
いつもなら、ソファには不知火が陣取っていて、なんだかんだと話をしたり、うっとおしいくらい絡んできたりするものだが、それもない。
「一人の時って、こんな静かなもんだったっけか?」
師匠がなくなり、不知火が来るまでの間、確かに一人でここに暮していたし、そりゃぁ、ナンパした女性と遊び歩き、帰ったら寝るだけだったこともあるが、師匠がいないことに慣れてからは、それほどこんな静寂を気にすることもなかった。
ハァッとため息を吐き、ソファに転がって、不知火が置きっぱなしにしていた漫画雑誌を読んでみるが、やはりどうにも落ち着かない。
時折、目は、不知火がいる部屋の方へと動く。
「なんだかなぁ。」
開いたままの雑誌を顔にかぶせてもう一度ため息を吐いた。

テレビ画面では、バレンタインフェアなどの催しの盛況ぶりが映し出され、華やいだ明るい表情のカップルが楽しそうに話をする。
なんとなく、空しくなってリモコンに手を伸ばし、電源を切った。


※※※

「原田ー、なんか飲みもんねぇの?水じゃないやつ。」
いつの間にか寝ていたらしい原田が、不知火の声に目を覚ます。
「ん?あぁ、なんだ起きたのか不知火。」
ぼんやりとした頭を振って、覚醒を促し、腕をのばして背伸びをする。
「うん、原田も寝てたのか?」
「あー、そうみてぇだな。で、何?飲みもんか?」
ソファから立ち上がり、不知火の顔を見ながら、キッチンへ向かう。
「冷蔵庫探ってみたけど、無かったからよう。」
「あーそういや、切らして、冷やすの忘れてた。あるのはあるはず、ちょい、待ってろ。」
床下収納を開けて、中を物色する。
新しいコーラーのペットボトルを見つけてとりだし、氷をグラスにいれて、それを注ぐ。
と、氷をだすついでに、昼間しこんだボールを覗き込むと、いい具合に固まっているように見えた。
それを取り出して、スプーンですくうと、ガラスのいれものに、適量すくってうつした。


原田のかわりに、ソファに座った不知火に、コーラーのグラスを置く。
「サンキュー。」
時折、咳をしながら、テレビのスイッチを入れる不知火が礼をのべる。
さらにその横に、先ほどのガラスの入れ物を置いた。
「何?うおっ、アイスクリームじゃん。喉があつかったから助かるっ。」
入れ物の中のチョコレートアイスに、不知火が目を輝かせた。
「味の保証はできねぇけどな。」
「へっ?」
原田が言うと、不知火が、首をかしげる。
「それ、一応手作り。」
「まじで???アイスって家でつくれんの?」
不知火が驚く。
「らしいな。俺も正直、初めて作ったから味とか出来栄えとかよくわからないんだが、一応、今日バレンタインだし、ケーキとかも考えてたんだが、今ならアイスの方かいいかと思って急きょネットで調べて作ってみたんだ。」
「バレンタイン・・・・?げっ!!今日2月14日か!!忘れてたっ。」
カレンダーに目を向けて、あせった顔で不知火が原田の顔を見る。
「やべぇ、俺、なんもしてねぇのに。めちゃくちゃ嬉しいかも。」
スプーンを手にとると、不知火が、アイスをすくって口に運ぶ。
「うめぇ。」
「本当か?」
まだ心配そうに、不知火の方を原田が見る。
「まじうめぇぞ、これ。」
「そりゃぁ、何よりだ。」
「原田は食ってねぇの?」
「あぁ、まだ食べてない。」
「じゃぁ一緒に喰おうぜ。」
一口分、スプーンにすくって原田の方へむける。

が、あっという顔をしてふととまる。
「あっ、そうか、同じスプーンで食ったら、うつる・・。」
不知火がバツが悪そうに止まったスプーンを眺めると、原田は黙って口をあける。
顎をしゃくって促した。
「いいのか?」
声をださず、首を動かして、同意する。
不知火は笑みを浮かべると、原田の口へ、スプーンを運んだ。
「本当だ、けっこういけるもんだな。」
口に広がるほのかな甘みと、チョコレートの風味が心地良い。
「だろ。あーでも、チョコレートケーキも捨てがたかったよなぁ。だけど、風邪ひかなかったら、アイス食えなかったかもだし、微妙だな。」
原田が、自分の分も、入れ物にいれて戻ってくるのを見ながら不知火がぼやく。
パクパクと口に運ばれて、すぐに入れ物の中が空になる。
お代りをよそってやりながら、ソファーの横に腰かけた。
「じゃぁ、チョコレートケーキは今度作ってやるよ」
「まじ?ラッキー!!」
ニヒヒと歯を見せて不知火が笑う。
「だから、早く治せよ。」
「おうっ!!」
熱も曳いて、かなり顔色もよくなった不知火に原田は安堵する。
すっかり、不知火がいることに慣れている自分自身に、原田は苦笑しながら、そんな幸せそうな不知火の顔を見ていた。



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